リチャード・トウィス
リチャード・トウィス（Richard Twiss：1747年4月26日 – 1821年3月5日）は、イギリスの旅行家, 作家, イスパニスト（スペイン学者）。
略歴
オランダに住んでいたイギリス人商人の息子として生まれた彼は、生涯を旅とその体験を綴ることに費やすだけの十分なお金を手に入れました。
最初の大陸への旅では、オランダ、ベルギー、フランス、スイス、イタリア、ドイツ、ボヘミアを訪れた。1770年にイギリスに帰国。
彼の最初の作品は、匿名で出版されたチェスのゲームに関する逸話集で、『Chess: a compilation of anecdotes relative to the game』（1787年, 1789年, ロンドン出版）という2冊の本にまとめられています。
好奇心旺盛な彼は、芸術や文学の分野では遅れていると思われるスペインやポルトガルを訪れました。
1772年には半島を旅し、翌年には『Travels through Portugal and Spain in 1772 and 1773』（1775年ロンドン出版, スペイン語に現代語訳）を執筆した。この作品はサミュエル・ジョンソン博士に賞賛され、同年にダブリンで再版され、翌年にはドイツ語とフランス語に翻訳された。
この本には不思議なことに2つの付録があり、1つはスペインの歴史をまとめたもの、もう1つはスペインの文学で、彼は特に抒情詩に興味を示していました。
その後も旅を続け、フランス革命を描いた『Tour in Ireland in 1775』（1776年）、『A trip to Paris in July and August 1792』（1793年）をロンドンで出版しています。
彼は 啓発的で科学的な精神を持ち、王立協会の会員となったが、財産の一部を藁から紙を作るというプロジェクトに費やし、その試みは彼をほぼ破産させた。
彼はフランス革命の間にフランスを再訪し、彼の経験について書いた『Miscellanies』（全2巻）を1805年にロンドンで出版した。
1821年3月5日にロンドンのサマーズ・タウンで死去。
トウィスとトマト
リチャード・トウィスは『Travels through Portugal and Spain in 1772 and 1773』でスペイン南部の地中海に近い地域であるグラナダで栽培されている作物について書いています。
この記述は、1772年から3年の近世後期に由来します。
トウィスは、トマトは「緋色の一種のリンゴで、非常に酸味のある味である」と書いています。
著書
- Chess; a compilation of anecdotes relative to the game. London: J. Robinson and T. & J. Egerton, 1787-1789, 2 vols., publicado anónimo.
- Travels through Portugal and Spain in 1772 and 1773 (Londres, 1775; hay traducción moderna al español: Madrid: Cátedra, 1999).
- Tour in Ireland in 1775 (1776).
- A trip to Paris in July and August 1792 (Londres, 1793).
- Execution of the King of France now exhibiting at no. 28, Hay-market. La guillotine; or the beheading machine, from Paris, by which the late King of France suffered. And an exact representation of the execution (Londres, 1793).
- Miscellanies (Londres: Egerton, 1805, 2 vols.). Incluye un suplemento a Chess: A Compilation of all the Anecdotes and Quotations that could be found relative to the game of Chess; with an account of all Chess-books that could be procured.