「アイスランドの魚介類」の版間の差分

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'''アイスランドの魚介類'''(アイスランド語:Sjávarfang)
 
'''アイスランドの魚介類'''(アイスランド語:Sjávarfang)
  
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|ホンホッコクアカエビ<br><small>(''Pandalus borealis'')</small>
 
|<small>タラバエビ科タラバエビ属。</small>
 
|<small>タラバエビ科タラバエビ属。</small>
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|<small>コシオリエビ科コシオリエビ属。</small>
 
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|<small>エビジャコ科キジンエビ属。</small>
 
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|端脚目<br><small>(''Amphipoda'')</small>
 
|端脚目<br><small>(''Amphipoda'')</small>
|<small>端脚類(たんきゃくるい)は、軟甲綱・フクロエビ上目・端脚目に分類される生物類。古くはアイスランドでは、治癒力があると信じられ、牛乳で煮たり、活きたまま踊り食いされていた。</small>
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|<small>端脚類(たんきゃくるい)は、軟甲綱・フクロエビ上目・端脚目に分類される生物類。古くはアイスランドでは、治癒力があると信じられ、[[ミョーク|牛乳]]で煮たり、活きたまま踊り食いされていた。</small>
 
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<small>※ワレカラは日本の江戸時代・天保4年(1833年)に、橘屋嘉助(たちばなや かすけ)が著した『茅窗漫録』(ぼうそうまんろく)において、「四國邊にハ此虫を藻と共に煮て酒肴ぞ充(アテ)食う甚ダ賞味なり」という記述がある。ワレカラと海藻を煮たものが酒のツマミとして美味であることと、ワレカラが食用とされた貴重な記録となっている。日本に生息するワレカラは外来種として世界中で確認されている。</small>
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<small>※ワレカラは、日本の江戸時代・天保4年(1833年)に橘屋嘉助(たちばなや かすけ)が著した『茅窗漫録』(ぼうそうまんろく)の中で、「四國邊にハ此虫を藻と共に煮て酒肴ぞ充(アテ)食う甚ダ賞味なり」という記述がある。ワレカラと海藻を煮たものが酒のツマミとして美味であることと、ワレカラが食用とされていた貴重な記録となっている。日本に生息するワレカラ(ジャパニーズ・スケルトン・シュリンプ)は外来種として世界中で確認されている。</small>
  
 
== 棘皮動物 ==
 
== 棘皮動物 ==
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|ノースアトランティック・オパ<br><small>(''Lampris guttatus'')</small>
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|<small>ノースアトランティック・オパ</small><br><small>(''Lampris guttatus'')</small>
 
|<small>アカマンボウ科アカマンボウ属。アカマンボウは最も美味とされる種である。欧州連合(EU)では全てのマンボウ類の漁獲および食用としての販売は禁止されている。</small>
 
|<small>アカマンボウ科アカマンボウ属。アカマンボウは最も美味とされる種である。欧州連合(EU)では全てのマンボウ類の漁獲および食用としての販売は禁止されている。</small>
 
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<small>※ガンギエイは、12月23日の聖日ソールラオクスメッサに供される伝統料理である[[スケ―トゥ]](Skötu)が代表的。</small>
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<small>※ガンギエイは、12月23日の聖日ソールラオクスメッサに供される伝統料理である[[ケースト・スカータ]]が代表的。</small>
  
 
==== サメ ====
 
==== サメ ====
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<small>※アイスランド国民の多くは、キャビア、イクラ、タラコ、ウニ、数の子などの魚卵に関心はなく、他国ほど美食として重要視していない。日本の筋子や明太子のように庶民的な食事にも利用することがないため、そのほとんどが海外へ輸出される。世界中で広く利用される存在となったマサゴの原料となるシシャモは日本で定着した食材となっているが、本来は大衆魚ではない。日本のホンシシャモは高級魚であり、これをマサゴのように代用することは不可能である。また、子持ち昆布も本来は天然もので高級品である。</small>
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<small>※アイスランド国民の多くは、キャビア、イクラ、タラコ、ウニ、数の子などの魚卵に関心はなく、他国ほど美食として重要視していない。日本の筋子や明太子のように庶民的な食事にも利用することが少ないため、そのほとんどが海外へ輸出される。世界中で広く利用される存在となったマサゴの原料となるシシャモは日本で定着した食材となっているが、本来は大衆魚ではない。日本のホンシシャモは高級魚であり、これをマサゴのように代用することは不可能である。また、子持ち昆布も本来は天然もので高級品である。</small>
  
 
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|<small>タラの塩漬け。アイスランドは世界最大の輸出国であり、ポルトガル、スペイン、ギリシャで人気の珍味である。長期保存が可能で調理の際には塩抜きをして様々な料理に使われる。</small>
 
|<small>タラの塩漬け。アイスランドは世界最大の輸出国であり、ポルトガル、スペイン、ギリシャで人気の珍味である。長期保存が可能で調理の際には塩抜きをして様々な料理に使われる。</small>
 
