ポルトガルの魚介類一覧
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ポルトガルは魚介類の料理が豊富である。 年間消費量は国民1人当たり約60kgで、これはヨーロッパで群を抜いており、魚の消費量は世界第3位~4位である。
貝類
二枚貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
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アメイジョア・ボア (Amêijoa Boa) |
ヨーロッパアサリ (Ruditapes decussatus) |
マルスダレガイ科アサリ属。1984年に日本と同種のアサリを導入したことで混在して生息している。両種は同属で外観で判断することは困難だが、ボアは2本の水管が分岐していることで判断できる。 | |
(Amêijoa Macha) |
アフリカアサリ (Venerupis corrugata) |
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コンキーリャ (Conquilha) |
ナミノコガイ (Donax trunculus) |
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アメイジョア・ヘロージオ (Amêijoa Relógio) |
タイセイヨウカガミガイ (Dosinia exoleta) |
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(Ameijola) |
ヨーロッパワスレ (Callista Chione) |
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(Lamejinha または Lambujinha) |
サギガイモドキ (Scrobicularia plana) |
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アメイジョア・ブランカ (Amêijoa Branca) |
ヨーロッパウバガイ (Spisula solida) |
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ベルビゴン (Berbigão) |
ヨーロッパザルガイ (Cerastoderma edule) |
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ザンブリーナ (Zamburiña) |
フランスニシキガイ (Chlamys varia) |
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ヴィエイラ (Vieira) |
ヨーロッパホタテ (Pecten maximus) |
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リングヴェイラオン (Lingueirão) ナヴァリャ (Navalha) |
カミソリガイ (Solen marginatus) |
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メシリャオン (Mexilhão) |
ムール貝 (Mytilus spp.) |
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オストラ (Ostra) |
ポルトガルガキ (Crassostrea angulata) |
アジアへ来航および植民地化を目的として来訪した船に付着した稚貝によって繁殖した。台湾の名物である「蚵仔煎」の牡蠣は同種である。 |
巻貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
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ブリエ (Burrié) カラムージョ (Caramujo) |
ヨーロッパタマキビ (Littorina littorea) |
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(Canilha) |
シリアツブリボラ (Bolinus brandaris) |
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ブジオ (Búzio) |
ツロツブリボラ (Hexaplex trunculus) |
腹足類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | ラパ (Lapa) |
カサガイ (Patella) |
カサガイのグリルはアゾレス諸島の代表的な料理。 |
155px | ラパ・ブラヴァ (Lapa Brava) |
アラスジカサガイ (Patella aspera) |
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155px | ラパ・マンサ (Lapa Mansa) |
ヒラカサガイ (Patella candei) |
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ラパ・ブラ (Lapa Burra) |
セイヨウトコブシ (Haliotis tuberculata) |
頭足類
タコ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ポルヴォ・カベスド (Polvo Cabeçudo) |
イチレツダコ (Eledone cirrhosa) |
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ポルヴォ (Polvo) |
マダコ (Octopus vulgaris) |
タコの主な名産地はポルトガル最南端の沿岸地域であるアルガルヴェ地方と南西部のコスタ・ヴィセンティーナ海岸が有名である。 |
イカ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ショコ (Choco) |
ヨーロッパコウイカ (Sepia officinalis) |
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ルラ (Lula) |
ヨーロッパヤリイカ (Loligo vulgaris) |
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ポタ (Pota) |
ヨーロッパマツイカ (Illex coindetii) |
排他的経済水域を含むポルトガル領に生息する種。 |
甲殻類
エビ
カニ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ナヴァリェイラ (Navalheira) |
ベルベットクラブ (Necora puber) |
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サントーラ (Santola) |
ヨーロッパクモガニ (Maja squinado) |
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サパテイラ (Sapateira) |
ヨーロッパイチョウガニ (Cancer pagurus) |
蔓脚類
棘皮動物
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
オルリーソ・ド・マル (Ouriço do Mar) |
ヨーロッパムラサキウニ (Paracentrotus lividus) |
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オルリーソ・ド・マル・ビコ・クルト (Ouriço do Mar Bico Curto) |
ヨーロッパバフンウニ (Psammechinus miliaris) |
魚類
タラ目
ニシン目
イワシ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ビケロン (Biqueirão) |
モトカタクチイワシ (Engraulis encrasicolus) |
ペティンガ(Petinga) | |
