鯖のマルセーユ風
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鯖のマルセーユ風(さばのまるせーゆふう)は、終戦(昭和20年8月15日)後まもない昭和21年(1946年)に婦人雑誌『婦人倶楽部』6月号の附録「夏の一品料理」に掲載された料理である。
概要
鯖をマルセーユ風に、サフランや玉葱などの香味野菜を加えて風味よく煮込んだものです。 サフランは薬店にあって入手しやすいものですが、なくても結構です。
材料(五人前)
鯖大一尾、玉葱一個、トマト一個、サフラン四十本、白葡萄酒(又は日本酒)二勺、にんにく一片、じゃが芋五個、パセリ、バター、調味料。
拵え方
①鯖一尾は三枚におろして骨をとり、五切に切って塩、胡椒しておきます。
②玉葱一個、トマト一個は一糎角の賽の目に切ります。
③深鍋にバター大匙一杯を熱し、にんにく一片のみじん切と玉葱を入れてよく炒め、トマトを加えて更にニ、三分炒めます。 これをそのまま平に敷いてその上に鯖五切を並べ、白葡萄酒又は日本酒二勺をふりかけてサフラン四十本を入れ、鯖をおろした中落やうす身でとった煮出汁又は湯を三勺加えて十分間程煮ます。
④じゃが芋五個は粉ふき芋にします。
盛付け
洋皿に鯖を盛って上に玉葱とトマトを散らし、更にパセリのみじん切をふりかけます。 粉ふき芋とパセリ一枝を付け合せてすすめます。(中野料理学園:瀧沢清子)
監修
- 中野料理学園:瀧沢清子
参考文献
- 『婦人倶楽部』:昭和二十一年六月号・付録「六月号付録 夏の一品料理 付 サラダ料理」