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|<small>干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。</small>
 
|<small>干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。</small>
 
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|[[File:Icelandic Dried Fish - Sigin Grásleppa.png|155px]]
 
|[[File:Icelandic Dried Fish - Sigin Grásleppa.png|155px]]
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|<small>ダンゴウオを乾燥させたもの。適度な間隔で切れ目を入れて干す。</small>
 
|<small>ダンゴウオを乾燥させたもの。適度な間隔で切れ目を入れて干す。</small>
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|<br><small>(Sindraskel)</small>
 
|<br><small>(Sindraskel)</small>
 
|<br><small>(''Ensis terranovensis'')</small>
 
|<br><small>(''Ensis terranovensis'')</small>
|<small>マルスダレガイ目ユキノアシタガイ科マテガイモドキ属。2019年5月20日に貝殻を発見。2020年2月に生きた個体が発見された。本種は2012年に初めて記載され、カナダ東岸のニューファンドランド島沖でのみ発見されている。</small>
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|<small>マルスダレガイ目ユキノアシタガイ科マテガイモドキ属。2019年5月20日に貝殻を発見。2020年2月に生きた個体が発見された。本種はカナダ東岸のニューファンドランド島沖でのみ発見されている。</small>
 
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2024年7月28日 (日) 01:37時点における最新版

Icelandic Seafood - Sjávarfang.png

アイスランドの魚介類(アイスランド語:Sjávarfang)

概要

貝類

二枚貝

画像 現地名 一般名(学名)
Chlamys islandica - Iceland Scallop.png
(Hörpudiskur)
オーロラニシキ
Chlamys islandica
イタヤガイ目イタヤガイ科カミオニシキ属。
Modiolus modiolus - Northern Horsemussel.png
(Aða)
ホンヒバリ
ホンエゾヒバリ
Modiolus modiolus
イガイ目イガイ科ヒバリガイ属。
Mytilus edulis - Blue Mussel.png
(Kræklingur)
ヨーロッパイガイ
Mytilus edulis
イガイ目イガイ科イガイ属。通称、ムール貝で広く知られる。
Arctica islandica - Ocean Quahog.png
(Kúfskel)
アイスランドガイ
Arctica islandica
マルスダレガイ目アイスランドガイ科アイスランドガイ属。
Clinocardium ciliatum - Iceland Cockle.png
(Báruskel)
アイスランド・カックル
Clinocardium ciliatum
マルスダレガイ目ザルガイ科イシカゲガイ属。和名はコケライシカゲガイ。
Serripes groenlandicus - Greenland Cockle.png
(Krókskel)
グリーンランド・カックル
Serripes groenlandicus
マルスダレガイ目ザルガイ科ウバトリガイ属。和名はウバトリガイ。アイスランドの伝統的なセーター(Lopapeysa)のデザインに似た貝殻が特徴。

巻貝

画像 現地名 一般名(学名)
Neptunea despecta - Rejected Neptune.png
(Hafkóngur)
ヨーロッパウネエゾボラ
Neptunea despecta
エゾバイ科エゾボラ属。
Buccinum undatum - Common Whelk.png
(Beitukóngur)
ヨーロッパエゾバイ
Buccinum undatum
エゾバイ科エゾバイ属。

腹足類

画像 現地名 一般名(学名)
Nacellidae - Limpet.png
(Þarahetta)
カサガイ目
Nacellidae
軟体動物門の一つである腹足綱(ふくそくこう)・カサガイ目に分類される生物群。属する生物はカサガイ類で占める
Testudinalia testudinalis - Tortoiseshell Limpet.png
(Olnbogaskel)
トータスシェル・リンペット
Testudinalia testudinalis
ユキノカサガイ科。
Tectura virginea - White Tortoiseshell Limpet.png
(Meyjarhetta)
ホワイト・トータスシェル・リンペット
Tectura virginea
エンスイカサガイ科。

※カサガイはポルトガルのアゾレス諸島では代表的な食材として利用されている。

多板類

画像 現地名 一般名(学名)
Polyplacophora - Chiton.png
(Nökkvar)
多板綱
Polyplacophora
軟体動物門の一つである多板綱(たばんこう)に分類される生物群。属する生物はヒザラガイ類で占める。
Boreochiton ruber - Northern Red Chiton.png
(Nökkvar)
ノーザン・レッド・キトン
Boreochiton ruber
クサズリガイ目ウスヒザラガイ科マダラヒザラガイ属。
Placiphorella atlantica - White Veiled Chiton.png
(Nökkvar)
ホワイト・ベイルド・キトン
Placiphorella atlantica
クサズリガイ目ヒゲヒザラガイ科ババガセ属。

※ヒザラガイは日本では島根県の郷土食材。

甲殻類

エビ

画像 現地名 一般名(学名)
Pandalus montagui - Aesop Shrimp.png
(Litli Kampalampi)
イソップ・シュリンプ
Pandalus montagui
タラバエビ科タラバエビ属。
Pandalus borealis - Northern Shrimp.png ライクュル
(Rækjur)

(Stóri Kampalampi)
ホンホッコクアカエビ
Pandalus borealis
タラバエビ科タラバエビ属。
Nephrops norvegicus - Norway Lobster.png フーマル
(Humar)
ヨーロッパアカザエビ
Nephrops norvegicus
アカザエビ科ヨーロッパアカザエビ属。特産地のヘプンでは、手長海老祭り(Humarhátið)が毎年開催される。
Munida rugosa - Rugose Squat Lobster.png
(Tenglingurinn)
ルーゴス・スクワットロブスター
Munida rugosa
コシオリエビ科チュウコシオリエビ属。
Munida sarsi - Long Clawed Aquad Lobster.png
(Ögonfranstrollhummer)
ロングクロード・アクアド・ロブスター
Munida sarsi
コシオリエビ科チュウコシオリエビ属。
Galathea strigosa - Blue Striped Squat Lobster.png
(Blåröd trollhummer)
ブルー・ストライプド・スクワットロブスター
Galathea strigosa
コシオリエビ科コシオリエビ属。
Sclerocrangon ferox - Warrior Shrimp.png
(Gaddþvari)
ウォーリアー・シュリンプ
Sclerocrangon ferox
エビジャコ科キジンエビ属。

