杏仁豆腐
杏仁豆腐（あんにんどうふ）
概要
杏仁豆腐は、中国の東部に位置する江蘇省（こうそしょう）の伝統料理で漢全席の宴席にも登場する。 主に「甜杏仁」(テンキョウニン）を粉砕し、水で煮た後、冷やして切り分けたもので、豆腐に似ていることからこの名がついた。 ただし、杏仁豆腐は地方によって作り方が異なる。
杏仁は、アンズの果実の核（種子の仁）で、タンパク質が20％含まれ、デンプンは含まれていない。 中国では、甜杏仁は滋養強壮、肺の機能を高める作用があるとされる。 杏仁を正しく摂取することで、滋養強壮や喉の渇きを癒す、肺を潤して喘息を緩和する、腸を滑らかにし、腸ガンを抑制するなどの効果が得られるが、苦味がある杏仁（苦杏仁：クキョウニン）でも甘味がある杏仁（甜杏仁）でも、杏仁の過剰摂取は中毒の原因になるため、水に数回浸して加熱・煮沸してから摂取する必要がある。
杏仁
中国
歴史
効能
文献
本草図経
『本草図経』（本草图经）は、宋代(1061年)、蘇頌（そ しょう：1020年12月16日 - 1101年6月18日）によって編纂された。
杏核仁は今日どこでも見かける。 実はいくつか種類があるのだが、黄色くて丸いものを金杏と呼ぶ。 鳳龍山脈の済南県で栽培され、人々から帝杏と呼ばれているそうです。 扁平で緑黄色をした杏は木杏と呼ばれ、酢のような味がして、金杏には及ばない。 杏子は薬として使われるが、現在では東のものが最も優れており、故郷のものが今も使われている。 山杏は薬に適さない。 5月に収穫され、芯を割って2つの核を取り出す。
ギャラリー
- 明治17年（1884年）創業「聘珍樓 横濱本店」：2022年5月15日に閉店するまで日本最古の中国料理店であった
- 明治25年（1892年）創業「萬珍樓 本店」：現存する日本最古の中国料理店
「豆乳杏仁豆腐」
豆乳入り杏仁豆腐
聘珍樓 横濱本店
（神奈川・横浜中華街）
「鮮果杏仁豆腐」
フルーツ入り杏仁豆腐
聘珍樓 横濱本店
（神奈川・横浜中華街）
「鴛鴦杏仁豆腐」
マンゴーと杏仁の二色豆腐
聘珍樓 横濱本店
（神奈川・横浜中華街）
「鮮果香芒杏仁」
季節のフルーツのせマンゴー杏仁豆腐
聘珍樓 横濱本店
（神奈川・横浜中華街）
「茉莉花杏仁豆腐」
豆乳入り杏仁豆腐のジャスミンジュレがけ
聘珍樓 横濱本店
（神奈川・横浜中華街）
「山桃杏仁豆腐」
杏仁豆腐 山桃シロップ
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「什果杏仁豆腐」
アンニンフルーツポンチ
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「蜜红杏仁豆腐」
杏仁豆腐 赤肉メロンソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「香芒汁杏仁」
杏仁豆腐 マンゴソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「杏仁山桃凍」
山桃のジュレ 杏仁ソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「杏汁白桃布丁」
白桃プリン 杏仁ソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「白桃杏慕絲」
杏仁ムース 白桃ソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「梨香杏仁豆腐」
杏仁豆腐 白きくらげ入り梨のジュレ
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「蜜瓜杏仁豆腐」
赤肉メロンのジュレと杏仁豆腐
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「山楂杏香」
サンザシのジュレと杏仁豆腐
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「山楂紅白玉」
サンザシのジュレと杏仁ショコラのブランマンジェ
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「焦糖杏仁豆腐」
アーモンド豆腐 生キャラメルソース
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「仙草杏仁盆」
杏仁と仙草のティラミス
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「杏法式燉蛋」
杏仁クレームブリュレ 山桃シャーベット添え
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
「冰淇淋」アイスクリーム
（バニラ・杏仁・あずき餡）
萬珍樓 本店
（神奈川・横浜中華街）
