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| <div class="mainpage-content" id="fa_and_ga"> | | <div class="mainpage-content" id="fa_and_ga"> |
| <!-- =============== 最古の絵 =============== --> | | <!-- =============== 最古の絵 =============== --> |
− | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 最古の絵</span></h2> | + | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 日本最古の絵</span></h2> |
− | [[ファイル:kanou tanyu tonasubi.png|190px|right|thumb|『草花写生図巻』雑/狩野探幽(東京国立博物館)]] | + | [[ファイル:kanou tanyu tonasubi.png|390px|center|thumb|『草花写生図巻』雑/狩野探幽(東京国立博物館)]] |
− | <p>我が国における[[トマトの歴史|トマトの歴史]]としては、江戸時代の寛文年間に長崎へ伝来したのが始まりとされる。</p> | + | <p>我が国における[[トマト年表|トマトの歴史]]としては、江戸時代の寛文年間に長崎へ伝来したのが始まりとされる。</p> |
| <p>日本でトマトが登場する最も古い絵は、江戸幕府(当時:徳川四代将軍・家綱)の御用絵師・狩野探幽(かのう たんゆう)により1668年(寛文8年)に描かれた『草花写生図巻』春・夏・秋(各1巻)、雑(2巻)である。</p> | | <p>日本でトマトが登場する最も古い絵は、江戸幕府(当時:徳川四代将軍・家綱)の御用絵師・狩野探幽(かのう たんゆう)により1668年(寛文8年)に描かれた『草花写生図巻』春・夏・秋(各1巻)、雑(2巻)である。</p> |
− | <p>その中で「[[「トマトの別称」一覧|唐なすび]]」という名称で描かれている。<br> | + | <p>その中で「唐なすび」という名称で描かれている。<br> |
| 作中には「木の長さは約120センチくらいで、ツルはない。月徳(人物)の庭の唐なすびというものである。寛文8年7月12日」という旨の内容が記されている。</p> | | 作中には「木の長さは約120センチくらいで、ツルはない。月徳(人物)の庭の唐なすびというものである。寛文8年7月12日」という旨の内容が記されている。</p> |
| <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;"> | | <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;"> |
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| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 最古の文献</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 最古の文献</span></h2> |
| [[ファイル:Yamato Honzo.png||190px|right|thumb|『大和本草』国立科学博物館]] | | [[ファイル:Yamato Honzo.png||190px|right|thumb|『大和本草』国立科学博物館]] |
− | <p>日本でトマトが登場する最も古い文献は、江戸時代の本草学者・儒学者である貝原益軒(かいばら えきけん)により1709年(宝永7年)に刊行された『大和本草』全21巻である。</p> | + | <p>日本でトマトが登場する最も古い文献は、江戸時代の本草学者・儒学者である[[貝原 益軒]](かいばら えきけん)により1709年(宝永7年)に刊行された『大和本草』全21巻である。</p> |
− | <p>その巻之九 草之五・雑草の中で「[[「トマトの別称」一覧|唐ガキ]]」という名称で紹介されている。<br> | + | <p>その巻之九 草之五・雑草の中で「唐ガキ」という名称で紹介されている。<br> |
− | そこには「唐柿は、他に珊瑚ナスビという俗名がある。葉はヨモギに似て大きく、ナンテンやスイカの葉に似ている。どの葉っぱも大小向かい合い、小さい部分は左右対称にくっついている。実はホオズキよりも大きく、実を包んでいるものはない。熟すと赤く、イヌホオズキのようである。稲若水(とうじやくすい*本草学者)いわく天ナスビだという。ロウヤ柿も天ナスビといわれるが、それとは異なる。」という旨の内容が記されている。</p>
| + | 『唐柿は、他に珊瑚ナスビという俗名がある。葉はヨモギに似て大きく、ナンテンやスイカの葉に似ている。どの葉っぱも大小向かい合い、小さい部分は左右対称にくっついている。実はホオズキよりも大きく、実を包んでいるものはない。熟すと赤く、イヌホオズキのようである。稲若水(とうじやくすい*本草学者)いわく天ナスビだという。ロウヤ柿も天ナスビといわれるが、それとは異なる。』という内容が記されている。</p> |
| <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;"> | | <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;"> |
| 唐ガキ<br> | | 唐ガキ<br> |
| <br> | | <br> |
| 又珊瑚茄ト云俗名ナリ 葉は艾葉ニ似テ大ナリ 又南天燭西瓜ノ葉に似タリ 毎葉小片兩々相對シテ大小相挾メリ 實ハホウツキヨリ大ニシテ殻苞ナシ 熟スレハ赤シ 其廾子ハ龍葵ノ如シ 稲若水曰天茄子ナリ 老鴉眼睛草ヲモ天茄ト云ソレニハ非ズ<br> | | 又珊瑚茄ト云俗名ナリ 葉は艾葉ニ似テ大ナリ 又南天燭西瓜ノ葉に似タリ 毎葉小片兩々相對シテ大小相挾メリ 實ハホウツキヨリ大ニシテ殻苞ナシ 熟スレハ赤シ 其廾子ハ龍葵ノ如シ 稲若水曰天茄子ナリ 老鴉眼睛草ヲモ天茄ト云ソレニハ非ズ<br> |