カニ

画像 現地名 一般名(学名)
Carcinus maenas - European Green Crab.png
(Bogkrabbi)
ヨーロピアン・グリーンクラブ
Carcinus maenas
ワタリガニ科カルキヌス属。
Chaceon affinis - Deep Sea Red Crab.png
(Tröllakrabbi)
ディープシー・レッドクラブ
Chaceon affinis
オオエンコウガニ科オオエンコウガニ属。
Lithodes maja - Norway King Crab.png
(Gaddakrabbi)
ノルウェー・キングクラブ
Lithodes maja
タラバガニ科イバラガニ属。
Hyas coarctatus - Contracted Crab.png
(Litli trjónukrabbi)
ケブカヒキガニ
Hyas coarctatus
ケセンガニ科ヒキガニ属。
Hyas araneus - Atlantic Lyre Crab.png
(Trjónukrabbi)
アトランティック・ライアークラブ
Hyas araneus
ケセンガニ科ヒキガニ属。
155px
(Gaffalkrabbi)

Scyramathia carpenteri
モガニ科。

ヤドカリ

画像 現地名 一般名(学名)
Pagurus pubescens - Northern Atlantic Hairy Hermit Crab.png
(Einbúakrabbi)
ノーザン・アトランティック・ヘアリー・ハーミットクラブ
Pagurus pubescens
ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属。
Pagurus bernhardus - Common Hermit Crab.png
(Kuðungakrabbi)
コモン・ハーミットクラブ
Pagurus bernhardus
ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属。

端脚類

画像 現地名 一般名(学名)
Amphipoda - Scuds.png
(Marflær)
端脚目
Amphipoda
端脚類(たんきゃくるい)は、軟甲綱・フクロエビ上目・端脚目に分類される生物類。古くはアイスランドでは、治癒力があると信じられ、牛乳で煮たり、活きたまま踊り食いされていた。
Crangonyx islandicus - No Common Name.png
(Íslandsmarfló)
なし
Crangonyx islandicus
マミズヨコエビ科マミズヨコエビ属。
Crymostygius thingvallensis - No Common Name.png
(þingvallamarfló)
なし
Crymostygius thingvallensis
クリモスティギ科(Crymostygidae)クリモスティギ属。アイスランド南西部のシンクヴァトラヴァトン湖の周辺に生息する(1科1種)唯一の種。
Caprellidae - Skeleton Shrimp.png
(Þanggeit)
ワレカラ科
Caprellidae
端脚目・ワレカラ科に分類される生物類。カマキリのような体型が特徴。海藻類を生息場所としているため、昆布やワカメなどに大量に付着して共に水揚げされる。食用やフリカケに利用すべき。
Caprella septentrionalis - No common Name.png
(Þanggeit)
ホッカイワレカラ
Caprella septentrionalis
ワレカラ科ワレカラ属。

※ワレカラは、日本の江戸時代・天保4年(1833年)に橘屋嘉助(たちばなや かすけ)が著した『茅窗漫録』(ぼうそうまんろく)の中で、「四國邊にハ此虫を藻と共に煮て酒肴ぞ充(アテ)食う甚ダ賞味なり」という記述がある。ワレカラと海藻を煮たものが酒のツマミとして美味であることと、ワレカラが食用とされていた貴重な記録となっている。日本に生息するワレカラ(ジャパニーズ・スケルトン・シュリンプ)は外来種として世界中で確認されている。

棘皮動物

ウニ

画像 現地名 一般名(学名)
Strongylocentrotus droebachiensis - Arctic Green Sea Urchin.png
(Skollakoppur)
ホクヨウオオバフンウニ
Strongylocentrotus droebachiensis
ホンウニ目オオバフンウニ科オオバフンウニ属。
Echinus esculentus - European Edible Sea Urchin.png
(Marígull)
ヨーロッパオオウニ
Echinus esculentus
ホンウニ目ホンウニ科ホンウニ属。

ナマコ

画像 現地名 一般名(学名)
Cucumaria frondosa - Reddish Brown Sea Cucumber.png
(Brimbúturinn)
レディシュ・ブラウン・シーキューカンバ―
Cucumaria frondosa
綱樹手目キンコ科キンコ属。ナマコ(Sæbjúgu)

魚類

タラ目

画像 現地名 一般名(学名)
Gadus morhua - Atlantic Cod.png
(Atlantshafsþorskur)

