「苏波汤」の版間の差分
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苏波汤の「苏波」(スーボー)はロシア語のスープの音訳に由来し、「汤」(タン)は中国ではスープを意味する。 | 苏波汤の「苏波」(スーボー)はロシア語のスープの音訳に由来し、「汤」(タン)は中国ではスープを意味する。 | ||
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2023年3月26日 (日) 18:06時点における版
苏波汤(スーボータン)は、ロシアを起源とするスープで、中国の最北端および最東端に位置する黒竜江省(こくりゅうこうしょう)の省都であるハルビン市で発展し、土着したスープである。
ハルビン市
黒竜江省は、ロシア極東連邦管区の巨大都市であるウラジオストクと隣接しており、省都ハルビン市の街並みは今でもロシアの雰囲気を色濃く残している。 この街は金・清の両王朝の発祥の地であり、のちに「東洋のモスクワ」と形容された。 ハルピンのランドマークといえば、1924年にロシア人が設計したショッピングストリート「中央街」、旧ソ連の影響を受けた「スターリン公園」、ロシア正教会の「聖ソフィア大聖堂」など、大小さまざまなロシア様式の建築物が数え切れないほどある。 中国の少数民族には、中国に逃れてきたロシア人や旧ソ連の移民の子孫であるロシア系民族が含まれており、ハルピンはその子孫の主要な居住地の一つである。
歴史的背景
語源
ハルビンでは、「苏波」(スープ)、「列巴」(パン)、「布拉吉」(ドレス)、「格瓦斯」(クワス)などといったロシア語の発音を借用した方言がある。 これらの言葉の中には、中国語の発音と同義になったものや固有名詞そのものになったものもある。
苏波汤の「苏波」(スーボー)はロシア語のスープの音訳に由来し、「汤」(タン)は中国ではスープを意味する。 よって、直訳ではスープスープという重複した意味になってしまうが、これは韓国の鍋料理(チゲ)を日本ではチゲ鍋と呼び、意味的には正しくないものの、庶民間では雰囲気として伝わりやすく、一般的には定着してしまった経緯と同じである。
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红菜汤(ホンツァイタン)