ブルジョル
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ブルジョル(Buljol)は、トリニダード・トバゴのサラダ料理である。 刻んだ塩漬けタラ、トマト、唐辛子で構成されている。
由来
名前はフランスに由来する。 1783年、植民地支配をしていたスペインがセデュラ・デ・ポブラシオン(cédula de población)という勅令を発し、トリニダードにフランス人(つまり同じくカトリック)の入植を成功させ、あっという間に人口の過半数になった。 名前は、フランス語の「brulé:焼けた」と「gueule:口」を組み合わせた言葉で、19世紀にトリニダードのパトワで「bu'n jaw」と変化し、最後は「buljol」と変化している。 この名前は冷やして食べるこの料理の温度とは関係なく、加えた唐辛子による辛さに由来している。
作り方
塩漬けにしたタラの皮と骨を取り除き、煮ながら煮汁を何度も吸わせたりして、できるだけ塩分を取り除く。 その後、魚を細切りにして、刻んだトマトや唐辛子と混ぜ合わせます。 具材は、玉ねぎ、ピーマン、オリーブオイルが一般的だが、ニンニク、ゆで卵、レモン汁、レタス、白ワイン、各種ハーブなども使われ、好みに応じて追加される。 タラの代わりにスケトウダラやメルルーサを使うこともある。
影響
植民地時代には貧乏人の食べ物として扱われていたが、現在では朝食のメニューとして、トーストやフライドベイクと一緒に食べられている。 トリニダードから他のカリブ海の島々(特にバルバドス)や、カナダ、イギリス、アメリカなど英語圏のトリニダード人社会にもブルジョルが広がっている。