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|<small>干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。</small> | |<small>干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。</small> |
2024年7月28日 (日) 01:37時点における最新版
アイスランドの魚介類(アイスランド語:Sjávarfang)
概要
貝類
二枚貝
巻貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Hafkóngur) |
ヨーロッパウネエゾボラ (Neptunea despecta) |
エゾバイ科エゾボラ属。 | |
(Beitukóngur) |
ヨーロッパエゾバイ (Buccinum undatum) |
エゾバイ科エゾバイ属。 |
腹足類
※カサガイはポルトガルのアゾレス諸島では代表的な食材として利用されている。
多板類
※ヒザラガイは日本では島根県の郷土食材。
甲殻類
エビ
カニ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Bogkrabbi) |
ヨーロピアン・グリーンクラブ (Carcinus maenas) |
ワタリガニ科カルキヌス属。 | |
(Tröllakrabbi) |
ディープシー・レッドクラブ (Chaceon affinis) |
オオエンコウガニ科オオエンコウガニ属。 | |
(Gaddakrabbi) |
ノルウェー・キングクラブ (Lithodes maja) |
タラバガニ科イバラガニ属。 | |
(Litli trjónukrabbi) |
ケブカヒキガニ (Hyas coarctatus) |
ケセンガニ科ヒキガニ属。 | |
(Trjónukrabbi) |
アトランティック・ライアークラブ (Hyas araneus) |
ケセンガニ科ヒキガニ属。 | |
155px | (Gaffalkrabbi) |
(Scyramathia carpenteri) |
モガニ科。 |
ヤドカリ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Einbúakrabbi) |
ノーザン・アトランティック・ヘアリー・ハーミットクラブ (Pagurus pubescens) |
ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属。 | |
(Kuðungakrabbi) |
コモン・ハーミットクラブ (Pagurus bernhardus) |
ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属。 |
端脚類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Marflær) |
端脚目 (Amphipoda) |
端脚類(たんきゃくるい)は、軟甲綱・フクロエビ上目・端脚目に分類される生物類。古くはアイスランドでは、治癒力があると信じられ、牛乳で煮たり、活きたまま踊り食いされていた。 | |
(Íslandsmarfló) |
なし (Crangonyx islandicus) |
マミズヨコエビ科マミズヨコエビ属。 | |
(þingvallamarfló) |
なし (Crymostygius thingvallensis) |
クリモスティギ科(Crymostygidae)クリモスティギ属。アイスランド南西部のシンクヴァトラヴァトン湖の周辺に生息する(1科1種)唯一の種。 | |
(Þanggeit) |
ワレカラ科 (Caprellidae) |
端脚目・ワレカラ科に分類される生物類。カマキリのような体型が特徴。海藻類を生息場所としているため、昆布やワカメなどに大量に付着して共に水揚げされる。食用やフリカケに利用すべき。 | |
(Þanggeit) |
ホッカイワレカラ (Caprella septentrionalis) |
ワレカラ科ワレカラ属。 |
※ワレカラは、日本の江戸時代・天保4年(1833年)に橘屋嘉助(たちばなや かすけ)が著した『茅窗漫録』(ぼうそうまんろく)の中で、「四國邊にハ此虫を藻と共に煮て酒肴ぞ充(アテ)食う甚ダ賞味なり」という記述がある。ワレカラと海藻を煮たものが酒のツマミとして美味であることと、ワレカラが食用とされていた貴重な記録となっている。日本に生息するワレカラ(ジャパニーズ・スケルトン・シュリンプ)は外来種として世界中で確認されている。
棘皮動物
ウニ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Skollakoppur) |
ホクヨウオオバフンウニ (Strongylocentrotus droebachiensis) |
ホンウニ目オオバフンウニ科オオバフンウニ属。 | |
(Marígull) |
ヨーロッパオオウニ (Echinus esculentus) |
