航空母艦 赤城のチキンライス
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空母 赤城のチキンライス(Chicken Rice from the Aircraft carrier Akagi)は、大日本帝国海軍の空母 赤城(あかぎ)の艦内厨房で調理され、乗組員の兵食として出されていた料理である。
赤城
赤城の艦名は群馬県前橋市の赤城山にちなんで命名された。 日本海軍の軍艦としては、摩耶型砲艦の赤城に続いて二隻目。 同型艦の天城同様、巡洋戦艦の命名基準に則り山から名前が取られ、その名前のまま空母に改装された。 航空母艦命名に関して明確な命名標準が設けられたのは昭和8年12月18日付 海軍大臣から侍従長宛文書「海軍大臣官房 官房機密第2417号」、およびそれに対して返信された同年12月19日付 侍従長から海軍大臣宛書簡によってである。
赤城は、天城型巡洋戦艦の2番艦として起工された未成艦を空母に改造され、三段式空母として完成したが、後に一段全通式空母に改装された。 1942年(昭和17年)6月のミッドウェー海戦で沈没した。
2019年10月21日、ポールアレン財団は深海調査船ペトレルが中部太平洋の水深5,490メートルの海底で赤城本体を発見したと発表した。
材料(兵食 4人分)
- 鶏肉:400g
- 玉ねぎ:200g(大1個)
- にんじん:400g(2・1/2本)
- 白米:720g
- 圧搾麦:240g
- カレンズ(干しブドウ):適量
- グリンピース(缶詰):50g
- トマトケチャップ:100cc
- スープ:適量
- 塩・こしょう・ラード:少量
作り方
- 白米、圧搾麦を水洗いしておく。
- 鶏肉はできるだけ細かく切り、玉ねぎ、にんじんは皮をむいた後、小さな賽の目切り(小さなサイコロ状)とし、缶入りグリンピースは、開封後熱湯を通しておく。
- 1・2の材料が調えば、熱した鍋にラード少量を溶き、1を加えて炒めながら、さらに2の材料を加えて炒めた後、スープ(コンソメで可)を注ぎ、トマトケチャップを加え、塩・こしょうで味を整え、適度の水加減で炊飯して食卓に提供する。
注意
すべて食材を炒めた後には、別の鍋に移して炊飯したほうがよい。
同じ鍋で炊飯した場合、釜膚に焦げ付きができてしまい、蒸気の過熱が平均せず、よい出来上がりとならない。
兵員の評判=兵員の嗜好は100%! 意外の好評を得た。
第二艦隊主計科『研究献立集』(昭和10年度)