(Þorskur)
タイセイヨウダラ
Gadus morhua
タラ科マダラ属。
Micromesistius poutassou - Blue Whiting.png
(Kolmunni)
ブルーホワイティング
Micromesistius poutassou
タラ科ミナミダラ属。
Pollachius virens - Pollock.png
(Ufsi)
シロイトダラ
Pollachius virens
タラ科ポラキウス属。
Pollachius pollachius - Atlantic Pollock.png
(Lýr)
アトランティック・ポラック
Pollachius pollachius
タラ科ポラキウス属。
Melanogrammus aeglefinus - Haddock.png
(Ýsa)
コダラ
Melanogrammus aeglefinus
タラ科コダラ属。
Brosme brosme - Cusk.png
(keila)
アツカワダラ
Brosme brosme
タラ科ブロスメ属。
Trisopterus esmarki - Norway Pout.png
(Spærlingur)
ノルウェー・パウト
Trisopterus esmarki
タラ科トリソプテルス属。
Merlangius merlangus - Whiting.png
(Lýsa)
ホワイティング
Merlangius merlangus
タラ科メルランギウス属。
Molva dypterygia - Blue Ling.png
(Blálanga)
キタアオビレダラ
Molva dypterygia
ロタ科モルヴァ属。
Molva molva - Haddock.png
(Skrokklanga)
クロジマナガダラ
Molva molva
ロタ科モルヴァ属。
155px
(Blákjafta)
ヤマトヒゲダラ
Enchelyopus cimbrius
カワメンタイ科ヤマトヒゲダラ属。
155px
(Bláriddari)

Lepidion eques
ソコクロダラ科ソコクロダラ属。
155px
(Brynhali)
ヨロイダラ
Coryphaenoides armatus
ソコダラ科ホカケダラ属。
155px
(Fjólumóri)

Antimora rostrata
チゴダラ科カナダダラ属。

サケ目

画像 現地名 一般名(学名)
Salvelinus alpinus - Arctic Char.png
(Bleikja)
ホッキョクイワナ
Salvelinus alpinus
サケ科イワナ属。体長40~最大107cm。
Salmo trutta - Brown Trout.png
(Urriði)
ブラウントラウト
Salmo trutta
サケ科タイセイヨウサケ属。アイスランドのほとんどの川や湖で見られる淡水魚。
Salmo salar - Atlantic Salmon.png
(Lax)
タイセイヨウサケ
Salmo salar

ニシン目

画像 現地名 一般名(学名)
Clupea harengus - Atlantic Herring.png
(Síld)
タイセイヨウニシン
Clupea harengus
Alosa fallax - Twait Shad.png
(Augnasíld)
トウェイトシャッド
Alosa fallax
155px
(Brislingur)
ヨーロピアンスプラット
Sprattus sprattus
ニシン科スプラット属。

ニギス目

画像 現地名 一般名(学名)
Argentina silus - Atlantic Argentine.png
(Stóri gulllax)

(Gulllax)
アトランティック・アージェンタイン
Argentina silus
ニギス科カゴシマニギス属。
155px
(Berhaus)

Alepocephalus agassizii
セキトリイワシ科ハゲイワシ属。
155px
(Bersnati)

Xenodermichthys copei
セキトリイワシ科ツブイワシ属。

キュウリウオ目

画像 現地名 一般名(学名)
Mallotus villosus - Atlantic Capelin.png
(Loðna)
カラフトシシャモ
Mallotus villosus
キュウリウオ科カラフトシシャモ属。冷凍加工したシシャモと卵は主に日本と東ヨーロッパに輸出される。

ハダカイワシ目

画像 現地名 一般名(学名)
155px
(Atlantslaxsíld)

Lampanyctus intricarius
ハダカイワシ科トミハダカ属。
155px
(Brúna laxsíld)

Lampanyctus macdonaldi
ハダカイワシ科トミハダカ属。
155px
(Digra laxsíld)
ミカヅキハダカ
Bolinichthys supralateralis
ハダカイワシ科ミカヅキハダカ属。

スズキ目

画像 現地名 一般名(学名)
Anarhichas lupus - Atlantic Wolffish.png
(Steinbítur)
シロオオカミウオ
Anarhichas lupus
オオカミウオ科オオカミウオ属。
Anarhicas minor - Spotted Wolffish.png
(Hlýri)
モンガラオオカミウオ
Anarhicas minor
オオカミウオ科オオカミウオ属。
155px
(Blágóma)
ノーザン・ウルフフィッシュ
Anarhichas denticulatus
オオカミウオ科オオカミウオ属。
Myoxocephalus scorpius - Shorthorn Sculpin.png
(Marhnútur)
ショートホーン・スカルピン
Myoxocephalus scorpius
カジカ科ギスカジカ属。
155px
(Fuðriskill)

Icelus bicornis
カジカ科コオリカジカ属。
Pholis gunnellus - Rock Gunnel.png
(Sprettfiskur)
ギンポ
Pholis gunnellus
ニシキギンポ科ニシキギンポ属。
Lycodes esmarkii - Esmark's Eelpout.png
(Dílamjóri)
エスマークス・イールパウト
Lycodes esmarkii
ゲンゲ科マユガジ属。
155px
(Aurláki)

Lycodonus flagellicauda
ゲンゲ科ヨロイホソナガゲンゲ属。
155px
(Álbrosma)

Lycenchelys muraena
ゲンゲ科ヘビゲンゲ属。
155px
(Bleikmjóri)

Lycodes luetkenii
ゲンゲ科マユガジ属。
155px
(Djúpmjóri)

Lycodes terraenovae
ゲンゲ科マユガジ属。
155px
(Fölvi mjóri)

