フィヤトラグラッサテー
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フィヤトラグラッサテー（アイスランド語：Fjallagrasate/英：Moss Tea）は、アイスランドに自生する地衣類を使用した伝統的な健康茶である。
概要
アイスランド語で、フィヤトラ（Fjalla）は “ 山 ” 、グラッサ（Grasa）は “ 草 ”、テー（Te）は “ お茶 ”を意味する。 いわば、山草茶である。
この山草は、地衣類であるウメノキゴケ科エイランタイ属のエイランタイ（学名：Cetraria islandica）を指し、 アイスランド語で、フィヤトラグロス（Fjallagrös）と呼ばれる。 海外の一般名では、アイスランド・モス（Iceland Moss）として知られている。
効能
アイスランドにおける伝統的な民間療法としての効能の他、欧州医薬品庁（EMA）の植物性医薬品委員会（HMPC）は、一時的な食欲不振の改善、口や喉の炎症やそれに伴う空咳の治療、鎮静剤としての効果を認定している。
→主な記事：フィヤトラグロス
作り方
材料
- エイランタイ： 小さじ 2～3
- 水：2～3 リットル
調理
- エイランタイに熱湯を注ぐ。
- 蓋をして10分ほど放置する。
※好みで蜂蜜やレモンを加える。
多様性
健康茶（ヘイルステー：Heilsute）として、さらにアイスランドに自生する野草類や樹木のシラカバなどのメディカルハーブが加えられたハーバル・ティー（ユゥルタテー）もある。
ギャラリー
- フィヤトラグロス：エイランタイ。乾燥品は市販されている。
- ヴァトン：水。
- フゥナンク：ハチミツ。
- シイトロゥナ：レモン。
