「ソース・サムライ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ネーミングは、日本の “ 侍 ”(さむらい)に因むが、日本発祥のソースではない。
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ネーミングは、日本の “ 侍 ”(さむらい)にちなむが、日本発祥のソースではない。
ベルギーで、2000年代初頭から人気のあるソースの1つで、一般的にはフライドポテトと供じられる。
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フランスのマヨネーズソース(Sauce Mayonnaise:[[ソース・マオンネーズ]])から派生したソースに分類される。
市販もされており、商品説明の一例では、「トマト風味の激辛ソースです。高品質のドレッシング、パプリカ、赤唐辛子をベースにしています。」と記載されている。
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ベルギーで、2000年代初頭から人気となり、今や定番のソースとなっている。
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市販もされており、商品説明の一例では「トマト風味の激辛ソースです。高品質のドレッシング、パプリカ、赤唐辛子をベースにしています。」と記載されている。
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ベルギーのフライドポテト(Belgian Fries:[[ベルジャン・フリッツ]])と食すのが定番である。
  
 
== 構成 ==
 
== 構成 ==
トマトペースト、またはトマトケチャップ、マヨネーズとインドネシアの[[サンバル]]、チュニジアのハリッサで構成されている。
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[[トマトペースト]]、または[[トマトケチャップ]]、マヨネーズ、インドネシアの[[サンバル]]、チュニジアのハリッサで構成されている。
日本の家庭や庶民的な店で作られるケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせた[[ソース・オーロレ|オーロラソース]]に激辛調味料を加味したものである。
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日本の家庭や庶民的な店で作られるケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせた[[ソース・オーロレ|オーロラソース]]にデスソースなどの激辛調味料を加えれば近いものが出来る。
  
 
== 用途 ==
 
== 用途 ==
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サムライソースは、フライドポテトを中心とし、フィッシュ・アンド・チップスなどの揚げ物に主に使われる。
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また、サンドイッチ、ハンバーガー、ケバブなどに用いられたり、肉の串焼き、グリルチキンなどのディップソースとして添えられる。
  
 
== ハラキリソース ==
 
== ハラキリソース ==
ハラキリソース(Harakiri Saus)は、マヨネーズとサンバルを半々に混ぜたもので、ネーミングは日本の武士道の慣らいの一つである “ 切腹 ”(せっぷく)に因む。
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ハラキリソース(Harakiri Sauce)は、マヨネーズとサンバルを半々に混ぜたもので、ネーミングは日本の武士道の慣らいの一つである “ 切腹 ”(せっぷく)に因む。
  
 
== 映画 ==
 
== 映画 ==
2011年に公開されたオリヴィエ・バルー監督作のフランスのコメディ映画『Les Tuche』([[レ・トゥシェ]])の主人公がソース・サムライを使ったことでフランスでも一躍有名となった。
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2011年に公開されたオリヴィエ・バルー監督作のフランスのコメディ映画『Les Tuche』3([[レ・トゥシェ]])の主人公(俳優:ジャン・ポール・ルーヴ)が、ソース・サムライを使ったことでフランスでも一躍有名となった。
  
 
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Image:French Films -(Les Tuche)Prévois La Sauce Samouraï.png|ソース・サムライを用意する!<br>「Prévois La Sauce Samouraï.」
 
Image:French Films -(Les Tuche)Prévois La Sauce Samouraï.png|ソース・サムライを用意する!<br>「Prévois La Sauce Samouraï.」
 
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Image:French Films -(Les Tuche)Samouhaï?.png|サムハイ??<br>「Samouhaï ? 」
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Image:French Films -(Les Tuche)C'est la mayonnaise qui pique, qui pique.png|刺さりまくるマヨネーズだよ!<br>「C'est la mayonnaise qui pique, qui pique.」
 
Image:French Films -(Les Tuche)Elle pique tellement fort que t'as les yeux qui piquent !.png|目がチカチカするほど刺さる!<br>「Elle pique tellement fort que t'as les yeux qui piquent !」
 
Image:French Films -(Les Tuche)Elle pique tellement fort que t'as les yeux qui piquent !.png|目がチカチカするほど刺さる!<br>「Elle pique tellement fort que t'as les yeux qui piquent !」
 
Image:French Films -(Les Tuche)Samouraï ! Ha ha.png|それがサムライ!<br>「Samouraï !」
 
Image:French Films -(Les Tuche)Samouraï ! Ha ha.png|それがサムライ!<br>「Samouraï !」
Image:French Films -(Les Tuche)Stunned Chef.png|・・・(目が点になるシェフ)笑<br>「・・・・」
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Image:French Films -(Les Tuche)Stunned Chef.png|・・・(目が点になるシェフ)<br>「・・・・」
 
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*[[フランス料理のソースの分類学]]
 
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*[[ソース・マオンネーズ]]
 
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*[[レ・トゥシェ]]:フランス映画
 
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[[Category:ソース・マオンネーズの派生ソース|さ]]
 
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[[Category:映画に登場するトマト料理|さ]]
 
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2024年2月25日 (日) 08:15時点における最新版

ソース・サムライ

ソース・サムライ(仏:Sauce Samouraï)は、ベルギーのポピュラーなソースで、フランスでも広く知られている人気のソースである。

概要

ネーミングは、日本の “ 侍 ”(さむらい)にちなむが、日本発祥のソースではない。 フランスのマヨネーズソース(Sauce Mayonnaise:ソース・マオンネーズ)から派生したソースに分類される。 ベルギーで、2000年代初頭から人気となり、今や定番のソースとなっている。 市販もされており、商品説明の一例では「トマト風味の激辛ソースです。高品質のドレッシング、パプリカ、赤唐辛子をベースにしています。」と記載されている。 ベルギーのフライドポテト(Belgian Fries:ベルジャン・フリッツ)と食すのが定番である。

構成

トマトペースト、またはトマトケチャップ、マヨネーズ、インドネシアのサンバル、チュニジアのハリッサで構成されている。 日本の家庭や庶民的な店で作られるケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせたオーロラソースにデスソースなどの激辛調味料を加えれば近いものが出来る。

用途

サムライソースは、フライドポテトを中心とし、フィッシュ・アンド・チップスなどの揚げ物に主に使われる。 また、サンドイッチ、ハンバーガー、ケバブなどに用いられたり、肉の串焼き、グリルチキンなどのディップソースとして添えられる。

ハラキリソース

ハラキリソース(Harakiri Sauce)は、マヨネーズとサンバルを半々に混ぜたもので、ネーミングは日本の武士道の慣らいの一つである “ 切腹 ”(せっぷく)に因む。

映画

2011年に公開されたオリヴィエ・バルー監督作のフランスのコメディ映画『Les Tuche』3(レ・トゥシェ)の主人公(俳優:ジャン・ポール・ルーヴ)が、ソース・サムライを使ったことでフランスでも一躍有名となった。

関連項目