「青椒肉絲」の版間の差分
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2022年12月14日 (水) 09:24時点における版
青椒肉絲(チンジャオロース/青椒肉丝)
中国
歴史
青椒肉絲は、それほど長い歴史のある中国料理ではないが、ナス科トウガラシ属である唐辛子が中国に伝来した時代と関係があり、その独特の味と食感から中国の北部と南部の人々に急速に拡がった。 以来、人々の食卓にのぼるようになり、定番の家庭料理として定着し、家庭料理から中国料理の一角を占めるようになったのである。
唐辛子が中国に伝わったのは明の時代。 唐辛子が貴州省や湖南省で食べられるようになったのは清代の乾隆(けんりゅう)時代からで、一般的に食べられるようになったのは、清代の道光(どうこう)時代以降と歴史に記されている。 その後、中国全土で栽培されるようになり、伝来が遅かったにもかかわらず、中国で最も広く使われている香辛料になった。
効能
青椒肉絲に使われるピーマンの果肉は歯ごたえがあり、ビタミンCが豊富である。 ピーマンの辛味は体を温め、冷えを排除し、食欲を増進する効果がある。 また、豚肉は良質なたんぱく質と必須脂肪酸を与え、ヘム鉄(有機鉄)の吸収を促進し、鉄欠乏性貧血を改善するシステインなどを摂取することが可能とされる。
日本
多様性
ギャラリー
- 明治17年(1884年)創業「聘珍樓」:2022年5月15日に閉店するまで日本最古の中国料理店であった
- 明治25年(1892年)創業「萬珍樓」:日本最古の中国料理店
- 昭和35年(1960年)創業「民生 廣東料理店」:兵庫・神戸中華街(南京町)最古の中国料理店
- 昭和03年(1928年)創業「中国料理館 会楽園」:長崎・新地中華街(長崎市)最古の中国料理店
- 昭和19年(1944年)創業「中国名菜 京華園」:長崎・新地中華街で会楽園にならぶ老舗
- 昭和21年(1946年)創業「中國菜館 江山楼」:長崎・新地中華街で会楽園にならぶ老舗