Lycodes pallidus
ゲンゲ科マユガジ属。
Scomber scombrus - Atlantic Mackerel.png
(Makríll)
タイセイヨウサバ
Scomber scombrus
ノルウェーサバ
Thunnus thynnus - Atlantic Bluefin Tuna.png
(Túnfiskur)
タイセイヨウクロマグロ
Thunnus thynnus
体長は200cm、最大458cm。
Aphanopus carbo - Black Scabbardfish.png
(Stinglax)
クロタチモドキ
Aphanopus carbo
タチウオ科クロタチモドキ属の代表種。体長は70cm、最大151cm。
Polyprion americanus - Atlantic wreckfish.png
(Blákarpi)
アルゼンチンオオハタ
Polyprion americanus
イシナギ科。体長は80cm、最大2.1m。
155px
(Bretahveðnir)

Schedophilus medusophagus
イボダイ科ミナミクロメダイ属。
Trachurus trachurus - Atlantic Horse Mackerel.png
(Brynstirtla)
ニシマアジ
Trachurus trachurus
アジ科マアジ属。
155px
(Ennisfiskur)

Caristius fasciatus
ヤエギス科ヤエギス属。
155px
(Flekkjaglitnir)

Callionymus maculatus
ネズッポ科ハナビヌメリ属。

カレイ目

カレイ

画像 現地名 一般名(学名)
Hippoglossus hippoglossus - Atlantic Halibut.png
(Lúða)
タイセイヨウオヒョウ
Hippoglossus hippoglossus
カレイ科オヒョウ属。体長は最大470cm。
Reinhardtius hippoglossoides - Greenland Halibut.png
(Grálúða)
カラスガレイ
Reinhardtius hippoglossoides
カレイ科カラスガレイ属。
Microstomus kitt - Lemon Sole.png
(Þykkvalúra)
レモンソール
Microstomus kitt
カレイ科ババガレイ属。ほとんどは生のままコンテナまたは空輸で英国に輸出される。
Pleuronectes platessa - European Plaice.png
(Skarkoli)
ヨーロッパツノガレイ
Pleuronectes platessa
カレイ科ツノガレイ属。
Glyptocephalus cynoglossus - Witch Flounder.png
(Langlúra)
タイセイヨウヒレグロ
Glyptocephalus cynoglossus
カレイ科ヒレグロ属。
Hippoglossoides platessoides - American Plaice.png
(Skrápflúra)
グリーンランドアカガレイ
Hippoglossoides platessoides
カレイ科アカガレイ属。
Limanda limanda - Common Dab.png
(Sandkoli)
ニシマガレイ
Limanda limanda
カレイ科スナガレイ属。

ヒラメ

画像 現地名 一般名(学名)
Lepidorhombus whiffiagonis - Megrim.png
(Stórkjafta)
メグリム
Lepidorhombus whiffiagonis
体長は25cm、最大60cm。
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(Dílakjafta)

Lepidorhombus boscii
Scophthalmus maximus - Turbot.png
(Sandhverfa)
イシビラメ
Scophthalmus maximus
スコプタルムス科スコプタルムス属。

カサゴ目

画像 現地名 一般名(学名)
Sebastes marinus - Golden Redfish.png
(Karfi)
モトアカウオ
Sebastes marinus
メバル科メバル属。
Sebastes norvegicus - Golden Redfish.png
(Gullkarfi)
タイセイヨウアカウオ
Sebastes norvegicus
メバル科メバル属。
Sebastes viviparus - Norway Redfish.png
(Litli karfi)
ニシアカウオ
Sebastes viviparus
メバル科メバル属。
Sebastes mentella - Deepwater Redfish.png
(Djúpkarfi)
チヒロアカウオ
Sebastes mentella
メバル科メバル属。
Helicolenus dactylopterus - Blackbelly Rosefish.png
(Litli karfi)
ミナミアフリカユメカサゴ
Helicolenus dactylopterus
メバル科ユメカサゴ属。体長25cm~最大50cm。アイスランドでは主に南部と南西部、西部と北西部の沖で見らるが、北部と東部ではほとんど見られない。
Setarches guentheri - Deepwater Scorpionfish.png
(Karfalingur)
シロカサゴ
Setarches guentheri
フサカサゴ科シロカサゴ属。
Cyclopterus lumpus - Lumpfish.png
(Hrognkelsi)
ヨコヅナダンゴウオ
Cyclopterus lumpus
ダンゴウオ科キクロプテルス属。
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(Gaddahrognkelsi)

Eumicrotremus spinosus
ダンゴウオ科イボダンゴ属。
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(Áttstrendingur)
アトランティック・ポーチャー
Leptagonus decagonus
トクビレ科テングトクビレ属。
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(Dökki sogfiskur)

Liparis fabricii
クサウオ科クサウオ属。
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(Djúphafssogfiskur)

Paraliparis copei
クサウオ科インキウオ属。

キンメダイ目

画像 現地名 一般名(学名)
Beryx Splendens - Splendid Alfonsino.png
(Fagurserkur)
キンメダイ
Beryx Splendens
キンメダイ科キンメダイ属。
Hoplostethus atlanticus - Orange Roughy.png
(Búrfiskur)
オレンジラフィー
Hoplostethus atlanticus
体長は40cm、最大75cm。ヒウチダイ科ヒウチダイ属。
Hoplostethus mediterraneus - Blacktip Sawbelly.png
(Búrfisksbróðir)
ブラックチップ・ソウビリー
Hoplostethus mediterraneus
ヒウチダイ科ヒウチダイ属。
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(Bjúgtanni)
オニキンメ
Anoplogaster cornuta
オニキンメ科オニキンメ属。
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(Dökksilfri)
ナカムラギンメ
Diretmichthys parini
ナカムラギンメ科ナカムラギンメ属。

