ベルギー料理一覧
文化遺産
画像 | 料理名 | 地域 | |
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ベルジャン・フリッツ (Belgian Fries) |
国内全域 | ベルギーの代表的な国民食。2017年7月20日にベルギーの無形文化遺産として正式に認定された。 |
冷菜
画像 | 料理名 | 地域 | |
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トマト・オ・クルヴェット (Tomate aux Crevettes) |
フランドル地方 | 北海産の小エビをマヨネーズソースで和えて、中身をくりぬいたトマトに詰めたもの。北海に面し、新鮮な魚介類が豊富なフランドル地方の代表的な料理。 | |
アメリカン・プレパレ (Americain préparé) |
フランドル地方 | ベルギー式タルタルステーキ。フランドル地方が発祥とされているが、今日ではベルギー全域で食べられている。挽肉状のタイプとペースト状のタイプがある。 | |
ポッチュヴレエシュ (Potjevleesch) |
フランドル地方 | アスピックの一種。仔牛、豚肉、ウサギ、鶏などの肉類と香味野菜の冷製ゼリー寄せ。熱々のフリッツと一緒に食べるのが定番。 |
|野菜類
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|ストゥンプ
(Stoemp)
|ブリュッセル
|ボイルした野菜類を裏漉ししたベルギー版ポテトサラダ。使う野菜類によって色が異なる。ブリュッセルの伝統的な家庭料理でソーセージと合わるのが定番。
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|アスペルジュ・ア・ラ・フラマンド
(Asperges à la Flamande)
|フランドル地方
|ホワイトアスパラガスのソース・グリビッシュ添え。ヨーロッパでも有数のアスパラガス生産地であるフランドル地方の代表的な郷土料理。
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|魚介類
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|ムール・オ・ヴァン・ブラン(Moules au Vin Blanc)
ムール・フリッツ
(Moules Frites)
|フランドル地方
|ムール貝の白ワイン蒸し。フリッツと一緒に食べるベルギーを代表する郷土料理。フォークを使わずに空の貝殻で挟んで食べるのがベルギー流。
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|アンギーユ・オ・ヴェール
(Anguille au Vert)
|フランドル地方
|ウナギ(アンギーユ)のグリーンソース煮。オースト=フランデレン州のデンデルモンデとアントワープを流れるスヘルデ川流域の名物料理。
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|肉類
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|ステーク・フリッツ
(Steak Frites)
|国内全般
|フランスやベルギーのブラッスリーやビストロで提供されている一般的な料理。主に牛肉のリブが使われる。スイスなどフリッツを食べる国々でも一般的である。
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|ブレ・ア・ラ・リエジョワーズ
(Boulets à la Liégeoise)
|アルデンヌ地方
|リエージュ
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|ブーレット・ソース・トマテ
(Boulettes Sauce Tomate)
|フランドル地方
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|オワゾー・サン・テット
(Oiseaux sans tête)
|アルデンヌ地方
|ベルギーのフランス語共同体の料理。フランスのアルゥエット・サン・テットに似ている。
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|プレ・ア・ラ・コンポート・ドゥ・ポム
(Poulet à la compote de pommes)
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|ローストチキンにリンゴのコンポートを添えたもの。さらにフリッツを添えるのも定番。
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|コック・ア・ラ・ビエール
(Coq à la bière)
|フランドル地方
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|カルボナード・フラマンド
(Carbonnade Flamande)
|フランドル地方
|牛肉をビールでやわらかく煮込み、バターや小麦粉でトロミとコクを付けたシチュー。ビールを使った料理の中でも代表的なもの。
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|ズーアフレース
(Zoervleis)
|フランドル地方
|オランダとベルギーの国境地域・リンブルフ州の郷土肉料理。カルボナード・フラマンドに似ているが伝統的なものは馬肉を使う。
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|ラパン・ア・ラ・ビエール
(Lapin à la bière)
|フランドル地方
|(Lapin à la gueuze)
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|ジビエ
(Gibier)
|アルデンヌ地方
|野生のウサギ、キジ、鴨、鹿などを使った狩猟シーズンにのみ味わえる料理。野生の肉は味も香りも力強く、それに合わせるソースも注目すべきもの。
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|ワーテルゾーイ
(Waterzooï)
|フランドル地方
|魚または鶏肉とニンジン、ジャガイモ、タマネギ、セロリなどの野菜を煮込んだクリームシチュー。オースト=フランデレン州の州都ヘントの名物料理。
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|ヴォル・オ・ヴォン
(Vol au vent)
|フランドル地方
