ソース・サムライ
ソース・サムライ(仏:Sauce Samouraï)は、ベルギーのポピュラーなソースで、フランスでも広く知られている人気のソースである。
概要
ネーミングは、日本の “ 侍 ”(さむらい)にちなむが、日本発祥のソースではない。 フランスのマヨネーズソース(Sauce Mayonnaise:ソース・マオンネーズ)から派生したソースに分類される。 ベルギーで、2000年代初頭から人気となり、今や定番のソースとなっている。 市販もされており、商品説明の一例では「トマト風味の激辛ソースです。高品質のドレッシング、パプリカ、赤唐辛子をベースにしています。」と記載されている。 ベルギーのフライドポテト(Belgian Fries:ベルジャン・フリッツ)と食すのが定番である。
構成
トマトペースト、またはトマトケチャップ、マヨネーズ、インドネシアのサンバル、チュニジアのハリッサで構成されている。 日本の家庭や庶民的な店で作られるケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせたオーロラソースにデスソースなどの激辛調味料を加えれば近いものが出来る。
用途
サムライソースは、フライドポテトを中心とし、フィッシュ・アンド・チップスなどの揚げ物に主に使われる。 また、サンドイッチ、ハンバーガー、ケバブなどに用いられたり、肉の串焼き、グリルチキンなどのディップソースとして添えられる。
ハラキリソース
ハラキリソース(Harakiri Sauce)は、マヨネーズとサンバルを半々に混ぜたもので、ネーミングは日本の武士道の慣らいの一つである “ 切腹 ”(せっぷく)に因む。
映画
2011年に公開されたオリヴィエ・バルー監督作のフランスのコメディ映画『Les Tuche』3(レ・トゥシェ)の主人公(俳優:ジャン・ポール・ルーヴ)が、ソース・サムライを使ったことでフランスでも一躍有名となった。
関連項目
- フランス料理のソースの分類学
- ソース・マオンネーズ
- ベルジャン・フリッツ
- レ・トゥシェ:フランス映画