マカロニ・ア・ラ・ナポリ
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マカロニ・ア・ラ・ナポリ(ナポリ風マカロニ)は、昭和14年(1939年)に主婦之友社から発行された『花嫁講座 洋食と支那料理』に掲載された料理である。
材料(五人前)
マカロニ25本、松茸四十匁またはハム、刻み玉葱大匙二杯、バタ大匙二杯、メリケン粉大匙一杯、牛乳コップ半杯、トマトピューレコップ一杯半。
マカロニを茹でて水に晒しておき、松茸なら大きめに切って油炒めし、塩、胡椒をふってお味をつけますが、 ハムなら、ただ細く切っておきます。
トマトピューレ(生トマトを潰して裏漉ししたもので、なければ普通売っている味なしトマトソースでもよろしい。)はよく煮詰めておき、一方でフライ鍋にバタ(他の脂肪で結構)を溶かして、玉葱を香りよく炒め、バタを大匙一杯半と、同量のメリケン粉を加えてこんがり炒めましたら、牛乳を加えてどろどろにし、少し煮詰り加減のときに、トマトピューレを入れて塩、胡椒いたします。 このときに本式にやれば、分量の半分くらいのチーズをいれるのです。
お味が程よく調いましたら、茹でたマカロニとハムでも松茸でもを混ぜ合わせ、器に入れて、バタとメリケン粉を混ぜたバタクラムを一番上に載せ、溶いたバタをかけて、色よくテンピで焼き目をつけるのです。
『花嫁講座 洋食と支那料理』
参考文献
- 『花嫁講座 洋食と支那料理』:昭和十四年八月・主婦之友社