|フランス発祥のパイの詰め物のベルギー版オリジナル料理。パイに鶏肉と濃厚でクリーミーなソースをかけたものでベルギーの国民食の一つ。
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|グラタン
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|シコン・オ・ジャンボン
(Chicons au Jambon)
|フランドル地方
|シコン(アンディーブ)をハムで包んでグラタンにしたもの。シコンはベルギー特産の冬野菜でフランス料理でもよく使われる。ほのかな苦味と甘味が特徴。
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|コロッケ
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|クロケット・オ・クルヴェット
(Croquettes aux Courgettes)
|フランドル地方
|トマト・オ・クルヴェットと同じ北海産の小エビをぎっしりと詰めたコロッケ。サクっとした軽い食感が特徴。
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|フォンデュ・オ・フロマージュ
(Fondue au Fromage)
|ブリュッセル
|スイスで有名なチーズフォンデュを意味する料理名だが、ベルギーではチーズコロッケを指す。使われるチーズによって味や香り、食感が異なる。
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|シャルキュトリ
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|テット・ドゥ・ヴォー・トルテュ
(Tête de veau en tortue)
|ブリュッセル
|仔牛の頭を使った料理。冷製の場合はゼラチン質が固まりテリーヌ状になる。熱々のフリッツと一緒に食べるのが定番。
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|ブルムパンチヒァング
(Bloempanchgang)
|ブリュッセル
|直径10cmの大きな黒ブータンの一種でブーダン・ドゥ・ブリュッセルとも呼ばれる。厚めに切って焼いて提供される。
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|ブーダン
(Boudin)
|アルデンヌ地方
|血を腸に詰めた黒ブータン(ブータン・ノワール:Boudin Noir)と血を含まない白ブータン(ブータン・ブラン:Boudin Blanc)がある。アルデンヌ地方特有の料理でクリスマスと新年に出される。
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|ローケルス・パールデンヴォルスト
(Lokerse Paardenworst)
|フランドル地方
|馬肉ソーセージをトマトソースで調理したもの。オースト=フランデレン州の都市ロケレンの名物料理でフランドル認定の地域産品。
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|ス|プ
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|スープ・ド・ポワソン・ドゥ・ラ・メール・ドュ・ノール
(Soupe de Poisson de La Mer du Nord)
|フランドル地方
|北海風・魚のトマトスープ。北海産の魚介類が使われる。
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|カリコル・ドゥ・ブリュッセル
(Caricoles de Bruxelles)
|ブリュッセル
|小型巻貝のヨーロッパタマキビとセロリのスープ。ツブ貝が使われることもある。16世紀から続く伝統な屋台料理。
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|サンドイッチ
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|ミトライエット
(Mitraillette)
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|バケットにフリッツを挟んだサンドイッチの一種。ベルギー国内のフリッツ店やカフェで広く提供されている。
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|マルティーノ
(Martino)
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|アメリカン・プレパレを塗ったサンドイッチ。レストランに多く見られる挽肉状ではなく、ペースト状のタイプが主流。家庭や学校給食でも一般的。
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|スモス
(Smos)
|アルデンヌ地方
|ワロン地域のナミュール州とルクセンブルク大公国で食べられているサンドイッチ。
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|加工食品
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|フリカデル
(Fricadelle)
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|オランダ発祥の食肉加工品。ベルギー国内のフリッツ店やカフェで広く提供されている他、オランダ、ルクセンブルク、フランス北部でも名物となっている。
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|プーリークロコ
(Poulycroc)
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|オランダ発祥の食肉加工品。鶏肉や七面鳥の成型肉のコロッケ。ベルギー国内のフリッツ店やカフェで広く提供されている他、オランダのファーストフードは定番。
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|カレーロ
(Carreroe)
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|オランダ発祥の食肉加工品でメキシカーノとも呼ばれる。ベルギー国内のフリッツ店やカフェで広く提供されている他、フランスでも一般的。
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