トマトの香り漬

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トマトの香り漬

トマトの香り漬(とまとのかをりづけ)は、昭和15年(1940年)に婦人雑誌『婦人倶楽部』8月号の附録「美味しい漬物・佃煮・なめ味噌」に掲載された料理である。

材料

靑トマト五個、玉葱三個、酢、塩、砂糖、丁子と肉桂(この二品は薬店にあり、都合でなくても差支えありません)。

漬け方

参考画像

(1)トマトと玉葱は、何れも薄く輪切にします。 丼のような器に、先ず玉葱を一並べ入れ、次にトマトを一並べして塩をふるという風にして、全部入れ終わったら壓蓋と重石をして一晩おき、翌朝器を傾けて塩水を絞り去ります。

(2)瀬戸引鍋に酢二合(〇・三六立)に対して砂糖大匙一杯丁子十個と肉桂を少し入れて火にかけ、煮立って来ましたらすぐ火から下し、冷ましてから前の漬物の中へ注します。

(3)そのまま一夜おいた後、汁と共に適当な瓶にでも移し替えますと、一週間ほどで頂けます。

備考

この漬物は密閉しておくと、冬中は保てます。

監修

  • 全國母の會副會長:川澄能布子

参考文献

  • 『婦人倶楽部』:昭和十五年八月號・付録「美味しい漬物・佃煮・なめ味噌」野菜の漬物