ブックバインダースープ

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ブックバインダー・スープ

ブックバインダー・スープ(Bookbinder Soup)は、アメリカ合衆国の北東部に位置するペンシルベニア州の都市フィラデルフィア発祥のスープである。

概要

伝統的なスープは、トマト、ニンジン、セロリ、ピーマン、タマネギ、ネギ、マッシュルーム、ニンニクなどの野菜とカメの肉で作られる。 カメは、一般的にカミツキガメ(Snapping Turtle)が使われる。

このスープは “ スナッパースープ ”(Snapper Soup)とも呼ばれるが、これは本来、“ 鯛 ”(Snapper)の意味ではない。

現在では、カメを鯛に置き換えたスープも含まれるようになったが、伝統的なカメを使ったスープは郷土料理として定番である。

語源

料理名を冠する “ ブックバインダー ” は、1893年にフィラデルフィアに開店したオイスターバー「オールド・オリジナル・ブックバインダーズ」(Old Original Bookbinder's)の創業者でオランダから移民したユダヤ人であるサミュエル・ブックバインダー(Samuel Bookbinder)に由来し、同料理名として広く使われている。 このレストランは、1930年代にユダヤ慈善団体に遺贈された。

オールド・オリジナル・ブックバインダーズのメニュー表記では、「スナッパースープ」であったとされる。 これはカクテルの ブラッディ・メアリーを “ レッド・スナッパー ”(Red Snapper)としていたスタイルと似ている。

スナッパー・スープ

逸話

第27代アメリカ大統領であったウィリアム・ハワード・タフト(William Howard Taft:1857年9月15日 - 1930年3月8日)は、ホワイトハウスでカメのスープを作らせるために特別にシェフを雇った。

関連項目