西红柿鸡蛋面

提供: Tomatopedia
2022年3月3日 (木) 19:53時点におけるWebmaster (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

西红柿鸡蛋面(ファンチェ・チャオダン/西红柿炒鸡蛋:シーホンシー・チャオジーダン)

定番の『西红柿鸡蛋凉面
什香凉面(山東省)


中国の主な凉面

『鸡蛋凉面』の一例

中国の代表的な凉面として挙げられてるものは、一覧として文章で単純にコピー&ペーストされ(日本でも見られるケース)、中国内でも流布されているが詳細内容も少なく、特に反応も少ない。 その原因は、料理の特徴を表した名称、他の地域で作られる場合の名称、レシピ系サイト投稿者による創作系やYouTuberの誘導などが統合されたもので把握しづらくなっている点である。 それと連動するように他には、有名とされる地域が異なったり、特定の飲食店の地域を挙げる、またはそれに価しないものなどが見受けられた。 例としては、広東省で有名とされる「鸡蛋凉面」(目玉焼きをのせても鸡蛋凉面と呼ばれる)のレシピは錦糸卵をのせた「蛋丝凉面」や「蛋皮凉面」と同じであり、広東省に限らない。 広東は夏は暑い地域であるが、他の地域から「なぜ凉面を食べないのか?」という問いに対して「暑すぎて悪くなる」と答える地域である。 夏に広東を訪れた人の中には「これだけ麺店があるにもかかわらず、凉面を食べることはコンビニなどでケーキを手にするより難しい。」と喩える人もいるぐらいである。 ウキペディアでは黒竜江省・牡丹江市の冷麺「牡丹江冷麵」として挙げられているが「又一春冷面」という店の冷麺のことであり、画像は同省・鶏西市のみならず中国内でも有名な鸡西冷面でありながらも「鸡西冷面」は取り上げられていなかった。 また、「面」を「麵」と記述している点で文化圏が異なる寄稿者であることが伺える。 台湾は台式涼麵として挙げられていたが、歴史や文化の流れから福建省の凉面(ゴマだれ)と差異はなく、台湾では嘉義市の食べ方が特徴的だろう。

香港のXO醤や潮州市(広東省)、福建、台湾で使われる沙茶醤などの地域独自の調味料を使って、個人が「香港凉面」「広東凉面」などの名で投稿する場合もあるが、それらは一般的ではない。

※「中国の主な凉面」は、これらを修正、追加して簡単な説明を加えたものである。

説明

  • 芝麻酱凉面(北京市):コマだれ(芝麻醤)を使ったもの。
  • 素什锦凉面(北京市):ベジタリアン(八宝菜)系の食材のみを使ったもの。
  • 鸡丝凉面(四川省):鶏肉の細切り、または裂いたものに辛味油のたれをかけたもの。
  • 广元凉面(四川省・広元市):武則天を起源とする米を原料とした凉面で女皇蒸凉面の名で知られる。
  • 雁北冷莜面(山西省):オーツ麦を原料とした麺の冷製。
  • 凉拌刀削面(山西省):中国十大麺の一つである山西刀削面の冷製。
  • 柳叶凉面(山西省):柳の葉状にカットした麺(乾麺を含む)の冷製。
  • 什香凉面(山東省):十種類の具材をトッピッグしたもので番茄炒蛋は必須。
  • 河南凉面(河南省):揚げ落花生をトッピングしたもの。
  • 河南捞面(河南省):番茄炒蛋がのせられたもの。
  • 兰州牛肉凉面(甘粛省・蘭州市):中国十大麺の一つである兰州牛肉面(蘭州ラーメン)の冷やし中華バージョン。
  • 狗肉凉面(陝西省):犬肉を使ったもので滋養強壮源として夏至面には欠かせない。
  • 凉皮(陝西省):陝西省発祥で主に中国西部および中国北部で食べられる。
  • 全料凉面(湖北省・武漢市):中国十大麺の一つである武漢熱乾麺(武汉热干面)の凉面仕様の細麺が使われ、具材の中には細切り昆布が必ず入る。
  • 长沙凉面(湖南省・長沙市):たれの中に腐乳の汁が使われている。
  • 鸡西冷面(黒竜江省・鶏西市):鶏西市の有名な冷麺で中国東北部の朝鮮族の名物料理。延吉冷面と並んで冷麺界の「少林と武当」に喩えられる。
  • 延吉冷面(吉林省・延辺朝鮮族自治州):中国十大麺の一つで、その中で唯一の冷製麺料理。
  • 黄面(新疆ウイグル自治区):新疆凉面ともいわれ、独自の手延べ製麺で茹でた後に黄色くなるのが由来。
  • 四碟捞面(天津市):冷した麺に別皿で4種の具材を提供するスタイルが基だが、現在はそれ以上になる場合が多い。
  • 三丝冷面(上海市):3種の細切り具材を使ったシンプルな凉面で上海では定番。
  • 炸酱凉面(中国広域):温製の北京炸酱面は中国十大麺の一つ。現在は中華圏のみならず、韓国(ジャージャー麺)、日本(岩手・盛岡じゃじゃ麺)など、アレンジされて広く親しまれている。炸酱(肉みそ)は、ミートソースの起源にもなっているという説もある。
  • 凉粉(中国広域):原材料は異なるが日本の夏の涼味である「ところてん」に近い。
  • 葱油凉拌面(中国・江南地方):ネギ油の和え麺で上海市、杭州市、紹興市、蘇州市、鎮江市を含む江南地方(揚子江の下流域・南岸地域一帯)で食べられる。
  • 撈冷麵(香港):ビニール袋で提供され、自分で和える「ファースト系冷やし中華」が若者の間で名物になっている。
  • 美乃滋涼麵(台湾・嘉義市):ゴマだれ以上にマヨネーズ(台湾語:美乃滋)が主力の嘉義スタイル。 台湾でマヨネーズといえば名物の栄養サンドイッチもその一つ。