− | <br> | + | <br>『大和本草』原文</p> |
− | 『大和本草』原文</p> | |
| <p>この『大和本草』に登場する「唐ガキ」は、1668年(寛文8年)狩野探幽が『草花写生図巻』で描いた「カボチャ形トマト」ではなく、現代でいう[[ミニトマト]]のようなものであったことが文中から推測できる。</p> | | <p>この『大和本草』に登場する「唐ガキ」は、1668年(寛文8年)狩野探幽が『草花写生図巻』で描いた「カボチャ形トマト」ではなく、現代でいう[[ミニトマト]]のようなものであったことが文中から推測できる。</p> |
− | <p>俗名「[[「トマトの別称」一覧|珊瑚なすび]]」の珊瑚とは宝石サンゴの一つで装飾品として加工されていた赤珊瑚(アカサンゴ)の色だと思われる。<br> | + | <p>珊瑚なすびの珊瑚とは宝石サンゴの一つで装飾品として加工されていた赤珊瑚(アカサンゴ)の色だと思われる。<br> |
| この赤珊瑚を加工した品の中に球状の珊瑚玉というものがあるが、加工部分によってはロウヤガキのような長球状のものもある。<br> | | この赤珊瑚を加工した品の中に球状の珊瑚玉というものがあるが、加工部分によってはロウヤガキのような長球状のものもある。<br> |
| だが、装飾品は赤珊瑚の原木を削り出して研磨加工するものであり、至って大型のものはない。<br> | | だが、装飾品は赤珊瑚の原木を削り出して研磨加工するものであり、至って大型のものはない。<br> |
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| <li style="display: inline-block;">[[File:Tamasango.png|thumb|3px|150px|タマサンゴ]] </li> | | <li style="display: inline-block;">[[File:Tamasango.png|thumb|3px|150px|タマサンゴ]] </li> |
| <li style="display: inline-block;">[[File:Tomatillo.png|thumb|3px|150px|トマティーヨ]] </li> | | <li style="display: inline-block;">[[File:Tomatillo.png|thumb|3px|150px|トマティーヨ]] </li> |
− | <li style="display: inline-block;">[[File:Syokuyo Hozuki.png|thumb|3px|160px|食用ほおずき]] </li> | + | <li style="display: inline-block;">[[File:Syokuyo Hozuki.png|thumb|3px|150px|食用ほおずき]] </li> |
| </ul></div> | | </ul></div> |
| <!-- =============== 最古のレシピ =============== --> | | <!-- =============== 最古のレシピ =============== --> |
− | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 最古のレシピ</span></h2> | + | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 日本最古のレシピ</span></h2> |
− | [[ファイル:Seiyo ryoritsu.png|190px|right|thumb|『西洋料理通』加賀文庫]] | + | [[File:Japanese Old Cook Books - Seiyo Ryori Tsu in 1872 by the author Kanagaki Robun.png|thumb|right|190px|西洋料理通(明治5年)]] |
− | <p>日本でトマトが登場する最も古いレシピは、仮名垣魯文(かながき ろぶん)が1872年(明治5年)に執筆した『西洋料理通』である。</p>
| + | 日本でトマトが登場する最も古いレシピは、[[仮名垣 魯文]](かながき ろぶん)が1872年(明治5年)に執筆した『[[西洋料理通]]』である。 |
− | <p>横浜に居留していたイギリス人が日本の傭人(雑事を担当する者)に料理を命ずる際の手控え帳を魯文が手に入れ編纂し、挿絵は幕末から明治にかけて活躍した天才絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)が手掛けた。<br>
| + | 横浜に居留していたイギリス人が日本の傭人(雑事を担当する者)に料理を命ずる際の手控え帳を魯文が手に入れ編纂し、挿絵は幕末から明治にかけて活躍した天才絵師、[[河鍋 暁斎]](かわなべ きょうさい)が手掛けた。 |
− | それにより、とても見ごたえのある芸術的な側面をもつ作風となっている。<br>
| + | その中で『[[スチユードトマース]]』という調理名で紹介されている。 |
− | <p>その中で「蒸赤茄子の製法」という調理法で紹介されている。<br>
| + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:明治のトマト料理 |明治のトマト料理]]</div> |
− | この「スチュード・トマート」は、現代で例えるならトマトのみで作った簡素なシチューである。</p>
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− | <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;">赤ナスを細かく切って蒸し鍋に入れ、塩、こしょうを散らし静かに煮ること20分、酢をいれさらに5分煮る<br>
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− | <br>
