「APG IV」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→系統樹) |
(→縮約版) |
||
(同じ利用者による、間の29版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | '''APG IV'''(APG IV | + | [[ファイル:APG system - Angiosperm Phylogeny Group system.png||200px|right|]] |
+ | '''APG IV'''(APG IV system:APG体系 IV)は、APG([[アンジオスパーム・ファイロジェニー・グループ|Angiosperm Phylogeny Group]])が開発している、主に分子ベースの近代的な[[被子植物]](顕花植物)の分類システムの第4版である。 | ||
APGの最初のシステムが1998年に発表されてから18年後、APG IVの前身であるAPG IIIシステムが2009年に発表されてから7年後の2016年に発表された。 | APGの最初のシステムが1998年に発表されてから18年後、APG IVの前身であるAPG IIIシステムが2009年に発表されてから7年後の2016年に発表された。 | ||
2009年には、システムを直線的に整理したものが別途発表されており、APG IV論文にはそのような整理されたものが含まれ、2009年のものと相互参照されている。 | 2009年には、システムを直線的に整理したものが別途発表されており、APG IV論文にはそのような整理されたものが含まれ、2009年のものと相互参照されている。 | ||
9行目: | 10行目: | ||
*メッテニウサ目(''Metteniusales'') | *メッテニウサ目(''Metteniusales'') | ||
*ヴァーリア目(''Vahliales'') | *ヴァーリア目(''Vahliales'') | ||
− | + | と、いくつかの科を認識し、合計で64の被子植物の目と416の科を認識している。 | |
その結果、公表されている研究結果と一致しない分類になることもあるが、分類を変更するにはさらなる研究が必要である。 | その結果、公表されている研究結果と一致しない分類になることもあるが、分類を変更するにはさらなる研究が必要である。 | ||
== 系統樹 == | == 系統樹 == | ||
− | APG | + | APG IVの改訂版では、初期のAPGシステムと同様に、以下のような被子植物の系統樹に基づいています。 |
− | <div style="border: solid 1px #00ff00; padding: | + | <div style="display:inline-block; border: solid 1px #00ff00; padding: 9px;"> |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
</div> | </div> | ||
---- | ---- | ||
[[カテゴリ:植物分類体系|A]] | [[カテゴリ:植物分類体系|A]] |
2021年10月10日 (日) 15:29時点における最新版
APG IV(APG IV system:APG体系 IV)は、APG(Angiosperm Phylogeny Group)が開発している、主に分子ベースの近代的な被子植物(顕花植物)の分類システムの第4版である。 APGの最初のシステムが1998年に発表されてから18年後、APG IVの前身であるAPG IIIシステムが2009年に発表されてから7年後の2016年に発表された。 2009年には、システムを直線的に整理したものが別途発表されており、APG IV論文にはそのような整理されたものが含まれ、2009年のものと相互参照されている。
APG IVでは、APG IIIと比較して、新たに5つの目
- ムラサキ目(Boraginales)
- ビワモドキ目(Dilleniales)
- クロタキカズラ目(Icacinales)
- メッテニウサ目(Metteniusales)
- ヴァーリア目(Vahliales)
と、いくつかの科を認識し、合計で64の被子植物の目と416の科を認識している。 その結果、公表されている研究結果と一致しない分類になることもあるが、分類を変更するにはさらなる研究が必要である。
系統樹
APG IVの改訂版では、初期のAPGシステムと同様に、以下のような被子植物の系統樹に基づいています。