アイスランドの野草類

アイスランドの野草類は、アイスランドに自生する野草類および薬草類である。

概要

アイスランドでは入植時代から多くの野草類をさまざまな方法で利用してきた。その植物類の一覧である。

野草類

画像	現地名	一般名（学名）
	（Skarfakál）	（Cochlearia officinalis）	アブラナ科トモシリソウ属。
	（Ætihvönn）	セイヨウトウキ（Angelica archangelica）	セリ科シシウド属。伝統的な薬用植物の一つで鎮痛剤や鎮静剤、壊血病に効果があり、呼吸器系の粘液を促し、喘息に効果があると考えられている。
	（Geithvönn）	（Angelica sylvestris）	セリ科シシウド属。セイヨウトウキと同様の効能はあるが効果は劣るとされる。
	（Lyfjagras）	ムシトリスミレ（Pinguicula vulgaris）	タヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物。
	（Njóli）	（Rumex longifolius）	タデ科スイバ属。
	（Túnsúra）	（Rumex acetosa）	タデ科スイバ属。
	（Geldingahnappur）	ハマカンザシ（Armeria maritima）	イソマツ科アルメリア属。
	（Lambagras）	（Silene acaulis）	ナデシコ科マンテマ属。
	（Tágamura）	ヨウシュツルキンバイ（Argentina anserina）	バラ科。
	（Bláklukka）	イトシャジン（Campanula rotundifolia）	キキョウ科ホタルブクロ属。根は食用となる。
	（Burnirót）（Blóðrót）	イワベンケイ（Rhodiola rosea）	ユキノシタ目イワベンケイ科イワベンケイ属。
155px	（Blóðberg）	（Thymus praecox）	タイムの一種。シソ科イブキジャコウソウ属。
155px	（Blóðberg）	（Thymus praecox ssp）	タイムの一種。シソ科イブキジャコウソウ属（亜種）。
	（Rabarbari）	ルバーブ（Rheum rhabarbarum）	タデ科ダイオウ属。中国原産の薬用植物で14世紀にヨーロッパで栽培が始まった。アイスランドの帰化植物で採取シーズンには交通渋滞が起こる。