ホノルベット

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ホノルベット(ほのるべっと)は、大正14年(1925年)に甲子書院から発行された秋穂敬子, 秋穂英男の著書『美味しく廉く手軽に出来る日本支那西洋家庭料理』に掲載された料理である。

材料

牛上肉百匁 人参五十匁 玉葱五十匁 酢少量 小麥粉大匙一杯 バタ大匙一杯 トマトソース五勺 鹽、胡椒少量 味の素少量。

準備

牛肉は薄く平らに十枚に切り、サイダー壜の如きものにて静かに叩き擴げ、鹽胡椒を撒りかけて置き、人参、玉葱、小蕪は一様に千切とし、鹽少々と酢を撒りかけて暫時放置します。

調理

野菜を揉んで堅く絞り、十個に分けて肉の上に載せ、小口より巻き込み、終りを妻楊枝にてとめ、鍋にヘットをよく熱して入れて燒き、深鍋に移して溢るゝ位の熱湯を入れて煮込みます。

別にフライ鍋にバタを溶かし、小麥粉を入れて濃い狐色になる迄弱火で煎り、トマトを加へ、肉の煮汁でのばし、鹽、胡椒で味をつけ、肉の煮込鍋に移し入れて煮込み、二ッ宛皿に盛り殘りの汁をかけます。

『美味しく廉く手軽に出来る日本支那西洋家庭料理』肉の料理

参考文献

  • 『美味しく廉く手軽に出来る日本支那西洋家庭料理』:大正14年