ホンウニ目ホンウニ科ホンウニ属。 |
ナマコ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Brimbúturinn) |
レディシュ・ブラウン・シーキューカンバ― (Cucumaria frondosa) |
綱樹手目キンコ科キンコ属。ナマコ(Sæbjúgu) |
魚類
タラ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Atlantshafsþorskur) (Þorskur) |
タイセイヨウダラ (Gadus morhua) |
タラ科マダラ属。 | |
(Kolmunni) |
ブルーホワイティング (Micromesistius poutassou) |
タラ科ミナミダラ属。 | |
(Ufsi) |
シロイトダラ (Pollachius virens) |
タラ科ポラキウス属。 | |
(Lýr) |
アトランティック・ポラック (Pollachius pollachius) |
タラ科ポラキウス属。 | |
(Ýsa) |
コダラ (Melanogrammus aeglefinus) |
タラ科コダラ属。 | |
(keila) |
アツカワダラ (Brosme brosme) |
タラ科ブロスメ属。 | |
(Spærlingur) |
ノルウェー・パウト (Trisopterus esmarki) |
タラ科トリソプテルス属。 | |
(Lýsa) |
ホワイティング (Merlangius merlangus) |
タラ科メルランギウス属。 | |
(Blálanga) |
キタアオビレダラ (Molva dypterygia) |
ロタ科モルヴァ属。 | |
(Skrokklanga) |
クロジマナガダラ (Molva molva) |
ロタ科モルヴァ属。 | |
155px | (Blákjafta) |
ヤマトヒゲダラ (Enchelyopus cimbrius) |
カワメンタイ科ヤマトヒゲダラ属。 |
155px | (Bláriddari) |
(Lepidion eques) |
ソコクロダラ科ソコクロダラ属。 |
155px | (Brynhali) |
ヨロイダラ (Coryphaenoides armatus) |
ソコダラ科ホカケダラ属。 |
155px | (Fjólumóri) |
(Antimora rostrata) |
チゴダラ科カナダダラ属。 |
サケ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Bleikja) |
ホッキョクイワナ (Salvelinus alpinus) |
サケ科イワナ属。体長40~最大107cm。 | |
(Urriði) |
ブラウントラウト (Salmo trutta) |
サケ科タイセイヨウサケ属。アイスランドのほとんどの川や湖で見られる淡水魚。 | |
(Lax) |
タイセイヨウサケ (Salmo salar) |
ニシン目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Síld) |
タイセイヨウニシン (Clupea harengus) |
||
(Augnasíld) |
トウェイトシャッド (Alosa fallax) |
||
155px | (Brislingur) |
ヨーロピアンスプラット (Sprattus sprattus) |
ニシン科スプラット属。 |
ニギス目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Stóri gulllax) (Gulllax) |
アトランティック・アージェンタイン (Argentina silus) |
ニギス科カゴシマニギス属。 | |
155px | (Berhaus) |
(Alepocephalus agassizii) |
セキトリイワシ科ハゲイワシ属。 |
155px | (Bersnati) |
(Xenodermichthys copei) |
セキトリイワシ科ツブイワシ属。 |
キュウリウオ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Loðna) |
カラフトシシャモ (Mallotus villosus) |
キュウリウオ科カラフトシシャモ属。冷凍加工したシシャモと卵は主に日本と東ヨーロッパに輸出される。 |
ハダカイワシ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Atlantslaxsíld) |
(Lampanyctus intricarius) |
ハダカイワシ科トミハダカ属。 |
155px | (Brúna laxsíld) |
(Lampanyctus macdonaldi) |
ハダカイワシ科トミハダカ属。 |
155px | (Digra laxsíld) |
ミカヅキハダカ (Bolinichthys supralateralis) |
ハダカイワシ科ミカヅキハダカ属。 |
