「北海煮」の版間の差分
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*イ、身欠き鰊は前日より糠水に漬けて軟らかくし、「たわし」にて片鱗を擦りおとし、三センチ位の長さに切りおく。 | *イ、身欠き鰊は前日より糠水に漬けて軟らかくし、「たわし」にて片鱗を擦りおとし、三センチ位の長さに切りおく。 |
2022年4月7日 (木) 12:31時点における版
北海煮(Hokkai Ni)は、大日本帝国陸軍の外郭団体である糧友会より1937年(昭和12年)10月に発行・配布された『軍隊調理法』に記載されている料理である。
北海煮
- 熱 量 三八三カロリー
- 蛋白質 四二・九二グラム
材料(一人分)
- 身欠き鰊(又は開鱈):三〇グラム
- 大豆:五〇グラム
- 昆布:一〇グラム
- 削り節:四グラム
- 砂糖:一〇グラム
- トマトソース:一〇ミリリットル
- 唐辛子粉:少量
- 醤油:三〇ミリリットル
- 米糠:二〇グラム
準備
- イ、身欠き鰊は前日より糠水に漬けて軟らかくし、「たわし」にて片鱗を擦りおとし、三センチ位の長さに切りおく。
- ロ、大豆も前日より塵および土塊を洗い流し、約三倍の清水に浸し、これに砂を去りたる昆布を混ぜておく。
調理
まず鍋に大豆とその漬け汁全部を入れ、之に前の鰊を加え、トマトソースを流し込み、軟らかく煮上げて適宜に切った昆布と削り節を入れて煮上げ、砂糖および醤油にて煮含め、最後に唐辛子粉をふりかける。
『軍隊調理法』第二章 調理法(第三 煮物・一二)
参考文献
- 『軍隊調理法』:第二章 調理法(第三 煮物・一二)