「おおむた洋風かつ丼」の版間の差分

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== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
松屋デパートは昭和12年に開業、戦後焼け野原となった大牟田の中心街でも残った建物でした。
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松屋デパートは1932年(昭和12年)に開業、戦後焼け野原となった大牟田の中心街でも残った建物でした。
 
大牟田市民にとって憧れの的だったエレベーター、屋上の観覧車、16時55分に鳴り響き子供たちを家路に向かわせたミュージックサイレン。
 
大牟田市民にとって憧れの的だったエレベーター、屋上の観覧車、16時55分に鳴り響き子供たちを家路に向かわせたミュージックサイレン。
平成16年7月2日に閉店するまで、松屋デパートは単なる百貨店ではなく、大牟田のシンボルであり、この地域の文化の中心でもありました。
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2004年(平成16年)7月2日に閉店するまで、松屋デパートは単なる百貨店ではなく、大牟田のシンボルであり、この地域の文化の中心でもありました。
 
その松屋デパートの6階にあったファミリー大食堂で市民の味として親しまれてきたのが。「松屋デパートの洋風かつ丼」です。
 
その松屋デパートの6階にあったファミリー大食堂で市民の味として親しまれてきたのが。「松屋デパートの洋風かつ丼」です。
  

2022年3月12日 (土) 11:54時点における版

おおむた洋風かつ丼(福岡・大牟田市)

おおむた洋風かつ丼(Omuta Yofu Katsudon)は、かつて大牟田市にあった松屋デパートで提供されていた「洋風かつ丼」

歴史

松屋デパートは1932年(昭和12年)に開業、戦後焼け野原となった大牟田の中心街でも残った建物でした。 大牟田市民にとって憧れの的だったエレベーター、屋上の観覧車、16時55分に鳴り響き子供たちを家路に向かわせたミュージックサイレン。 2004年(平成16年)7月2日に閉店するまで、松屋デパートは単なる百貨店ではなく、大牟田のシンボルであり、この地域の文化の中心でもありました。 その松屋デパートの6階にあったファミリー大食堂で市民の味として親しまれてきたのが。「松屋デパートの洋風かつ丼」です。

復刻

大牟田商工会議所・おおむた洋風かつ丼研究会は、松屋デパートの閉店をもって味わうことができなくなった看板メニューの「洋風かつ丼」の味の再現に取り組み、松屋デパート閉店からちょうど10年の2014年(平成26年)7月2日に「おおむた洋風かつ丼」として復活を果たした。

松屋の元料理長である藤本氏にレシピを提供してもらい、松屋で勤務経験がある中国料理 彩花の松尾氏がレシピ継承者となって「洋風かつ丼」を復活させた。

特徴

  • 豚カツに使われる肉はロースが基本。
  • ソースは醤油とウスターソースと片栗粉を絡めた味が基本となっているが、松屋のレシピにはサバ節で取った出汁が使われているなど秘伝になっている部分もある。トマトケチャップのような酸味もある。
  • 盛り付けはトマト・きゅうりの生野菜とパスタ麺をトッピングし、最後にグリーンピースで飾り付けをするのが基本。

定義

松屋の秘伝レシピは「おおむた洋風かつ丼」の提供店になってから大牟田商工会議所・おおむた洋風かつ丼研究会から伝えられるが、提供する店のアレンジを許容したものをおおむた洋風かつ丼の定義としている。

ご飯とカツ

白いご飯の上にカツを直接乗せます。 キャベツ等でははさみません。 カツはロースカツが基本ですが、チキンカツやビーフカツの場合もあります。 ※ご飯のかわりにリゾットを使う場合もあります。

ソース

トロミのあるソースを使用します。 市販のソースをアレンジせずに使用することは決してしません。

フォーク

昔ながらの雰囲気とともに味わって頂くため、フォークでお召し上がり頂くことを基本としています。