ソトイワシ目

画像 現地名 一般名(学名)
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(Fjölbroddabakur)

Polyacanthonotus rissoanus
ソコギス科ソコギス属。
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(Blaðhaus)
クロソコギス
Notacanthus chemnitzii
ソコギス科キツネソコギス属。

ヒメ目

画像 現地名 一般名(学名)
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(Digra geirsíli)

Magnisudis atlantica
ハダカエソ科クサビウロコエソ属。

ワニトカゲギス目

画像 現地名 一般名(学名)
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(Broddatanni)

Borostomias antarcticus
ワニトカゲギス科フタツボシエソ属。
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(Faxaskeggur)
ムチホシエソ
Flagellostomias boureei
ワニトカゲギス科ムチホシエソ属。
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(Deplasilfurfiskur)

Valenciennellus tripunctulatus
ムネエソ科ホシエソ属。

クジラウオ目

画像 現地名 一般名(学名)
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(Blaðhaus)
オオメカブトウオ
Poromitra megalops
カブトウオ科カブトウオ属。

アシロ目

画像 現地名 一般名(学名)
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(Blámævill)

Bythites islandicus
フサイタチウオ科ビティテス属。
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(Flathaus)

Cataetyx laticeps
フサイタチウオ科オオソコイタチウオ属。
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(Drumbur)

Thalassobathia pelagica
アシロ科Thalassobathia属。

アカマンボウ目

画像 現地名 一般名(学名)
Lampris guttatus - North Atlantic Opah.png
(Guðlax)
ノースアトランティック・オパ
Lampris guttatus
アカマンボウ科アカマンボウ属。アカマンボウは最も美味とされる種である。欧州連合(EU)では全てのマンボウ類の漁獲および食用としての販売は禁止されている。

ウナギ目

画像 現地名 一般名(学名)
Anguilla anguilla - European Eel.png
(Áll)
ヨーロッパウナギ
Anguilla anguilla
ウナギ科ウナギ属。体長は50cm、最大でオス122cm・メス133cm。
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(Álsnípa)
シギウナギ
Nemichthys scolopaceus
シギウナギ科シギウナギ属。
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(Djúpáll)
イラコアナゴ
Synaphobranchus kaupii
ホラアナゴ科ホラアナゴ属。

軟骨魚綱類

アンコウ

画像 現地名 一般名(学名)
Lophius piscatorius - European Angler.png
(Skötuselur)
ニシアンコウ
Lophius piscatorius
アンコウ科キアンコウ属。アイスランドで漁獲されたほとんどは英国へ生のまま空輸で輸出され、そこで加工した大部分はスペイン、フランスへ輸送される。ヨーロッパでは最も珍重される種。
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(Kjáni)

Chaunax suttkusi
フサアンコウ科フサアンコウ属。日本にも同属の種が生息しており、味醂干し・鍋料理に利用される。
Ceratias holboelli - Longray Seadevil.png
(Sædjöfull)

(Surtur)
ビワアンコウ
Ceratias holboelli
ミツクリエナガチョウチンアンコウ科ビワアンコウ属。
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(Batti)
アトランティック・バットフィッシュ
Dibranchus atlanticus
アカグツ科ソコグツ属。
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(Drekahyrna)

Chaenophryne draco
ラクダアンコウ科ラクダアンコウ属。
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(Broddhyrna)

Oneirodes macrosteus
ラクダアンコウ科ユメアンコウ属。
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(Eyjasurtla)

Linophryne maderensis
オニアンコウ科オニアンコウ属。

エイ

画像 現地名 一般名(学名)
Dipturus batis - Common Skate.png
(Skata)
コモン・スケイト
Dipturus batis
ガンギエイ目ガンギエイ科ガンギエイ属。
Amblyraja radiata - Thorny Skate.png
(Tindaskata)

(Tindabikkja)
ホシフリエイ
Amblyraja radiata
ガンギエイ目ガンギエイ科ミツボシカスベ属。
Raja clavata - Thornback Ray.png
(Dröfnuskata)
イボガンギエイ
Raja clavata
ガンギエイ目ガンギエイ科イボガンギエイ属。
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(Bláskata)

Rajella bigelowi
ガンギエイ目ガンギエイ科アンナデールカスペ属。
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(Djúpskata)

