「シソ類」の版間の差分

提供: Tomatopedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
21行目: 21行目:
 
APG IIIに記載されているこの分類群は、4つの目と、まだどの目にも含まれていない5つの科で構成されている。
 
APG IIIに記載されているこの分類群は、4つの目と、まだどの目にも含まれていない5つの科で構成されている。
 
=== 目 ===
 
=== 目 ===
*(Garryales)
+
*ガリア目(''Garryales'')
*(Gentianales)
+
*リンドウ目(''Gentianales'')
*シソ目(Lamiales)
+
*シソ目(''Lamiales'')
*[[ナス目]](Solanales)
+
*[[ナス目]](''Solanales'')
  
 
=== 科 ===
 
=== 科 ===

2021年9月27日 (月) 16:31時点における版

シソ類
Asterids.png
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids

シソ類(Lamiids)は、非公式に「Euasteridae I」と命名されていた真正双子葉類のグループである。 「Lamiidae」という名称は、1987年にソビエトの植物学者アルメン・タハタジャンによって、いくつかの詳細で周縁が異なるグループを示すために初めて使用された。 タハタジャンはロシア語で「Lamiidae」の記述を行ったが、その名前は1993年にアメリカの分類学者ジェームズ L.リビールが1993年にこのグループのラテン語の記述を行うまで、適切に検証されなかった。 「Lamiidae」は、1992年にリチャード・オルムステッドと共同研究者が発表した論文の中で、「タハタジャンのこの分類群はキク類亜網に対応する」と述べられ、この分類群と正式に関連付けられた。

特徴

シソ類の最も顕著な共通点は、単純な穿孔を持つ木部血管の存在である。

構成

APG IIIに記載されているこの分類群は、4つの目と、まだどの目にも含まれていない5つの科で構成されている。

  • ガリア目(Garryales
  • リンドウ目(Gentianales
  • シソ目(Lamiales
  • ナス目Solanales

  • Boraginaceae
  • Vahliaceae
  • Icacinaceae
  • Metteniusaceae
  • Oncothecaceae

分類学

シソ類には、以下の目がある。

  • クロタキカズラ目(Icacinales
  • メッテニウサ目(Metteniusales
  • ガリア目(Garryales
  • ヴァーリア目(Vahliales
  • リンドウ目(Gentianales
  • ナス目Solanales
  • シソ目(Labiates
  • ムラサキ目(Boraginales

系統図

シソ類(Euasteridae I)の系統図は以下の通りである。

コア・シソ類

ヴァーリア目からムラサキ目までは非公式で「コア・シソ類」(Core Lamiids)としてまとめられています。

キク類内・シソ類(Euasteridae I)

 クロタキカズラ目(Icacinales




 メッテニウサ目(Metteniusales




 ガリア目(Garryales


コア・シソ類

 ヴァーリア目(Vahliales



 リンドウ目(Gentianales



 ナス目Solanales



 シソ目(Labiates



 ムラサキ目(Boraginales






コール & ヒルガー(2015年)

2015年、ドイツのコール・テオドール(Theodor C. H. Cole)と、ヒルガー・ハートムット(Hartmut H. Hilger)によって発表された研究論文(DCPS:ダーレム植物科学センター)では、以下を示しています。
※ヴァーリア目(Vahliales)は割り当てられていません。

シソ類Lamiids
クロタキカズラ目(Icacinales

 クロタキカズラ科(Icacinaceae



 オンコテカ科(Oncothecaceae





 メッテニウサ目(Metteniusales


 

 ガリア目(Garryales




 リンドウ目(Gentianales


 

 ナス目Solanales




 シソ目(Labiates



 ムラサキ目(Boraginales