三十六品(食道楽)

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舌のシチュウ

門違ひ(かどちがい)は、明治36年(1903年)発行された村井 弦斎(むらい げんさい)の小説『食道楽春の巻』で赤茄子が登場する項である。

註譯

○鰹の煮取りは一名煎じという。 鰹節を湯煮たる液を煎じ詰めたるなり。

○カラスミは鰡の子なり。

○ウニはカゼといえる貝の卵巣なり。

○塩辛は鰹魚の腸なり。 ソーダ鰹より製したるは色黒し。

○独活は半日ほど水に漬けてアクが抜けたらば別段湯煮こぼさざるもよし。 また独活は蛋白質一分六毛、脂肪一厘、含水炭素二分四厘七毛、繊維七厘、鉱物質五厘七毛にて九割五分一厘は水分なり。

第七十九 三十六品


『食道楽』夏の巻・第七十九

参考文献