「Β-トコフェロール」の版間の差分

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多くの植物油に低濃度で含まれているが、綿実油にのみ多く含まれている。<br>
 
多くの植物油に低濃度で含まれているが、綿実油にのみ多く含まれている。<br>
 
植物の代謝物として、また食品成分としての役割を担っている。<br>
 
植物の代謝物として、また食品成分としての役割を担っている。<br>
<p>β-トコフェロールと[[α-トコフェロール]]は、強力な抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンであるビタミンEの天然型である。<br>
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<p>β-トコフェロールは抗酸化作用を示すが、α-トコフェロールよりも抗酸化作用が弱い。</p>
β-トコフェロールは抗酸化作用を示すが、α-トコフェロールよりも抗酸化作用が弱い。</p>
 
<p>β-トコフェロールとα-トコフェロールは、生体膜(特に多価不飽和脂肪酸を多く含む生体膜)の安定化に必須であると考えられており、強力なペルオキシルラジカルスカベンジャーであり、多くの組織でシクロオキシゲナーゼの活性を非競合的に阻害し、プロスタグランジンの産生を減少させる。<br>
 
また、ビタミンEは、血管内皮増殖因子(VEGF)遺伝子の転写を抑制することにより、血管新生や腫瘍の休眠を阻害する。</p>
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2021年7月2日 (金) 22:25時点における版

β-トコフェロール(Beta-Tocopherol)は、トコフェロールの一種でビタミンEと見なされている化合物の1つである。
多くの植物油に低濃度で含まれているが、綿実油にのみ多く含まれている。
植物の代謝物として、また食品成分としての役割を担っている。

β-トコフェロールは抗酸化作用を示すが、α-トコフェロールよりも抗酸化作用が弱い。

関連項目

ビタミンEトコフェロールα-トコフェロールγ-トコフェロール