ウリッセ・アルドロヴァンディ
ウリッセ・アルドロヴァンディ(Ulisse Aldrovandi:1522年9月11日 - 1605年5月4日)は、イタリアの医学者, 哲学者, 博物学者で、ヨーロッパで最初の植物園のひとつであるボローニャの植物園の原動力となった人物。
カール・フォン・リンネやビュフォン伯爵は、彼を博物学の父と呼んだ。
特にラテン語で書かれた古い科学文献では、通常アルドロヴァンドゥスと呼ばれているが、イタリア語での名前も同様にアルドロアンディとされている。
ウリッセとトマト
友人の植物学者コンタンツォ・フェリチからの手紙への返信。 当時はまだまだトマトが希少で珍しかったことが伺えます。
“ 確かに、これらが何であるかを言うための知識を深めるために、ここに含まれている特定の種が手に入れられました。バルド・コルティビオ(Baldo Cortivio)がペサロから送ってくれたのですが、彼は非常に名誉ある識字者であり、このような単純なことにも非常に興味を持っている紳士です。茄子に似た枝葉を持つ植物で、果実は黄金のリンゴに似ています。 黄色ではなく赤いリンゴで、スライス状に分けられています。検討してから意見を聞かせてください。”
“ Mi è venuto certo seme per le mani, quale è qui incluso, che ve ne faccio parte acciò che nascendo sappiate dire che cosa sia. Me l'ha mandato da Pesaro M. Baldo Cortivio,gentilhuomo molto honorato e litterato e molto curioso di queste cose de' semplici. Gli è pianta che è con li rami e foglie simile al melanciano (melanzana) con il frutto simile al pomo d'oro, dico quello rosso e non il giallo, distinto in fette. il considererete, me ne direte poi la vostra opinione.”