「罗宋汤」の版間の差分
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+ | また、ボルシチの酸味に慣れていなかったため、甘味にキャベツを用い、トマトペーストを油で炒めて酸味を抑え、砂糖を加えて甘酸っぱさを出すのが特徴である。 | ||
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*[[ボルシチ]]:ウクライナ | *[[ボルシチ]]:ウクライナ | ||
+ | *[[苏波汤]]:黒竜江省・ハルビン市 | ||
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2023年4月30日 (日) 20:32時点における最新版
罗宋汤(中国語:ルオソンタン/羅宋湯:ローソントン)は、ロシアを起源とし、上海を中心に発展したスープである。 中国式のボルシチであり「中式罗宋汤」として紹介されることもある。
歴史的背景と起源
ロシア帝国(1721年11月 - 1917年9月)が崩壊し、ウラジーミル・レーニン率いる左派の一派であるボリシェヴィキが臨時政府を強制的に解散させ、世界初の共産主義国家・ソビエト社会主義共和国連邦(旧ソ連)の樹立に繋がった「十月革命」(十月社会主義者大革命:1917年11月7日 - 1918年)が起きた。 それによって、多くのロシア人が上海に亡命し、現地の食文化を持ち込んだのが起源である。 これらのロシア人は「上海白俄」(上海ロシア人/英:Shanghai Russians)と呼ばれる。
特徴
ボルシチは、世界三大スープにも数えられており、本場のボルシチの特徴的な赤紫色を出す野菜「ビーツ」は、上海の気候には適さず、上海ではスープの色付けにトマトペーストやトマトピューレ、トマトケチャップを使った。 また、ボルシチの酸味に慣れていなかったため、甘味にキャベツを用い、トマトペーストを油で炒めて酸味を抑え、砂糖を加えて甘酸っぱさを出すのが特徴である。 具材には、リトアニア風ソーセージである紅腸(红肠:ホンチャン)やジャガイモなどを加える場合もある。
上海
香港
羅宋湯の代表としてよく知られているのが「皇后飯店」(Queen's Cafe)である。 創業者の于永富は若い頃、ロシア革命で上海に亡命してきたロシア人シェフのクリロフ(Kurilov)に師事し、1940年代に香港へ渡り、1952年に香港島北部の商業および住宅地区である北角(バッコゥ)に最初の店をオープンした。