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<p>'''トマトジャム'''(トマトゼリーともいう)は、トマトと砂糖を使って作るフルーツジャムの一種。<br>
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グリーントマトを使うものもある。 <br>
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'''トマトジャム'''(トマトゼリーともいう)は、[[トマト]]と砂糖などの糖類を使って作られるフルーツジャムの一種である。
蜂蜜を使うものもあり、ベーコンを入れるものもある。
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未成熟のグリーントマト(青トマト)を主原料として使うものや蜂蜜を使うもの、ベーコンを入れるものなど多岐にわたる。
味は「マーマレードとケチャップを掛け合わせたようなもの」と表現される。
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トマトの代用としてトマトジャムを使い、簡易的な[[BLT]]風のサンドイッチにも使われる。
トマトの代わりにジャムを使い、BLTのようなサンドイッチを作ることもある。
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味は「マーマレードとケチャップを掛け合わせたようなもの」と表現され、南アフリカでは人気の調味料とされている。
トマトジャムは南アフリカで人気の調味料と言われている。
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トルコではトルコ料理に使われるジャムの一種として、地域によって様々なトマトジャムが作られる。
トルコではトルコ料理のジャムの一種として使われ、様々な種類のトマトジャムが作られる。</p>
 
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
<p>1840年、アメリカでは『American Farmer』誌に、煮込んだトマトを布でこし、同量の砂糖を加えて数時間煮込むというレシピが掲載された。</p>
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1840年、アメリカでは『American Farmer』誌に、煮込んだトマトを布でこし、同量の砂糖を加えて数時間煮込むというレシピが掲載された。
<p>1843年、アメリカの『Boston Cultivator』誌にトマトジャムの作り方が掲載された。 <br>
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1843年、アメリカの『Boston Cultivator』誌にトマトジャムの作り方が掲載された。
作り方は、煮込んだトマトをふるいにかけ、同量の砂糖を加えて煮込み、ジャムにするというものだった。</p>
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作り方は、煮込んだトマトをふるいにかけ、同量の砂糖を加えて煮込み、ジャムにするというものだった。
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== 日本 ==
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=== 赤茄子ジャミ ===
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裏漉したる赤茄子(トマトー)五合 淸水一合 ザラメ砂糖五合
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これに用ゆるには赤茄子よりも黄色のものを擇び、水にてよく洗ひ茎を截去り(きりさり)縦に四つ截に為し、そのまゝ水と共にシチウ鍋に入れ、暫時く煮込みて軟かになりたれば鍋を下しそれより毛篩にて裏漉にかけ再び鍋を戻し砂糖を加へて二時間ほど煮込み飯杓子亦は木匙にて絶ずかきまはして、どろ〱に煮るなり。
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<Div Align="right">明治40年</Div>
  
 
== トルコのトマトジャム ==
 
== トルコのトマトジャム ==
'''ボズカーダトマトジャム'''
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'''ボズカーダ・トマトジャム'''(Bozcaada Domates Reçeli)<br>「トルコの秘密の島」ボズカーダ島で作られるトマトジャムでアーモンドが入っている。
<p>ボズカーダで作ったトマトジャムでアーモンドが入っている。</p>
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'''グリーン・トマトジャム'''(Yeşil Domates Reçeli)<br>
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未成熟の青トマトで作ったトマトジャム。
  
'''グリーントマトジャム'''
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'''マニサ(レッド・トマトジャム)'''(Manisa Kırmızı Domates Reçeli)<br>
<p>未成熟の青トマトで作ったトマトジャム。</p>
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トルコ西部、エーゲ海地方の都市、マニサで生石灰を加えて作られるトマトジャム。
  
'''マニサ'''
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'''ウードゥル・トマトジャム'''(Iğdır Domates Reçeli)<br>
<p>生石灰を加えて作られるレッドトマトジャム。</p>
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トルコ、東アナトリア地方の都市、ウードゥルで作られるトマトジャム。
  
'''ウードゥルトマトジャム'''
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'''メルスィン・トマトジャム'''(Mersin Domates Reçeli)<br>
ウードゥルで作られるトマトジャム。</p>
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トルコ南部、地中海沿岸の都市、メルスィンで作られるトマトジャムでアーモンドとクローブが入っている。
  
'''マートルトマトジャム'''
 
<p>メルシンで作られるトマトジャムでアーモンドとクローブが入っている。</p>
 
  
== ギャラリー ==
 
<gallery widths="200px" heights="150px" class="center" caption="">
 
File:Bozcaada Domates Reçeli.jpg|ボズカーダトマトジャム
 
File:Yeşil Domates Reçeli.jpeg|グリーントマトジャム
 
File:Manisa Kırmızı Domates Reçelijpg|マニサ
 
File:Iğdır Domates Reçeli.jpg|ウードゥルトマトジャム
 
File:Mersin Domates Reçeli.jpg|マートルトマトジャム
 
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[[カテゴリ:技術と産業|と]]
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[[Category:トマトソース|と]]
[[カテゴリ:食文化|と]]
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[[Category:トルコのトマトソース|と]]
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[[Category:トマト製品|と]]

2022年4月30日 (土) 13:47時点における最新版

トマトジャム

トマトジャム(トマトゼリーともいう)は、トマトと砂糖などの糖類を使って作られるフルーツジャムの一種である。 未成熟のグリーントマト(青トマト)を主原料として使うものや蜂蜜を使うもの、ベーコンを入れるものなど多岐にわたる。 トマトの代用としてトマトジャムを使い、簡易的なBLT風のサンドイッチにも使われる。 味は「マーマレードとケチャップを掛け合わせたようなもの」と表現され、南アフリカでは人気の調味料とされている。 トルコではトルコ料理に使われるジャムの一種として、地域によって様々なトマトジャムが作られる。

歴史

1840年、アメリカでは『American Farmer』誌に、煮込んだトマトを布でこし、同量の砂糖を加えて数時間煮込むというレシピが掲載された。 1843年、アメリカの『Boston Cultivator』誌にトマトジャムの作り方が掲載された。 作り方は、煮込んだトマトをふるいにかけ、同量の砂糖を加えて煮込み、ジャムにするというものだった。

日本

赤茄子ジャミ

裏漉したる赤茄子(トマトー)五合 淸水一合 ザラメ砂糖五合

これに用ゆるには赤茄子よりも黄色のものを擇び、水にてよく洗ひ茎を截去り(きりさり)縦に四つ截に為し、そのまゝ水と共にシチウ鍋に入れ、暫時く煮込みて軟かになりたれば鍋を下しそれより毛篩にて裏漉にかけ再び鍋を戻し砂糖を加へて二時間ほど煮込み飯杓子亦は木匙にて絶ずかきまはして、どろ〱に煮るなり。

明治40年

トルコのトマトジャム

ボズカーダ・トマトジャム(Bozcaada Domates Reçeli)
「トルコの秘密の島」ボズカーダ島で作られるトマトジャムでアーモンドが入っている。

グリーン・トマトジャム(Yeşil Domates Reçeli)
未成熟の青トマトで作ったトマトジャム。

マニサ(レッド・トマトジャム)(Manisa Kırmızı Domates Reçeli)
トルコ西部、エーゲ海地方の都市、マニサで生石灰を加えて作られるトマトジャム。

ウードゥル・トマトジャム(Iğdır Domates Reçeli)
トルコ、東アナトリア地方の都市、ウードゥルで作られるトマトジャム。

メルスィン・トマトジャム(Mersin Domates Reçeli)
トルコ南部、地中海沿岸の都市、メルスィンで作られるトマトジャムでアーモンドとクローブが入っている。