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トマトソース

歴史として、トマトソースである可能性があるものについて最初に記述したのは、後にニュースペインに移住したスペイン王国のフランシスコ会修道士である、ベルナルディーノ・デ・サハグンによって、テノチティトラン(メキシコシティ) の市場で売られていた調理済みソースについて記している。

その後、1692年に出版されたスペイン（ナポリ総督）の執事, 兼シェフであるイタリア人のアントニオ・ラティーニの著書『 Lo Scalco alla Moderna：現代の執事 』はトマトソースを含む最初の料理本であり、その中で『 サルサ・ディ・ポモドーロ・アッラ・スパニョーラ 』" Salsa Di Pomodoro Alla Spagnola "として紹介されている。

そのレシピから、初期のトマトソースは現代における一般的、ステレオタイプなトマトソースとは違い、アステカ由来のエッセンスが含まれたサルサに近いソースであったことが伺える。