スズキ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Steinbítur) |
シロオオカミウオ (Anarhichas lupus) |
オオカミウオ科オオカミウオ属。 | |
(Hlýri) |
モンガラオオカミウオ (Anarhicas minor) |
オオカミウオ科オオカミウオ属。 | |
155px | (Blágóma) |
ノーザン・ウルフフィッシュ (Anarhichas denticulatus) |
オオカミウオ科オオカミウオ属。 |
(Marhnútur) |
ショートホーン・スカルピン (Myoxocephalus scorpius) |
カジカ科ギスカジカ属。 | |
155px | (Fuðriskill) |
(Icelus bicornis) |
カジカ科コオリカジカ属。 |
(Sprettfiskur) |
ギンポ (Pholis gunnellus) |
ニシキギンポ科ニシキギンポ属。 | |
(Dílamjóri) |
エスマークス・イールパウト (Lycodes esmarkii) |
ゲンゲ科マユガジ属。 | |
155px | (Aurláki) |
(Lycodonus flagellicauda) |
ゲンゲ科ヨロイホソナガゲンゲ属。 |
155px | (Álbrosma) |
(Lycenchelys muraena) |
ゲンゲ科ヘビゲンゲ属。 |
155px | (Bleikmjóri) |
(Lycodes luetkenii) |
ゲンゲ科マユガジ属。 |
155px | (Djúpmjóri) |
(Lycodes terraenovae) |
ゲンゲ科マユガジ属。 |
155px | (Fölvi mjóri) |
(Lycodes pallidus) |
ゲンゲ科マユガジ属。 |
(Makríll) |
タイセイヨウサバ (Scomber scombrus) |
ノルウェーサバ | |
(Túnfiskur) |
タイセイヨウクロマグロ (Thunnus thynnus) |
体長は200cm、最大458cm。 | |
(Stinglax) |
クロタチモドキ (Aphanopus carbo) |
タチウオ科クロタチモドキ属の代表種。体長は70cm、最大151cm。 | |
(Blákarpi) |
アルゼンチンオオハタ (Polyprion americanus) |
イシナギ科。体長は80cm、最大2.1m。 | |
155px | (Bretahveðnir) |
(Schedophilus medusophagus) |
イボダイ科ミナミクロメダイ属。 |
(Brynstirtla) |
ニシマアジ (Trachurus trachurus) |
アジ科マアジ属。 | |
155px | (Ennisfiskur) |
(Caristius fasciatus) |
ヤエギス科ヤエギス属。 |
155px | (Flekkjaglitnir) |
(Callionymus maculatus) |
ネズッポ科ハナビヌメリ属。 |
カレイ目
カレイ
ヒラメ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Stórkjafta) |
メグリム (Lepidorhombus whiffiagonis) |
体長は25cm、最大60cm。 | |
155px | (Dílakjafta) |
(Lepidorhombus boscii) |
|
(Sandhverfa) |
イシビラメ (Scophthalmus maximus) |
スコプタルムス科スコプタルムス属。 |
カサゴ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Karfi) |
モトアカウオ (Sebastes marinus) |
メバル科メバル属。 | |
(Gullkarfi) |
タイセイヨウアカウオ (Sebastes norvegicus) |
メバル科メバル属。 | |
(Litli karfi) |
ニシアカウオ (Sebastes viviparus) |
メバル科メバル属。 | |
(Djúpkarfi) |
チヒロアカウオ (Sebastes mentella) |
メバル科メバル属。 | |
(Litli karfi) |
ミナミアフリカユメカサゴ (Helicolenus dactylopterus) |
メバル科ユメカサゴ属。体長25cm~最大50cm。アイスランドでは主に南部と南西部、西部と北西部の沖で見らるが、北部と東部ではほとんど見られない。 | |
(Karfalingur) |
シロカサゴ (Setarches guentheri) |
フサカサゴ科シロカサゴ属。 | |
(Hrognkelsi) |
ヨコヅナダンゴウオ (Cyclopterus lumpus) |
ダンゴウオ科キクロプテルス属。 | |
155px | (Gaddahrognkelsi) |
(Eumicrotremus spinosus) |
ダンゴウオ科イボダンゴ属。 |
155px | (Áttstrendingur) |
