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| <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">最古の文献</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">最古の文献</span></h2> |
| [[ファイル:Yamato Honzo.png||190px|right|thumb|『大和本草』国立科学博物館]] | | [[ファイル:Yamato Honzo.png||190px|right|thumb|『大和本草』国立科学博物館]] |
| + | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>日本でトマトが登場する最も古い文献は、江戸時代の本草学者・儒学者である貝原益軒(かいばら えきけん)により1709年(宝永7年)に刊行された『大和本草』全21巻である。</p> | | <p>日本でトマトが登場する最も古い文献は、江戸時代の本草学者・儒学者である貝原益軒(かいばら えきけん)により1709年(宝永7年)に刊行された『大和本草』全21巻である。</p> |
| <p>その巻之九 草之五・雑草の中で「唐ガキ」という名称で紹介されている。<br> | | <p>その巻之九 草之五・雑草の中で「唐ガキ」という名称で紹介されている。<br> |
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| 近年、日本でも生産量は少ないが[[フルーツトマト]]のように糖度改良などをした[[食用ホオズキ]]が栽培され「ストロベリートマト」「ほおずきトマト」など様々なブランド名で出荷されている。<br> | | 近年、日本でも生産量は少ないが[[フルーツトマト]]のように糖度改良などをした[[食用ホオズキ]]が栽培され「ストロベリートマト」「ほおずきトマト」など様々なブランド名で出荷されている。<br> |
| このメキシコのトマティーヨと日本の食用ホウズキは、瓜と果物ぐらい味わいの趣旨や方向性が別といってよい。<br> | | このメキシコのトマティーヨと日本の食用ホウズキは、瓜と果物ぐらい味わいの趣旨や方向性が別といってよい。<br> |
− | しかし、トマトとホオズキが似ている点を文献に残した江戸時代の本草学者・貝原益軒は間違ってはいなかったのである。</p> | + | しかし、トマトとホオズキが似ている点を文献に残した江戸時代の本草学者・貝原益軒は間違ってはいなかったのである。</p><div> |
| <gallery mode="traditional"widths=190px> | | <gallery mode="traditional"widths=190px> |
| Mini Tomato.png|ミニトマト | | Mini Tomato.png|ミニトマト |
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| <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">最古のレシピ</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">最古のレシピ</span></h2> |
| [[ファイル:Seiyo ryoritsu.png|190px|right|thumb|『西洋料理通』加賀文庫]] | | [[ファイル:Seiyo ryoritsu.png|190px|right|thumb|『西洋料理通』加賀文庫]] |
| + | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>日本でトマトが登場する最も古いレシピは、仮名垣魯文(かながき ろぶん)が1872年(明治5年)に執筆した『西洋料理通』である。</p> | | <p>日本でトマトが登場する最も古いレシピは、仮名垣魯文(かながき ろぶん)が1872年(明治5年)に執筆した『西洋料理通』である。</p> |
| <p>横浜に居留していたイギリス人が日本の傭人(雑事を担当する者)に料理を命ずる際の手控え帳を魯文が手に入れ編纂し、挿絵は幕末から明治にかけて活躍した天才絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)が手掛けた。<br> | | <p>横浜に居留していたイギリス人が日本の傭人(雑事を担当する者)に料理を命ずる際の手控え帳を魯文が手に入れ編纂し、挿絵は幕末から明治にかけて活躍した天才絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)が手掛けた。<br> |
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| <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;">赤ナスを細かく切って蒸し鍋に入れ、塩、こしょうを散らし静かに煮ること20分、酢をいれさらに5分煮る<br> | | <p style="border: solid 1px #C0C0C0; padding: 16px;">赤ナスを細かく切って蒸し鍋に入れ、塩、こしょうを散らし静かに煮ること20分、酢をいれさらに5分煮る<br> |
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− | 『西洋料理通』抜粋</p> | + | 『西洋料理通』抜粋</p><div> |
| <!-- =============== トマト料理 =============== --> | | <!-- =============== トマト料理 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマト料理</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマト料理</span></h2> |