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− | 『西洋料理通』抜粋</p>
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| <!-- =============== 料理 =============== --> | | <!-- =============== 料理 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 料理</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 料理</span></h2> |
− | [[ファイル:Tomato takikomigohan.png|190px|right|thumb|『トマトの炊き込みご飯』<br>[[和風トマト料理]]の一例]] | + | [[ファイル:Japanese Tomato Dishes - Takikomi Gohan with Tomatoes.png|190px|right|thumb|『トマトの炊き込みご飯』]] |
− | <p>世界には様々な国々の様々な[[世界のトマト料理|トマト料理]]が存在する。
| + | 世界には様々な国々の様々なトマト料理が存在する。 |
− | [[日本のトマト料理|日本におけるトマト料理]]といえば、主に我が国に定着し認知度を得た海外料理や洋食をイメージするのが一般的ともいえる。<br>
| + | 日本のトマト料理といえば、主に我が国に定着し認知度を得た海外料理や洋食をイメージするのが一般的ともいえる。 |
| だが、もぎたてのトマトをその場でかぶりついたり、一般的に例えるなら[[冷やしトマト]]の様な、素直に素材そのものや情緒を味わう“極み„ともいうべき食し方も日本人としては挙げざるおえないだろう。 | | だが、もぎたてのトマトをその場でかぶりついたり、一般的に例えるなら[[冷やしトマト]]の様な、素直に素材そのものや情緒を味わう“極み„ともいうべき食し方も日本人としては挙げざるおえないだろう。 |
− | 近年はそれを別の形で昇華するが如く、和食の食材としてスマートに取り入れ、それ相応に[[和風のトマト料理|和風]]に調理される食材になってきている。</p>
| + | 近年はそれを別の形で昇華するが如く、和食の食材としてスマートに取り入れ、それ相応に和風に調理されるようにもなってきている。 |
− | <p>『[[和食のトマト料理|トマトの炊き込みご飯]]』</p>
| + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:食文化|食文化]] - [[:カテゴリ:日本のトマト料理|日本のトマト料理]] - [[:Category:日本の新トマト料理|日本の新トマト料理]]</div> |
− | <p>炊飯器に、米(2合)、しょうゆ、みりん、酒(各大さじ1)、塩(ひとつまみ)、トマト(1個)、生姜千切り( 適量)、塩昆布(適量)を上に散らして炊飯し、炊きあがったら適度に混ぜ合わせる。</p>
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− | <p>※トマトは湯引きして皮をむき、丸のままでも、皮付きで適度な大きさにカットして投入してもよい。<br>
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− | あくまで和風、シンプルな材料と調理法、塩昆布がアクセントになっている。</p>
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| <!-- =============== トマトの日 =============== --> | | <!-- =============== トマトの日 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image">🍅</span><span class="mainpage-heading-title">トマトの日</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image">🍅</span><span class="mainpage-heading-title">トマトの日</span></h2> |
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| <!-- =============== フィボナッチ数列 =============== --> | | <!-- =============== フィボナッチ数列 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 フィボナッチ数列</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 フィボナッチ数列</span></h2> |
− | [[ファイル:tomato_wikii_fibonacci_number.png|300px|center]] | + | [[ファイル:tomato_wikii_fibonacci_number.png|190px|right]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>トマトをモチーフにした黄金長方形内の正方形の列と対数螺旋の図。<small>*トマトペディア オリジナル</small></p> | | <p>トマトをモチーフにした黄金長方形内の正方形の列と対数螺旋の図。<small>*トマトペディア オリジナル</small></p> |
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| <!-- =============== トマト祭 =============== --> | | <!-- =============== トマト祭 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 トマト祭</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 トマト祭</span></h2> |
