戦艦 大和のオムライス
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戦艦 大和のオムライス(Omurice from the Battleship Yamato)は、大日本帝国海軍の戦艦・大和(やまと)の艦内厨房で調理され、士官向けに出されていた料理である。
士官と従兵
当時、従兵で大和乗組員の生存者の証言では「給仕する際とても羨ましかった記憶がある」と語っている。 しかし、戦艦大和は「大和ホテル」と揶揄されたように、艦内設備は寝室設備を除いては現代の旅客機のファーストクラス以上で、乗組員の食事、酒、タバコなどの嗜好品も最後の出撃まで十分であった。
大和
大和は世界最大の戦艦としても知られている。
材料(5人前)
- 精米:1kg
- 押麦:200g
- 鶏肉:300g
- 玉葱:250g
- 人参:250g
- バター:15g+15g
- サラダ油:15g
- サフラン:少々
- スープ:3ℓ
- グリーンピース(缶):少々
- 鶏卵:10個
- 塩
- 胡椒
作り方
- 鶏肉は二分角(こまぎれで可)に切る。
- 玉葱、人参は小さな賽の目に切る。
- 1をバター(15g)とサラダ油(15g)で炒め、塩胡椒で味をつけ、洗った米と麦に混ぜ、サフラン汁を加えたスープで少し硬めに飯を炊く。
- 卵2個を1人分として塩で薄味をつけ、バターを敷いて半熟に広げ、手早くチキンライス1人分を木の葉状(舟形)に軽く包む。
- 皿に盛り、ケチャップをかけ、塩茹グリーンピースを5粒乗せる。
特徴とポイント
- 大和では上官の好みに応じて、トマトケチャップ、もしくはケチャップソース(ケチャップとウスターソースを1:1の同割で混ぜたもの)をかけていた。
- ソースの上にグリンピースを奇数個で置く。 大和では日本古来の縁起担ぎから必ず奇数であった。
- 食後の「紅茶」をセットで提供し、ティーカップにあふれんばかりに注ぐ。 大和では食後は紅茶がよく飲まれており、料理を給仕する従兵は紅茶をなみなみと注ぐ訓練もしていた。