アトランティック・ポーチャー (Leptagonus decagonus) |
トクビレ科テングトクビレ属。 |
155px | (Dökki sogfiskur) |
(Liparis fabricii) |
クサウオ科クサウオ属。 |
155px | (Djúphafssogfiskur) |
(Paraliparis copei) |
クサウオ科インキウオ属。 |
キンメダイ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Fagurserkur) |
キンメダイ (Beryx Splendens) |
キンメダイ科キンメダイ属。 | |
(Búrfiskur) |
オレンジラフィー (Hoplostethus atlanticus) |
体長は40cm、最大75cm。ヒウチダイ科ヒウチダイ属。 | |
(Búrfisksbróðir) |
ブラックチップ・ソウビリー (Hoplostethus mediterraneus) |
ヒウチダイ科ヒウチダイ属。 | |
155px | (Bjúgtanni) |
オニキンメ (Anoplogaster cornuta) |
オニキンメ科オニキンメ属。 |
155px | (Dökksilfri) |
ナカムラギンメ (Diretmichthys parini) |
ナカムラギンメ科ナカムラギンメ属。 |
ソトイワシ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Fjölbroddabakur) |
(Polyacanthonotus rissoanus) |
ソコギス科ソコギス属。 |
155px | (Blaðhaus) |
クロソコギス (Notacanthus chemnitzii) |
ソコギス科キツネソコギス属。 |
ヒメ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Digra geirsíli) |
(Magnisudis atlantica) |
ハダカエソ科クサビウロコエソ属。 |
ワニトカゲギス目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Broddatanni) |
(Borostomias antarcticus) |
ワニトカゲギス科フタツボシエソ属。 |
155px | (Faxaskeggur) |
ムチホシエソ (Flagellostomias boureei) |
ワニトカゲギス科ムチホシエソ属。 |
155px | (Deplasilfurfiskur) |
(Valenciennellus tripunctulatus) |
ムネエソ科ホシエソ属。 |
クジラウオ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Blaðhaus) |
オオメカブトウオ (Poromitra megalops) |
カブトウオ科カブトウオ属。 |
アシロ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Blámævill) |
(Bythites islandicus) |
フサイタチウオ科ビティテス属。 |
155px | (Flathaus) |
(Cataetyx laticeps) |
フサイタチウオ科オオソコイタチウオ属。 |
155px | (Drumbur) |
(Thalassobathia pelagica) |
アシロ科Thalassobathia属。 |
アカマンボウ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Guðlax) |
ノースアトランティック・オパ (Lampris guttatus) |
アカマンボウ科アカマンボウ属。アカマンボウは最も美味とされる種である。欧州連合(EU)では全てのマンボウ類の漁獲および食用としての販売は禁止されている。 |
ウナギ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Áll) |
ヨーロッパウナギ (Anguilla anguilla) |
ウナギ科ウナギ属。体長は50cm、最大でオス122cm・メス133cm。 | |
155px | (Álsnípa) |
シギウナギ (Nemichthys scolopaceus) |
シギウナギ科シギウナギ属。 |
155px | (Djúpáll) |
イラコアナゴ (Synaphobranchus kaupii) |
ホラアナゴ科ホラアナゴ属。 |
軟骨魚綱類
アンコウ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Skötuselur) |
ニシアンコウ (Lophius piscatorius) |
アンコウ科キアンコウ属。アイスランドで漁獲されたほとんどは英国へ生のまま空輸で輸出され、そこで加工した大部分はスペイン、フランスへ輸送される。ヨーロッパでは最も珍重される種。 | |
155px | (Kjáni) |
(Chaunax suttkusi) |