− | [[ファイル:La Tomatina.png|300px|center|thumb|カメラにトマトを投げつける参加者]] | + | [[ファイル:La Tomatina.png|190px|right|thumb|カメラにトマトを投げつける参加者]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>[[トマティーナ|トマティーナ]]は、スペイン(バレンシア州)の街、ブニョールで8月の最終水曜日に行われる世界で最も有名なトマト祭。<br> | | <p>[[トマティーナ|トマティーナ]]は、スペイン(バレンシア州)の街、ブニョールで8月の最終水曜日に行われる世界で最も有名なトマト祭。<br> |
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| <!-- =============== 人物 =============== --> | | <!-- =============== 人物 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 人物</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 人物</span></h2> |
− | [[ファイル:Thomas Jefferson.png|300px|center|thumb|トーマス・ジェファーソン(1743年4月2日 - 1826年7月4日)]] | + | [[ファイル:Thomas Jefferson.png|190px|right|thumb|トーマス・ジェファーソン(1743年4月2日 - 1826年7月4日)]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
− | <p>[[トマト年表|トマトの歴史]]といえば、新大陸へ渡った[[クリストファー・コロンブス]]や[[エルナン・コルテス]]が登場してくるのは世界的に既知である。<br> | + | <p>トマトの歴史のキーパーソンといえば、新大陸へ渡った[[クリストファー・コロンブス]]や[[エルナン・コルテス]]が登場してくるのは世界的に既知である。<br> |
− | しかし、アメリカ合衆国建国の父と賞された第3代アメリカ合衆国大統領[[トーマス・ジェファーソン]]は | + | しかし、アメリカ合衆国建国の父と賞された第3代アメリカ合衆国大統領[[トーマス・ジェファーソン]]はトマトの歴史におけるキーパーソンであり、パイオニアであったことは、日本ではあまり知られていない。<br> |
− | [[「トマトの歴史に関連するキーパーソン」一覧|トマトにおけるキーパーソン]]であり、パイオニアであったことは、日本ではあまり知られていない。<br>
| + | 彼は大統領、兼トマト愛好家であり園芸家で研究者でもあった。</p> |
− | 彼は大統領、兼トマト愛好家であり栽培家で研究者でもあった。</p>
| + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:人物|人物]] - [[:カテゴリ:トマトの歴史に関連するキーパーソン|キーパーソン]]</div> |
− | <Div Align="right">[[:カテゴリ:歴史|歴史]] - [[:カテゴリ:人物|人物]]</div> | |
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| </div> | | </div> |
| <!-- =============== 学者 =============== --> | | <!-- =============== 学者 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 学者</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 学者</span></h2> |
− | [[ファイル:Pietro Andrea Mattioli.png|190px|right|thumb|ピエトロ・マッティオリ<br>(1501年3月12日- 1577年)]] | + | [[ファイル:Pietro Andrea Mattioli.png|190px|right|thumb|ピエトロ・アンドレア・マッティオリ(1501年3月12日 - 1577年)]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
− | <p>[[ピエトロ・マッティオリ]]はギリシア・ローマ時代に[[ペダニウス・ディオスコリデス]]が著述した『薬物誌』を翻訳した際、新大陸から伝わったトマトについても記述した人物。<br> | + | <p>[[ピエトロ・アンドレア・マッティオリ]]は、古代ギリシア・ローマ時代に[[ペダニウス・ディオスコリデス]]が著述した『薬物誌』を翻訳した際、新大陸から伝わったトマトについても記述した人物。<br> |
− | 1544年の彼の著書がトマトが登場する世界で最も古い文献である。<br>
| + | 1544年のマッティオリの著書がトマトが登場する世界で最も古い文献である。<br> |
− | その中で[[「トマトの別称」一覧|黄金の林檎]](Poma aurea)と名付けている。</p>
| + | 彼は[[:カテゴリ:トマトの別名|黄金の林檎]](Poma aurea)と名付けている。</p> |
− | <Div Align="right">[[:カテゴリ:歴史|歴史]] - [[:カテゴリ:人物|人物]] - [[「トマトに関連する学者」一覧|学者]] - [[「トマトに関連する文献」一覧|文献]]</div> | + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:トマトに関連する学者|学者]] - [[:カテゴリ:文献と書籍|文献と書籍]]</div> |
