「杏仁豆腐」の版間の差分

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== 中国 ==
 
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2022年12月28日 (水) 15:18時点における版

杏仁豆腐(日本)

杏仁豆腐(あんにんどうふ)

概要

杏仁豆腐は、中国の東部に位置する江蘇省(こうそしょう)の伝統料理で漢全席の宴席にも登場する。 主に「甜杏仁」(テンキョウニン)を粉砕し、水で煮た後、冷やして切り分けたもので、豆腐に似ていることからこの名がついた。 ただし、杏仁豆腐は地方によって作り方が異なる。

杏仁は、アンズの果実の核(種子の仁)で、タンパク質が20%含まれ、デンプンは含まれていない。 中国では、甜杏仁は滋養強壮、肺の機能を高める作用があるとされる。 杏仁を正しく摂取することで、滋養強壮や喉の渇きを癒す、肺を潤して喘息を緩和する、腸を滑らかにし、腸ガンを抑制するなどの効果が得られるとされるが、苦味がある杏仁(苦杏仁:クキョウニン)でも甘味がある杏仁(甜杏仁)でも、過剰摂取は杏仁に含まれる青酸配糖体による中毒の原因となるため、水に数回浸して加熱・煮沸してから摂取する必要がある。

杏仁

杏仁

杏仁は、甜杏仁とよばれるホンアンズ(学名:Prunus armeniaca L.)と、苦杏仁とよばれるアンズ(学名:Prunus armeniaca Linne var. ansu Maximowicz)がある。

これらの杏仁は、中国広東省では南杏、北杏と呼ばれ、一般に甜杏仁は「南杏」、苦杏仁は「北杏」と呼ばれる。 香港ではこの二つを総称して「南北杏」とよばれるが、香港の漢方薬局では、南杏が中心で、北杏が少量という割合で販売されている。

中国

歴史

効能

文献

名医別録
名医別録(名医别录)



本草図経
本草図経(本草图经)は、宋代(1061年)に蘇頌(そ しょう:1020年12月16日 - 1101年6月18日)によって編纂された。

杏核仁は今日どこでも見かける。 実はいくつか種類があるのだが、黄色くて丸いものを「金杏」と呼ぶ。 伝承によると、済南郡の分流山で栽培され、人々からは「帝杏」と呼ばれ、今日では多くの種類があり、熟すのが最も早い。 扁平で緑がかった黄色のものは「木杏」と呼ばれ、酢のような味がして、金杏には及ばない。 杏子は薬として使われるが、現在では東方のものが最も優れており、本国で栽培されたものが今も使われている。 山杏は薬に適さない。 5月に収穫され、芯を割って二つの仁を取り出す。

日本

ギャラリー

  • 明治17年(1884年)創業「聘珍樓 横濱本店」:2022年5月15日に閉店するまで日本最古の中国料理店であった
  • 明治25年(1892年)創業「萬珍樓 本店」:現存する日本最古の中国料理店


日本の中華デザート

関連項目