(Sardinela Lombuda) |
カタボイワシ (Sardinella aurita) |
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サルディーニャ (Sardinha) |
ニシイワシ (Sardina pilchardus) |
ニシン
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
サーヴェル (Sável) |
ニシンダマシ (Alosa alosa) |
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アレンケ・ド・アトランティコ (Arenque do Atlântico) |
タイセイヨウニシン (Clupea harengus) |
ダツ目
サンマ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
アグリャオ (Agulhão) |
ニシサンマ (Scomberesox saurus) |
サヨリ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
アグーリャ・クロコジーロ (Agulheta Crocodilo) |
オキザヨリ (Tylosurus crocodius) |
トビウオ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ぺイシェ・ヴォアドール (Peixe Voador) |
ハマトビウオ (Cheilopogon pinnatibarbatus) |
ボラ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
タイーニャ・リサ (Tainha Liça) |
(Chelon labrosus) |
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タイーニャ・オリャルヴォ (Tainha Olhalvo) |
ボラ (Mugil cephalus) |
カレイ目
カレイ
ヒラメ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
カルタ・デ・ビコ (Carta de Bico) |
(Citharus linguatula) |
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ホドヴァーリョ (Rodovalho) |
(Scophthalmus rhombus) |
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(Pregado) |
イシビラメ (Psetta maxima) |
ポルトガル北部とガリシア地方で養殖も行っている。 |
マトウダイ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ペイシェ・ガロ (Peixe Galo) |
マトウダイ (Zeus fabe) |
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ペイシェ・ガロ・ブランコ (Peixe Galo Branco) |
ミナミカガミダイ (Zenopsis conchifer) |
キンメダイ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
サロンゴ (Salongo) |
キンメダイ (Beryx Splendens) |
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インペラドール (Imperador) |
ナンヨウキンメ (Beryx decadactylus) |
スズキ目
タイ科
アジ科
アジ
カンパチ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Charoteiro) |
ヒレナガカンパチ (Seriola rivoliana) |
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(Lírio) |
カンパチ (Seriola dumerili) |
アゾレス諸島のサンミゲル島で外洋養殖を行っている。 |
カマス科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ビクーダ (Bicuda) |
(Sphyraena sphyraena) |
ホウボウ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ルイボ (Ruivo) |
ロングフィン・ガーナード (Chelidonichthys obscurus) |
サバ科
サバ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Sarda) |
タイセイヨウサバ (Scomber scombrus) |
ノルウェーサバ | |
カヴァーラ (Cavala) |
タイセイヨウマサバ (Scomber colias) |
ノルウェーサバに似ているが腹部に斑点がある。 | |
カヴァーラ・コムン (Cavala Comum) |
マサバ (Scomber japonicus) |
カツオ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ジュデュー (Judeu) |
マルソウダ (Auxis rochei) |
ジュデューは “ ユダヤ人 ” の意味。 | |
(Sarrajão) |
タイセイヨウハガツオ (Sarda sarda) |
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ガイアド (Gaiado) |
カツオ (Katsuwonus pelamis) |
Bonito guiado |
マグロ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
アトゥン (Atum Voador) |
ビンナガ (Thunnus alalunga) |
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アトゥン (Atum Albacora) |
キハダ (Thunnus albacares) |
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アトゥン (Atum Patudo) |
メバチ (Thunnus obesus) |
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アトゥン (Atum Rabilho) |
タイセイヨウクロマグロ (Thunnus thynnus) |
カマスサワラ属
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Cavala da India) |
カマスサワラ (Acanthocybium solandri) |
サバ亜目
カサゴ亜目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
カンタリーリョ (Cantarilho) ボカ・ネグラ (Boca Negra) |
ミナミアフリカユメカサゴ (Helicolenus dactylopterus) |
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ラスカッソ・ヴェルメーリョ (Rascasso Vermelho) |
(Scorpaena scrofa) |
カタプラーナやカルディラーダに使われる。 |
イボダイ亜目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Pampo) |
(Stromateus fiatola) |
スズキ亜目
バショウカジキ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
イスパダールチ (Espadarte) |
メカジキ (Xiphias gladius) |
フグ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ぺイシェ・ポルコ (Peixe Porco) |
ネズミモンガラ (Balistes capriscus) |
