カテゴリ:向田邦子の料理

提供: Tomatopedia
2022年6月8日 (水) 05:06時点におけるWebmaster (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動
向田邦子

料理の過程で、一番緊張するのは味つけの瞬間であろう。 塩のひと振り、醤油一滴の差で、まろやかな美味になり、どうにも救いようのない困った代物になり果てる。 『夜中の薔薇(皮むき)』

名人上手の創った味を覚え、盗み、記憶して、忘れないうちに自分で再現して見る———— これが私の料理のお稽古なのです。 『眠る盃(幻のソース)』