| [[ファイル:Tomato takikomigohan.png|190px|right|thumb|『トマトの炊き込みご飯』<br>[[和風トマト料理]]の一例]] | | [[ファイル:Tomato takikomigohan.png|190px|right|thumb|『トマトの炊き込みご飯』<br>[[和風トマト料理]]の一例]] |
| + | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>世界には様々な国々の様々な[[世界のトマト料理|トマト料理]]が存在する。</p> | | <p>世界には様々な国々の様々な[[世界のトマト料理|トマト料理]]が存在する。</p> |
| <p>[[日本のトマト料理|日本におけるトマト料理]]といえば、主に我が国に定着し認知度を得た海外料理や洋食をイメージするのが一般的ともいえる。<br> | | <p>[[日本のトマト料理|日本におけるトマト料理]]といえば、主に我が国に定着し認知度を得た海外料理や洋食をイメージするのが一般的ともいえる。<br> |
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| <p>炊飯器に、米(2合)、しょうゆ、みりん、酒(各大さじ1)、塩(ひとつまみ)、トマト(1個)、生姜千切り( 適量)、塩昆布(適量)を上に散らして炊飯し、炊きあがったら適度に混ぜ合わせる。</p> | | <p>炊飯器に、米(2合)、しょうゆ、みりん、酒(各大さじ1)、塩(ひとつまみ)、トマト(1個)、生姜千切り( 適量)、塩昆布(適量)を上に散らして炊飯し、炊きあがったら適度に混ぜ合わせる。</p> |
| <p>※トマトは湯引きして皮をむき、丸のままでも、皮付きで適度な大きさにカットして投入してもよい。<br> | | <p>※トマトは湯引きして皮をむき、丸のままでも、皮付きで適度な大きさにカットして投入してもよい。<br> |
− | あくまで和風、シンプルな材料と調理法、塩昆布がアクセントになっている。</p> | + | あくまで和風、シンプルな材料と調理法、塩昆布がアクセントになっている。</p></div> |
| <!-- =============== トマトの日 =============== --> | | <!-- =============== トマトの日 =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマトの日</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマトの日</span></h2> |
| + | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>トマトの栄養価値や美味しさをアピールし、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的として、2005年に[http://www.japan-tomato.or.jp/ 一般社団法人全国トマト工業会]が制定した。</p> | | <p>トマトの栄養価値や美味しさをアピールし、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的として、2005年に[http://www.japan-tomato.or.jp/ 一般社団法人全国トマト工業会]が制定した。</p> |
− | <p>10月は食生活改善普及月間であり、また「体育の日」もあり、健康への関心が高まる月で、その中でも、「ト(10)マト(10)」の語呂合わせから10月10日になった。</p> | + | <p>10月は食生活改善普及月間であり、また「体育の日」もあり、健康への関心が高まる月で、その中でも、「ト(10)マト(10)」の語呂合わせから10月10日になった。</p></div> |
| <!-- =============== トマトのことわざ =============== --> | | <!-- =============== トマトのことわざ =============== --> |
| <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマトのことわざ</span></h2> | | <h2 class="mainpage-heading">🍅<span class="mainpage-heading-title">トマトのことわざ</span></h2> |
| + | <div class="mainpage-content-text"> |
| <p>『トマトが赤くなると、医者が青くなる』</p> | | <p>『トマトが赤くなると、医者が青くなる』</p> |
| <p>イタリアや欧州のことわざとして取り上げられることが多いが、それが実在する根拠は見つかっていない。<br> | | <p>イタリアや欧州のことわざとして取り上げられることが多いが、それが実在する根拠は見つかっていない。<br> |
| 「柿が赤くなると、医者が青くなる」が基になっている可能性も考えられる。<br> | | 「柿が赤くなると、医者が青くなる」が基になっている可能性も考えられる。<br> |
− | しかし、トマト自体が健康や生活習慣病などの予防に繋がる食品であることは事実であり、ことわざの派生が不明であったとしても、的を得たものになっていることに違いはない。</p> | + | しかし、トマト自体が健康や生活習慣病などの予防に繋がる食品であることは事実であり、ことわざの派生が不明であったとしても、的を得たものになっていることに違いはない。</p></div> |
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