冷やしトマト
ナビゲーションに移動
検索に移動
冷やしトマト(ひやしとまと)
昭和初期
トマトの最も新鮮な頂き方で、作り方も極く簡單です。 生のままですから榮養からいっても申分のないものです。
材料(五人前)
トマト五個、サラダ菜三本、サラダ油、洋酢(又は日本酢)、塩、胡椒。
拵え方
(1)トマトは新鮮な肉の堅いものを選びさっと熱湯につけて出し、皮を剥いて厚さ一分位の輪切にします。
(2)サラダ油大匙三杯、洋酢大匙二杯(日本酢なら大匙三杯)少量の塩、胡椒をよく混ぜ合せてフレンチソース(酢油)を作ります。
(3)サラダ菜は塩水で洗い、水気をきって皿に敷き、前のトマトを山高に盛り、上からソースをかけて供します。
注意
酢油を早くからかけて置きますと、酢と油が分解して味が悪くなりますから、必ず出す時にかけることです。
『婦人倶楽部』昭和十年六月號・附録「家庭向夏の西洋料理」(東京割烹女學校長 秋穂敬子)
参考文献
- 『婦人倶楽部』昭和十年六月號・附録「家庭向夏の西洋料理」トマトのお料理