Rajella bathyphila
ガンギエイ目ガンギエイ科アンナデールカスペ属。

※ガンギエイは、12月23日の聖日ソールラオクスメッサに供される伝統料理であるケースト・スカータが代表的。

サメ

ツノザメ目
画像 現地名 一般名(学名)
Somniosus microcephalus - Greenland Shark.png ハカール
(Hákarl)
ニシオンデンザメ
Somniosus microcephalus
オンデンザメ科オンデンザメ属。体長335.5~最大427cm。アイスランドの代表的な珍味 “ ハカール ” の材料に使われる。
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(Færeyjaháfur)
ビロウドザメ
Zameus squamulosus
オンデンザメ科ビロウドザメ属。体長59~最大84cm。
Squalus acanthias - Spiny Dogfish.png
(Háfur)
アブラツノザメ
Squalus acanthias
ツノザメ科ツノザメ属。体長80.9~最大160cm。
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(Dökkháfur)
フトカラスザメ
Etmopterus princeps
カラスザメ科カラスザメ属。体長55~最大94cm。
ネズミザメ目
画像 現地名 一般名(学名)
Lamna nasus - Porbeagle.png
(Beinhákarl)
ニシネズミザメ
Lamna nasus
ニシネズミザメ科ニシネズミザメ属。
Cetorhinus maximus - Basking Shark.png
(Hámeri)
ウバザメ
Cetorhinus maximus
ウバザメ科ウバザメ属。
メジロザメ目
画像 現地名 一般名(学名)
Prionace glauca - Blue Shark.png
(Bláháfur)
ヨシキリザメ
Prionace glauca
メジロザメ科ヨシキリザメ属。体長335cm~最大4m。
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(Gíslaháfur)

Apristurus laurussonii
ヘラザメ科ヘラザメ属。
Scyliorhinus canicula - Small Spotted Catshark.png
(Deplaháfur)
ハナカケトラザメ
Scyliorhinus canicula
トラザメ科トラザメ属。体長40~50cm。
画像 現地名 一般名(学名)
Hexanchus griseus - Bluntnose Sixgill Shark.png
(Brandháfur)
カグラザメ
Hexanchus griseus
カグラザメ目カグラザメ科。体長は3m~最大6m。
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(Digurnefur)

Hydrolagus mirabilis
ギンザメ目ギンザメ科アカギンザメ属。

加工品

魚卵・ウニ

画像 現地名 一般名
Icelandic Roe -(Grásleppuhrogn)Lumpfish Roe.png
(Grásleppuhrogn)
ランプフィッシュ・キャビア
(Lumpfish Caviar)
ダンゴウオの卵。海外では通称 “ 貧乏人のキャビア ” と揶揄されてきたが、本物を知らない人々に門戸を開く存在となり、日本を含めて世界に広く普及した。本来の色はオレンジ色である。
Icelandic Roe -(Masago)Capelin Roe.png マサゴ
(Masago)
(Loðnuhrogn)
トビコ
(Tobico)
カペリン・キャビア
(Capelin Caviar)
カラフトシシャモの卵。 “ 細かい砂 ” を意味する真砂(まさご)に由来する。アイスランドがトビコの代用として日本へ初めて輸出した。今日ではワサビ、柚子など様々な風味と色がある。
155px イクラ
(Ikura)
(Laxahrogn)
イクラ
(Ikura)
サーモン・キャビア
(Salmon Caviar)
タイセヨウサケ、ホッキョクイワナなどの特産地であるが魚卵は一般的ではない。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークでは好まれる。
Icelandic Roe -(þorskhrogn)Cod Roe.png タラコ
(Tarako)
(þorskhrogn)
タラコ
(Tarako)
タラの特産地であるため、生も販売はされているが限られており、一般的ではない。レストランにおいても同じである。
155px
(Heitreykt þorskhrogn)
タラコの燻製
(Smoked Cod Roe)
近年、港町のヘプンでタラコの燻製を製造し、流通するようになった。生の魚卵より好まれるため、市販もされており、レイキャヴィクなどのレストランでも前菜や酒の肴として供される。
155px カズノコ
(Kazunoko)
(Síldarhrogn)
カズノコ
(Kazunoko)
ヘリング・キャビア
(Herring Caviar)
ニシンの卵。身のマリネはアイスランド料理として定番だが、魚卵は一般的ではない。
155px カズノココンブ
(Kazunoko Kombu)
(Síldarhrogn á þara)
コモチコンブ
(Komochi Combu)
ヘリング・スポーン・オン・ケルプ
(Herring Spawn on Kelp)
子持ち昆布。日本の食文化に着目し、研究を行って人工的に加工する技術を開発した。安価な寿司ネタとなっているものは、昆布にニシンの卵を癒着させたものである。
155px ウニ
(Uni)
(Ígulkerjahrogn)
ウニ
(Uni)
シーウーチン・ロゥ
(Sea Urchin Roe)
アイスランドに生息するウニは非常に大型の種でありながら、最も食用に適した種に属する。しかし、一般的ではない。ウニ漁自体も操業を止めたこともあるほど、消極的である。

※アイスランド国民の多くは、キャビア、イクラ、タラコ、ウニ、数の子などの魚卵に関心はなく、他国ほど美食として重要視していない。日本の筋子や明太子のように庶民的な食事にも利用することが少ないため、そのほとんどが海外へ輸出される。世界中で広く利用される存在となったマサゴの原料となるシシャモは日本で定着した食材となっているが、本来は大衆魚ではない。日本のホンシシャモは高級魚であり、これをマサゴのように代用することは不可能である。また、子持ち昆布も本来は天然もので高級品である。

参考表示

画像 現地名 一般名
Japanese Roe -(Tobiko)Flying Fish Roe.png トビコ
(Tobiko)
(Hrognaflugfisk)
とびこ
(Tobiko または Tobico)
トビウオの卵の調味漬け。実質的に “ トビコ ” を世界に知らしめたのはアイスランドである。