フサアンコウ科フサアンコウ属。日本にも同属の種が生息しており、味醂干し・鍋料理に利用される。 |
(Sædjöfull) (Surtur) |
ビワアンコウ (Ceratias holboelli) |
ミツクリエナガチョウチンアンコウ科ビワアンコウ属。 | |
155px | (Batti) |
アトランティック・バットフィッシュ (Dibranchus atlanticus) |
アカグツ科ソコグツ属。 |
155px | (Drekahyrna) |
(Chaenophryne draco) |
ラクダアンコウ科ラクダアンコウ属。 |
155px | (Broddhyrna) |
(Oneirodes macrosteus) |
ラクダアンコウ科ユメアンコウ属。 |
155px | (Eyjasurtla) |
(Linophryne maderensis) |
オニアンコウ科オニアンコウ属。 |
エイ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Skata) |
コモン・スケイト (Dipturus batis) |
ガンギエイ目ガンギエイ科ガンギエイ属。 | |
(Tindaskata) (Tindabikkja) |
ホシフリエイ (Amblyraja radiata) |
ガンギエイ目ガンギエイ科ミツボシカスベ属。 | |
(Dröfnuskata) |
イボガンギエイ (Raja clavata) |
ガンギエイ目ガンギエイ科イボガンギエイ属。 | |
155px | (Bláskata) |
(Rajella bigelowi) |
ガンギエイ目ガンギエイ科アンナデールカスペ属。 |
155px | (Djúpskata) |
(Rajella bathyphila) |
ガンギエイ目ガンギエイ科アンナデールカスペ属。 |
※ガンギエイは、12月23日の聖日ソールラオクスメッサに供される伝統料理であるケースト・スカータが代表的。
サメ
ツノザメ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ハカール (Hákarl) |
ニシオンデンザメ (Somniosus microcephalus) |
オンデンザメ科オンデンザメ属。体長335.5~最大427cm。アイスランドの代表的な珍味 “ ハカール ” の材料に使われる。 | |
155px | (Færeyjaháfur) |
ビロウドザメ (Zameus squamulosus) |
オンデンザメ科ビロウドザメ属。体長59~最大84cm。 |
(Háfur) |
アブラツノザメ (Squalus acanthias) |
ツノザメ科ツノザメ属。体長80.9~最大160cm。 | |
155px | (Dökkháfur) |
フトカラスザメ (Etmopterus princeps) |
カラスザメ科カラスザメ属。体長55~最大94cm。 |
ネズミザメ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Beinhákarl) |
ニシネズミザメ (Lamna nasus) |
ニシネズミザメ科ニシネズミザメ属。 | |
(Hámeri) |
ウバザメ (Cetorhinus maximus) |
ウバザメ科ウバザメ属。 |
メジロザメ目
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Bláháfur) |
ヨシキリザメ (Prionace glauca) |
メジロザメ科ヨシキリザメ属。体長335cm~最大4m。 | |
155px | (Gíslaháfur) |
(Apristurus laurussonii) |
ヘラザメ科ヘラザメ属。 |
(Deplaháfur) |
ハナカケトラザメ (Scyliorhinus canicula) |
トラザメ科トラザメ属。体長40~50cm。 |
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Brandháfur) |
カグラザメ (Hexanchus griseus) |
カグラザメ目カグラザメ科。体長は3m~最大6m。 | |
155px | (Digurnefur) |
(Hydrolagus mirabilis) |
ギンザメ目ギンザメ科アカギンザメ属。 |
加工品
魚卵・ウニ
画像 | 現地名 | 一般名 | |
---|---|---|---|
(Grásleppuhrogn) |
ランプフィッシュ・キャビア (Lumpfish Caviar) |
ダンゴウオの卵。海外では通称 “ 貧乏人のキャビア ” と揶揄されてきたが、本物を知らない人々に門戸を開く存在となり、日本を含めて世界に広く普及した。本来の色はオレンジ色である。 | |
マサゴ (Masago) (Loðnuhrogn) |
トビコ (Tobico) カペリン・キャビア (Capelin Caviar) |
カラフトシシャモの卵。 “ 細かい砂 ” を意味する真砂(まさご)に由来する。アイスランドがトビコの代用として日本へ初めて輸出した。今日ではワサビ、柚子など様々な風味と色がある。 | |
