グリーン・トマトパイ

提供: Tomatopedia
2021年8月18日 (水) 19:35時点におけるWebmaster (トーク | 投稿記録)による版 (→‎作り方)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ファイル:Green Tomato Pie.png
グリーン・トマト・パイ

グリーン・トマト・パイ(Green Tomato Pie)は、青トマトを使ったアメリカのパイ料理の一種です。

歴史

青トマト、またそれを使ったグリーン・トマト・パイは、19世紀のアメリカ料理では現在よりも一般的でしたが、南部のサザン・トマト・パイよりも一般的ではありません。料理本『Buckeye Cookery』(1877年)には基本的なグリーン・トマト・パイのレシピが掲載されており、『White House Cook Book』(1887年)にも同様のレシピが掲載されています。

19世紀のグリーントマトパイのレシピは、アップルパイと同様に作られており、スライスしたトマトと砂糖をペストリークラストに入れて焼いたもので、水、小麦粉、糖蜜、シナモン、レモンピール(レモンの皮)やビネガー(酢)を加えることもあった。青トマトは19世紀の夏の間、リンゴの代わりとしてよく使われており、リンゴよりも酸味や食感が安定している。

作り方

牛挽肉、玉葱、香味野菜のソテーを使った「グリーン・トマト・パイ」のクレームフレーシュ添え

他のフルーツパイと同様に、スライスした青トマトとバター1片に砂糖、小麦粉、シナモンなどのスパイスやレーズンを振りかけたり、具材をコンロで煮込んでからペストリーを敷いた皿で焼いたりして作ることができる。 シナモンやクローブを具材に加えると、未熟なトマトが酸味のあるリンゴやルバーブに似ていると言われる。パイ生地にはベーコンのドリップを使用する。

また、青トマトは「モック・ミンス・ミートパイ」(Mock Mincemeat Pie)の材料としても使われる。青トマトを砂糖、リンゴ、酢、レーズン、スパイスなどと一緒にとろみがつくまで煮込んだこの甘いパイは、伝統的なミンスパイと味の区別がつかないと言われている。オレンジピール(オレンジの皮)やゼリー、フルーツジュース、バターを加えるものもある。

応用

このグリーン・トマト・パイは、ミルポワ(さいの目に切った香味野菜)や、好みの肉、ハーブ、スパイスを使うことで、スイーツのパイではない料理に仕上げることもできる。

関連項目