※アイスランドの人々は、本来のトビコの原料を知っており、自国のトビコ(現:マサゴ)と比較し、日本のトビコの栄養価を過大評価するなど、日本人にとって喜ばしいこともあるが、実際のところ日本では栄養価などを重要視するほどの食品ではなく、マサゴと用途に変わりはない。今日、日本のトビコは東南アジアなどで獲れたトビウオの卵を加工して海外へ輸出している。そもそも日本では元来、庶民全てに安価で行きわたるような漁獲量がある魚ではなく、限りがあるため高価な食材であり、飯の友とする筋子やタラコに比べて一般的ではない。逆にアイスランドのマサゴは世界各国の飲食業界、および日本では庶民的で子供も楽しめるような握り寿司やチラシ寿司などに大きく貢献している。

塩蔵・乾物

画像 現地名 一般名
Icelandic Dried Fish - Hákarl.png ケーストゥル・ハカール
(Kæstur hákarl)
ハカール
(Hákarl)
ニシオンデンザメ
Icelandic Salted Fish - Saltfiskur.png サルトフィスクル
(Saltfiskur)
タラの塩漬け。アイスランドは世界最大の輸出国であり、ポルトガル、スペイン、ギリシャで人気の珍味である。長期保存が可能で調理の際には塩抜きをして様々な料理に使われる。
Icelandic Dried Fish - Harðfiskur.png ハルズフィスクル
(Harðfiskur)
干し鱈。塩を加えず、寒風干しにする。本来は “ 干し魚 ” を意味し、複数のタラ類の他、オヒョウ、オオカミウオ、ダンゴウオなども含まれる。今日では干し鱈を指す代名詞となっている。
Icelandic Dried Fish - Sigin Grásleppa.png シギン・グラスレッパ
(Sigin Grásleppa)
ダンゴウオを乾燥させたもの。適度な間隔で切れ目を入れて干す。

肝油

画像 現地名 一般名
Icelandic Cuisine - Þorska Lýsi.png ソースカ・リーシ
(Þorska Lýsi)
リーシ
(Lýsi)

(Cod Liver Oil)
タラの肝油。ビタミンA、ビタミンD、オメガ3脂肪酸を含む。アイスランドでは老若男女が健康のために愛飲するものでホテルやコテージにも無料で備えられている。

外来種

画像 現地名 一般名
Mya arenaria - Sand Gaper.png
(Sandskel)
オオノガイ
Mya arenaria
オオノガイ目オオノガイ科オオノガイ属。
Cerastoderma edule - Common Cockle.png
(Hjartaskel)
ヨーロッパザルガイ
Cerastoderma edule
マルスダレガイ目ザルガイ科。
Ensis terranovensis - No Common Name.png
(Sindraskel)

Ensis terranovensis
マルスダレガイ目ユキノアシタガイ科マテガイモドキ属。2019年5月20日に貝殻を発見。2020年2月に生きた個体が発見された。本種はカナダ東岸のニューファンドランド島沖でのみ発見されている。
Praunus flexuosus - Chameleon Shrimp.png
(Ögnin)
カメレオン・シュリンプ
Praunus flexuosus
Crangon crangon - Common Shrimp.png
(Sandrækja)
ヨーロッパエビジャコ
Crangon crangon
Homarus americanus - American Lobster.png
(Ameríkuhumar)
アメリカン・ロブスター
Homarus americanus
Cancer irroratus - Atlantic Rock Crab.png
(Grjótkrabbi)
アトランティック・ロッククラブ
Cancer irroratus
イチョウガニ科イチョウガニ属。2006年にアイスランド西部のクヴァールフィヨルズルの海岸で初めて発見された。北米の大西洋沿いに生息する種であるため、外来種と考えられている。
Cancer pagurus - Brown Crab.png
(Töskukrabbi)
ヨーロッパイチョウガニ
Cancer pagurus
Orchestia gammarellus - Common Shore Skipper.png
(Fitjafló)
コモン・ショア・スキッパー
Orchestia gammarellus
端脚類。ハマトビムシの一種。
Caprella mutica - Japanese Skeleton Shrimp.png
(Þanggeit)
ジャパニーズ・スケルトン・シュリンプ
Caprella mutica
端脚類ワレカラ科ワレカラ属。和名はコシトゲワレカラ。日本の北海道(道央・道北・道東)沿岸、千島列島、韓国北部から中国北部にかけて生息する。生息域を広げ、世界中で確認されている。
Oncorhynchus mykiss - Rainbow Trout.png
(Regnbogasilungur)
ニジマス
Oncorhynchus mykiss
原産地は北米(太平洋側)で体長は30~45cm。1950年に養殖目的でデンマークからアイスランドに初めて導入された。
Oncorhynchus gorbuscha - Pink Salmon.png
(Bleiklax)
カラフトマス
Oncorhynchus gorbuscha
1960年以来アイスランドの川で時折捕獲されている。
Taurulus bubalis - Longspined Bullhead.png
(Græni marhnútur)
ロングスパインド・ブルヘッド
Taurulus bubalis
カジカ科タウルルス属。2005年にヴァトンスリーシュストロンド(Vatnsleysuströnd)で初めて発見された。
Platichthys flesus - European Flounder.png
(Flundra)
ヨーロッパヌマガレイ
Platichthys flesus
体長は約50cm。1999年9月に初めてアイスランド沖で発見された。

関連項目