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ぺイシェ・ルワ (Peixe Lua) |
マンボウ (Mola mola) |
マンボウは20世紀まで珍味とみなされていた。現在では日本を含む東アジアの一部の地域でのみ消費されている。欧州連合はフグ毒の恐れから漁獲と消費を禁止しているが混獲による水揚げはある。 |
ウナギ目
ウツボ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Moreão) |
チチュウカイウツボ (Muraena helena) |
アナゴ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
コングロ (Congro) サフィオ (Safio) |
ヨーロッパアナゴ (Conger conger) |
ヤツメウナギ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ランプレイア・マリーニャ (Lampreia Marinha) |
ウミヤツメ (Petromyzon marinus) |
ポルトガル、スペイン、フランスでは珍味とされている。回遊性で産卵期に川を遡上する。主な産地はミーニョ川、モンデゴ川、テージョ川、グアディアナ川。アローシュ・デ・ランプレイアが有名。 |
軟骨魚綱類
アンコウ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
タンボリル (Tamboril Comum) |
ニシアンコウ (Lophius piscatorius) |
アローシュ・デ・タンボリル | |
タンボリル・プレェト (Tamboril Preto) |
(Lophius budegassa) |
アローシュ・デ・タンボリル |
エイ
サメ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
パッタ・ロシャ (Pata Roxa) |
ハナカケトラザメ (Scyliorhinus canicula) |
体長は40~50cm。リタォゥン(Litão)フェジョアーダ・デ・リタォゥンがある。 | |
レイタオン (Leitão) |
クログチヤモリザメ (Galeus melastomus) |
体長は50~80cm。底引き網や延縄漁で偶発的に混獲され、商品価値は低い。大型の個体は生鮮、乾物や塩漬けにされる。乾物は庶民のクリスマス料理でタラの代わりに古くより使われている。 | |
カサォン (Cação) |
スムーズハウンド (Mustelus mustelus) |
体長は100~120cm、最大200cmに達する。イギリス諸島から南アフリカまでの大西洋東部、地中海、マデイラ島、カナリア諸島に生息する。 | |
ガトゥ (Gata) |
ヨロイザメ (Dalatias licha) |
体長は1.5m。ガトゥは “ 猫 ” の意味。クロタチモドキの延縄漁で混獲される。マデイラ島のカマラ・デ・ロボスでは乾物にする。国際自然保護連合は準絶滅危惧とし、欧州連合で漁獲が禁止された。 | |
リシャ (Lixa) |
モミジザメ (Centrophorus squamosus) |
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カロッショ (Carocho) |
マルバラユメザメ (Centroscymnus coelolepis) |
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(Sapata) |
ヘラツノザメ (Deania calcea) |
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(Galhudo) |
アブラツノザメ (Squalus acanthias) |
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バローゾ (Barroso) |
ウロコアイザメ (Centrophorus granulosus) |
タロウザメ | |
トゥバルン・プレーゴ (Tubarão Prego) |
キクザメ (Echinorhinus brucus) |
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トゥバルン・アネキム (Tubarão Anequim) |
アオザメ (Isurus oxyrinchus) |
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チンツレイラ (Tintureira) |
ヨシキリザメ (Prionace glauca) |
海藻
魚卵
塩蔵・乾物
画像 | 現地名 | 一般名 | |
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バカリャウ・セコ (Bacalhau Seco) |
(Dried and Salted Cod) |
干し鱈。ポルトガル人のアイデンティティと呼べる代表的な食材。15世紀の大航海時代に長い船旅に耐えうる保存食として生まれ、ポルトガル料理に不可欠な伝統食材となった。 | |
リタォゥン (Litão) |
(Dried Shark) |
ハナカケトラザメやクログチヤモリザメを乾燥させたもの。貧しい庶民がバカリャウの代用としたのが起源。現在ではクリスマス料理には欠かせない伝統的な高級食材。シーズンには高騰する。 | |
バカリャウ・デ・カマラ・デ・ロボス (Bacalhau de Câmara de Lobos) |
(Dried and Salted Kitefin Shark) |
ヨロイザメを乾燥させたもの。“ カマラ・デ・ロボスの干し鱈 ” として地元で消費されている珍味で広く流通していない。浜辺や漁船にサトウキビで身を広げて干されている光景は風物詩。 | |
オーヴァシュ・デ・ポルヴォ・セカス (Ovas de Polvo Secas) |
(Dried Octopus Roe) |
タコの卵を乾燥させたもの。アルガルヴェ地方の市場にならぶ名物。カラスミと同様に薄くスライスして炭火やコンロで軽く焙って食すのが定番。ビールやワインの肴になる。 | |
ガイアド・セコ (Gaiado Seco) |
(Dried Skipjack Tuna) |
カツオの干物。マデイラ島の最東端に位置するマチコ市の漁村カニサルの名物。塩を振り、1ヶ月も天日干しにするため日本の干物とは異なり、硬化している。主にエスカベッシュに使われる。 | |
ムクサマ・デ・アトゥン (Muxama de Atum) |
(Dry Cured Tuna) |
マグロの生ハム。アルガルヴェ地方の伝統的な珍味。 |
缶詰
画像 | 現地名 | 一般名 | |
---|---|---|---|
オーヴァシュ・デ・バカリャウ・エン・アゼイテ (Ovas de Bacalhau em Azeite) |
(Cod Roe in Olive Oil) |
タラの卵のオリーブオイル漬け。 | |
オーヴァシュ・デ・サルディーニャ・エン・アゼイテ (Ovas de Sardinha em Azeite) |
(Sardine Roe in Olive Oil) |
イワシの卵のオリーブオイル漬け。 | |
オーヴァシュ・デ・カヴァーラ・エン・アゼイテ (Ovas de Cavala em Azeite) |
(Mackerel Roe in Olive Oil) |
サバの卵のオリーブオイル漬け。 | |
パテ・デ・オーヴァシュ・デ・ペイシェ (Patê de Ovas de Peixe) |
(Fish Roe Pate) |
魚卵のパテ。ヨーロピアンヘイクやタラなどが一般的。 | |
エンギーア・エン・モーリョ・デ・エスカベシュ (Enguias em Molho de Escabechee) |
(Eels in Pickled Sauce) |
ウナギの缶詰。リスボンで1942年創業のコムル社が特に有名。ポルトガルにおける缶詰の歴史博物館もあり、名所や土産品として観光客に人気が高い。伝統的なエスカベシュで味付けされている。 | |
ランプレイア・ア・ミニョータ (Lampreia à Minhota) |
(Minho Lamprey Stew) |
ヤツメウナギの缶詰。アローシュ・デ・ランプレイア |
※ポルトガルは缶詰大国であり、その中でも特徴的なものを挙げている。世界各国で一般的に製造されているものは割愛する。