「挽肉のシチュー」の版間の差分

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[[File:Japanese Tomato Dishes - Hikiniku no Stew.png|thumb|right|200px|挽肉のシチュー]]
 
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'''挽肉のシチュー'''(ひきにくのしちゅー)は、昭和7年(1932年)に婦人雑誌『主婦之友』7月号の附録「お惣菜向きの洋食の作り方三百種」に掲載された料理である。
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'''挽肉のシチュー'''(ひきにくのしちゅー)は、昭和11年(1986年)に婦人雑誌『主婦之友』新年号の附録「お客料理全集」に掲載された料理である。
  
 
== 料理紹介 ==
 
== 料理紹介 ==
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学生さんのお客様などには、殊に喜ばれます。
 
学生さんのお客様などには、殊に喜ばれます。
  
== 材料(三人前) ==
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== 材料(五人前) ==
干うどん一把、トマト三個、玉葱、大蒜極少量、盬、砂糖、バタまたは胡麻油等。
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五人前として、牛豚半々の挽肉八十匁、馬鈴薯二個、西洋人参一本半、青豆(グリンピース)小1缶、トマトソース二合。
  
 
== 作り方 ==
 
== 作り方 ==
干うどんでなく、うどん屋から茹でたのを取れば、なほ簡単です。
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馬鈴薯と人参を二分の賽の目に切って、茹でておきます。
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鍋にバタをひいて、玉葱のみじん切りを充分炒め、次に肉を炒め、薯、人参、青豆を一緒に入れて、手早くまぜ、トマトソースを加へて、塩、胡椒をたします。
  
(1)干うどんは、二寸くらゐにぽきぽき折つて、熱湯で固目に茹で、笊に上げて水気をきります。
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若しシチューの汁が足りなかったら、青豆の汁で、メリケン粉をといて入れます。
  
(2)玉葱と大蒜もあつたら少々、みじん切りにし、フライ鍋に入れ、バタなり、胡麻油でいためます。
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寒いときは、これを火鉢にかけておいて、できるだけ熱いところを、おすすめしたいと思います。
それに、トマトを入れ、いためながら潰し、盬、砂糖少し、あつたら味の素も入れて、味を調へ、どろつとするくらゐ煮詰めて、うどんを入れ、焦げつかぬやうに煮込みます。
 
  
=== 注意 ===
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尚ほ、これはうどんを入れて、煮ながら頂きますと、とても美味しく、御飯がわりともなり、寒い夜の何よりの御馳走ともなりませう。
うどんに、トマトの衣がかかつたといふ程度が美味しいのですから、トマトはかなり煮詰めてください。
 
 
 
== 監修 ==
 
*古屋敏恵氏夫人:古屋幸江
 
  
 
== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==
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[[カテゴリ:昭和のトマト料理|ひ]]
 
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[[カテゴリ:主婦之友|ひ]]
 
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[[カテゴリ:昭和07年07月號・お惣菜向きの洋食の作り方三百種|]]
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[[カテゴリ:昭和07年07月號・お客料理全集|]]

2022年5月11日 (水) 15:00時点における版

挽肉のシチュー

挽肉のシチュー(ひきにくのしちゅー)は、昭和11年(1986年)に婦人雑誌『主婦之友』新年号の附録「お客料理全集」に掲載された料理である。

料理紹介

簡単にできる洋食です。 学生さんのお客様などには、殊に喜ばれます。

材料(五人前)

五人前として、牛豚半々の挽肉八十匁、馬鈴薯二個、西洋人参一本半、青豆(グリンピース)小1缶、トマトソース二合。

作り方

馬鈴薯と人参を二分の賽の目に切って、茹でておきます。 鍋にバタをひいて、玉葱のみじん切りを充分炒め、次に肉を炒め、薯、人参、青豆を一緒に入れて、手早くまぜ、トマトソースを加へて、塩、胡椒をたします。

若しシチューの汁が足りなかったら、青豆の汁で、メリケン粉をといて入れます。

寒いときは、これを火鉢にかけておいて、できるだけ熱いところを、おすすめしたいと思います。

尚ほ、これはうどんを入れて、煮ながら頂きますと、とても美味しく、御飯がわりともなり、寒い夜の何よりの御馳走ともなりませう。

参考文献

  • 『主婦之友』:昭和十一年新年號・付録「お客料理全集」