| </div> | | </div> |
| <!-- =============== 料理人 =============== --> | | <!-- =============== 料理人 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 料理人</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 料理人</span></h2> |
− | [[ファイル:Lo scalco alla moderna.png|190px|rght|thumb|アントニオ・ラティーニ『現代の執事』1692年]] | + | [[ファイル:Lo scalco alla moderna.png|190px|rght|thumb|Lo Scalco alla Moderna『現代の執事』1692年]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
− | <p>スペイン(ナポリ総督)の執事, 兼シェフであったイタリア人の[[アントニオ・ラティーニ]]によって書かれた『Lo Scalco alla Moderna:現代の執事』は[[:Category:トマトソース|トマトソース]]が登場する最初の料理本である。<br> | + | <p>イタリア人シェフの[[アントニオ・ラティーニ]]の著書『現代の執事』はトマトソースが登場する世界で最初の料理本である。<br> |
− | 5歳で孤児になり、そこからローマ法王より黄金拍車勲章を授かるまでに至った彼の人生ストーリーも忘れてはならない。</p>
| + | 5歳で孤児になり、給仕からシェフ、その後ローマ法王より黄金拍車勲章を授かるまでに至った彼の人生ストーリーも忘れてはならない。</p> |
− | <Div Align="right">[[:カテゴリ:食文化|食文化]] - [[:Category:トマトソース|トマトソース]]</div> | + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:食文化|食文化]] - [[:カテゴリ:トマトに関連する料理人|料理人]] - [[:Category:トマトソース|トマトソース]]</div> |
| </div> | | </div> |
| <!-- =============== ピサ大聖堂 =============== --> | | <!-- =============== ピサ大聖堂 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 ピサ大聖堂</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 ピサ大聖堂</span></h2> |
− | [[ファイル:Tomatoes on the front right door of Pisa Cathedral.png|190px|right|thumb|トマトのレリーフ(ピサ大聖堂/正面口右扉)]] | + | [[ファイル:Tomatoes on the front right door of Pisa Cathedral.png|190px|right|thumb|トマトのレリーフ(ピサ大聖堂の正面口右扉)]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
− | <p>ユネスコ世界遺産に登録されている『ピサ大聖堂』の青銅製の正面扉は1595年の火災で焼失し、1602年にジャンボローニャ学校の生徒たちによって新たに修復され、その扉にはトマトが描かれている。<br> | + | <p>ユネスコ世界遺産に登録されているイタリア・トスカーナ州にある『ピサ大聖堂』の青銅製の正面扉は1595年の火災で焼失し、1602年にジャンボローニャ学校の生徒たちによって新たに修復され、その扉にはトマトが描かれている。<br> |
| トマトは植物学者たちの研究モデルとして初期の段階で忠実な写生図で画かれたが、建築物のデザインとして描かれたのは極めて早く稀である。</p> | | トマトは植物学者たちの研究モデルとして初期の段階で忠実な写生図で画かれたが、建築物のデザインとして描かれたのは極めて早く稀である。</p> |
| <Div Align="right">[[:カテゴリ:建造物とデザイン|建造物とデザイン]]</div> | | <Div Align="right">[[:カテゴリ:建造物とデザイン|建造物とデザイン]]</div> |
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| <!-- =============== 音楽 =============== --> | | <!-- =============== 音楽 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 音楽</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 音楽</span></h2> |
− | [[ファイル:IL POMO D'ORO flyer from 1668.png|100px|right|thumb|1668年当時のフライヤー]] | + | [[ファイル:IL POMO D'ORO flyer from 1668.png|100px|right|thumb|イル・ポモ・ドーロの台本(1668年)]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
− | <p>イル・ポモ・ドーロは、1668年にウィーン(オーストリア)の宮廷前に特別に建設された野外劇場で2日間にわたって上演された長大作オペラである。<br> | + | <p>[[イル・ポモ・ドーロ]]は、1668年にウィーンの宮廷前に特別に建設された野外劇場で2日間にわたって上演された長大作オペラである。<br> |
| 演奏担当であったイタリアの作曲家[[アントニオ・チェスティ]]が翌年に亡くなり、それ以後の公演はなかった。<br> | | 演奏担当であったイタリアの作曲家[[アントニオ・チェスティ]]が翌年に亡くなり、それ以後の公演はなかった。<br> |