155px | イクラ (Ikura) (Laxahrogn) |
イクラ (Ikura) サーモン・キャビア (Salmon Caviar) |
タイセヨウサケ、ホッキョクイワナなどの特産地であるが魚卵は一般的ではない。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークでは好まれる。 |
タラコ (Tarako) (þorskhrogn) |
タラコ (Tarako) |
タラの特産地であるため、生も販売はされているが限られており、一般的ではない。レストランにおいても同じである。 | |
155px | (Heitreykt þorskhrogn) |
タラコの燻製 (Smoked Cod Roe) |
近年、港町のヘプンでタラコの燻製を製造し、流通するようになった。生の魚卵より好まれるため、市販もされており、レイキャヴィクなどのレストランでも前菜や酒の肴として供される。 |
155px | カズノコ (Kazunoko) (Síldarhrogn) |
カズノコ (Kazunoko) ヘリング・キャビア (Herring Caviar) |
ニシンの卵。身のマリネはアイスランド料理として定番だが、魚卵は一般的ではない。 |
155px | カズノココンブ (Kazunoko Kombu) (Síldarhrogn á þara) |
コモチコンブ (Komochi Combu) ヘリング・スポーン・オン・ケルプ (Herring Spawn on Kelp) |
子持ち昆布。日本の食文化に着目し、研究を行って人工的に加工する技術を開発した。安価な寿司ネタとなっているものは、昆布にニシンの卵を癒着させたものである。 |
155px | ウニ (Uni) (Ígulkerjahrogn) |
ウニ (Uni) シーウーチン・ロゥ (Sea Urchin Roe) |
アイスランドに生息するウニは非常に大型の種でありながら、最も食用に適した種に属する。しかし、一般的ではない。ウニ漁自体も操業を止めたこともあるほど、消極的である。 |
※アイスランド国民の多くは、キャビア、イクラ、タラコ、ウニ、数の子などの魚卵に関心はなく、他国ほど美食として重要視していない。日本の筋子や明太子のように庶民的な食事にも利用することが少ないため、そのほとんどが海外へ輸出される。世界中で広く利用される存在となったマサゴの原料となるシシャモは日本で定着した食材となっているが、本来は大衆魚ではない。日本のホンシシャモは高級魚であり、これをマサゴのように代用することは不可能である。また、子持ち昆布も本来は天然もので高級品である。
参考表示
画像 | 現地名 | 一般名 | |
---|---|---|---|
トビコ (Tobiko) (Hrognaflugfisk) |
とびこ (Tobiko または Tobico) |
トビウオの卵の調味漬け。実質的に “ トビコ ” を世界に知らしめたのはアイスランドである。 |
※アイスランドの人々は、本来のトビコの原料を知っており、自国のトビコ(現:マサゴ)と比較し、日本のトビコの栄養価を過大評価するなど、日本人にとって喜ばしいこともあるが、実際のところ日本では栄養価などを重要視するほどの食品ではなく、マサゴと用途に変わりはない。今日、日本のトビコは東南アジアなどで獲れたトビウオの卵を加工して海外へ輸出している。そもそも日本では元来、庶民全てに安価で行きわたるような漁獲量がある魚ではなく、限りがあるため高価な食材であり、飯の友とする筋子やタラコに比べて一般的ではない。逆にアイスランドのマサゴは世界各国の飲食業界、および日本では庶民的で子供も楽しめるような握り寿司やチラシ寿司などに大きく貢献している。
塩蔵・乾物
画像 | 現地名 | 一般名 | |
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ケーストゥル・ハカール (Kæstur hákarl) ハカール (Hákarl) |
ー | ニシオンデンザメ | |
サルトフィスクル (Saltfiskur) |
ー | タラの塩漬け。アイスランドは世界最大の輸出国であり、ポルトガル、スペイン、ギリシャで人気の珍味である。長期保存が可能で調理の際には塩抜きをして様々な料理に使われる。 | |
ハルズフィスクル (Harðfiskur) |
ー | 干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。 | |
シギン・グラスレッパ (Sigin Grásleppa) |
ー | ダンゴウオを乾燥させたもの。適度な間隔で切れ目を入れて干す。 |
肝油
画像 | 現地名 | 一般名 | |
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ソースカ・リーシ (Þorska Lýsi) リーシ (Lýsi) |
(Cod Liver Oil) |
タラの肝油。ビタミンA、ビタミンD、オメガ3脂肪酸を含む。アイスランドでは老若男女が健康のために愛飲するものでホテルやコテージにも無料で備えられている。 |