「ソラナム・ペンネリ」の版間の差分

提供: Tomatopedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の5版が非表示)
15行目: 15行目:
 
|亜属 = [[ペトタ亜属]] <small>''Petota''</small>
 
|亜属 = [[ペトタ亜属]] <small>''Petota''</small>
 
|節 = '''[[トマト属|トマト節]]''' <small>''Sect. Lycopersicon''</small>
 
|節 = '''[[トマト属|トマト節]]''' <small>''Sect. Lycopersicon''</small>
|学名 = ''Solanum pennellii'' <br><small>Correll</small>
+
|学名 = ''Solanum pennellii'' <small>[[ドノヴァン・コレル|Correll]]</small>
 
|和名 = ソラナム・ペンネリ
 
|和名 = ソラナム・ペンネリ
 
}}
 
}}
'''ソラナム・ペンネリ'''(学名:''Solanum pennellii'')は、[[ナス属]](''Solanum'')[[トマト属|リコペルシコン属]](''Sect. Lycopersicon'')の野生トマトで、ガラパゴス諸島、ペルー、チリ北部に自生する。
+
'''ソラナム・ペンネリ'''(学名:''Solanum pennellii'')は、[[ナス属]](''Solanum'')[[トマト属|リコペルシコン属]](''Sect. Lycopersicon'')の野生トマトで、ペルー北部からチリ北部、ガラパゴス諸島にかけて自生する。
 
栽培トマトである[[トマト|ソラナム・リコペルシカム]](''Solanum lycopersicum'')の改良のため、乾燥耐性などの研究が盛んに行われている。
 
栽培トマトである[[トマト|ソラナム・リコペルシカム]](''Solanum lycopersicum'')の改良のため、乾燥耐性などの研究が盛んに行われている。
  
65行目: 65行目:
 
==== リコペルシコン(''Lycopersicon'') ====
 
==== リコペルシコン(''Lycopersicon'') ====
 
*[[ソラナム・チースマニエ]](''Solanum cheesmaniae''):ガラパゴス諸島。
 
*[[ソラナム・チースマニエ]](''Solanum cheesmaniae''):ガラパゴス諸島。
*[[ソラナム・ガラパゲンセ]](''Solanum galapagens''):ガラパゴス諸島。
+
*[[ソラナム・ガラパゲンセ]](''Solanum galapagense''):ガラパゴス諸島。
 
*[[ソラナム・ピンピネリフォリウム]](''Solanum pimpinellifolium''):エクアドルからチリ、ガラパゴス諸島。
 
*[[ソラナム・ピンピネリフォリウム]](''Solanum pimpinellifolium''):エクアドルからチリ、ガラパゴス諸島。
 
*[[トマト|ソラナム・リコペルシカム]](''Solanum lycopersicum''):一般的なトマト。
 
*[[トマト|ソラナム・リコペルシカム]](''Solanum lycopersicum''):一般的なトマト。

2022年7月3日 (日) 10:30時点における最新版

ソラナム・ペンネリ
Wild Tomato - Solanum pennellii.png
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids
: ナス目 Solanales
: ナス科 Solanaceae
: ナス属 Solanum
亜属 : ペトタ亜属 Petota
: トマト節 Sect. Lycopersicon
学名
Solanum pennellii Correll
和名
ソラナム・ペンネリ

ソラナム・ペンネリ(学名:Solanum pennellii)は、ナス属Solanumリコペルシコン属Sect. Lycopersicon)の野生トマトで、ペルー北部からチリ北部、ガラパゴス諸島にかけて自生する。 栽培トマトであるソラナム・リコペルシカムSolanum lycopersicum)の改良のため、乾燥耐性などの研究が盛んに行われている。

分類学

外部分類

ナス属(Solanum)の中で、リコペルシコンの項はペトタ亜属に分類される。 形態学的および分子レベルで行われた系統研究により、この属は単系統であることが示されている。 これらの調査で判明した近縁種の属との関係を以下の系統図に示します。

ペトタ亜属Subgenus petota



 ソラナム・リコぺルシコイデス(Solanum sect. Lycopersicoides




 ソラナム・ジャグランディフォリア(Solanum sect. Juglandifolia



 ソラナム・リコペルシコンSolanum sect. Lycopersicon





 ソラナム・ペトタ(Solanum sect. Petota




 ソラナム・ツベロスム(Solanum sect. Etuberosum



内部分類

リコペルシコン(Sect. Lycopersicon)は、13の種が4つのグループに区別されています。

ネオ・リコペルシコン(Neolycopersicon

  • ソラナム・ペンネリSolanum pennellii):ペルー、ガラパゴス諸島。

エリオペルジコン(Eriopersicon

アルカナム(Arcanum

リコペルシコン(Lycopersicon


種間の系統的な関係は、まだ疑いの余地があり明らかにされていない。 しかし、野生種のソラナム・ペンネリ(Solanum pennellii)が他のすべての種の基底にあると仮定すると、本種は単型のネオ・リコペルシコン(Neolycopersicon)グループに入れられる。 エリオペルジコン(Eriopersicon)グループの4種は、ほとんどが枝分かれした花序と緑色の果実を形成します。 また、自殖性で非分枝の花序に緑色の果実をつける3種は、アルカナム(Arcanum)グループに入れられている。 赤からオレンジ色の果実を持つ4種がリコペルシコン(Sect. Lycopersicon)グループを形成しています。