− | [[「トマトの別称」一覧|ポモ・ドーロ]](トマト)という言葉は既に貴族や宗教家たちの語彙ではあったが、この上演で大衆の間で少なからず噂になったにせよ、浸透するのはこれから1世紀後である。</p> | + | [[:カテゴリ:トマトの別名|ポモ・ドーロ]](黄金の林檎:トマト)という言葉は既に貴族や宗教家たちの語彙ではあったが、この公演で大衆の間で少なからず噂になったにせよ、浸透するのはこれから1世紀後である。</p> |
| <Div Align="right">[[:カテゴリ:美術と芸術|美術と芸術]]</div> | | <Div Align="right">[[:カテゴリ:美術と芸術|美術と芸術]]</div> |
| </div> | | </div> |
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| <Div Align="right">[[:カテゴリ:文学と文芸|文学と文芸]]</div> | | <Div Align="right">[[:カテゴリ:文学と文芸|文学と文芸]]</div> |
| </div> | | </div> |
− | <!-- =============== リコピン =============== --> | + | <!-- =============== 健康成分 =============== --> |
− | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 リコピン</span></h2> | + | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 健康成分</span></h2> |
| [[ファイル:Lycopene.png|300px|center|thumb|リコピンの原子図]] | | [[ファイル:Lycopene.png|300px|center|thumb|リコピンの原子図]] |
| <div class="mainpage-content-text"> | | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>リコピンはトマトの赤い色素に含まれているカロテノイドの一種で特に赤いトマトに豊富に含まれる。<br> | | <p>リコピンはトマトの赤い色素に含まれているカロテノイドの一種で特に赤いトマトに豊富に含まれる。<br> |
− | リコピンは、今日の食生活において強力なフリーラジカル消去剤または抗酸化剤、天然の抗がん剤として非常に重要な役目をもち、さらにコレステロール値を下げ、動脈硬化を抑制する。<br>
| + | 今日の食生活において強力なフリーラジカル消去剤または抗酸化剤、天然の抗がん剤として非常に重要な役目をもち、さらにコレステロール値を下げ、動脈硬化を抑制する。<br> |
− | リコピンは油脂と一緒に加熱すると特に効果的である。</p>
| + | 特に油脂と一緒に加熱すると効果的である。</p> |
− | <Div Align="right">[[:カテゴリ:医学と健康|医学と健康]]</div> | + | <p>リコピンだけがトマトの健康成分の代名詞のようになっているが、新たな高精度分析装置によって、その他のファイトケミカル、抗酸化物質のフラボノイド類や様々な薬理作用があるアルカロイド類などの健康成分が含まれていることも明らかになっている。</p> |
| + | <Div Align="right">[[:カテゴリ:医学と健康|医学と健康]] - [[:Category:トマトに含まれる成分と作用|トマトに含まれる成分と作用]]</div> |
| </div> | | </div> |
| <!-- ========= トマトの進化 =============== --> | | <!-- ========= トマトの進化 =============== --> |
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| <!-- ========= トマトと生命 =============== --> | | <!-- ========= トマトと生命 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 トマトと生命</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 トマトと生命</span></h2> |
− | [[ファイル:Kabutomushi Mesu.png|300px|right|thumb|トマトを食べるカブトムシ(メス)]] | + | [[ファイル:Kabutomushi Mesu.png|190px|right|thumb|トマトを食べるカブトムシ(メス)]] |
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| <p>過熟して果皮が脆くなったものや実割れしたトマトには、稀にカブトムシが姿を現すことがある。</p> | | <p>過熟して果皮が脆くなったものや実割れしたトマトには、稀にカブトムシが姿を現すことがある。</p> |
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| <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 [[:カテゴリ:Tomatopedia:主要カテゴリ|カテゴリ]]</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading"><span class="mainpage-heading-image"></span><span class="mainpage-heading-title">🍅 [[:カテゴリ:Tomatopedia:主要カテゴリ|カテゴリ]]</span></h2> |
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