バンバンジー

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日本の棒棒鶏(日式棒棒鸡)

バンバンジー(簡体字:棒棒鸡/繁体字: 棒棒鷄/英:Bon Bon Chicken)は、中国・四川省を起源とする料理である。 日本のバンバンジー(棒棒鶏)は中国本来の「棒棒鸡」とは異なる。

日本のバンバンジー

日本のバンバンジー(棒棒鶏)は、中国の人々からはエビチリと同様に日本でアレンジされた中華料理の一つとして知られている。 中国の棒棒鸡と同じ冷製料理だが、「日式棒棒鸡」とも呼ばれ、サラダに近いものとして認識されている。 近年、日本では「よだれ鶏」の名で知られるようになった四川料理「口水鸡」(コウシェイヂィ)の方が本来の棒棒鸡に近い。

起源

日本の棒棒鶏は、昭和20年代後半に日本で棒々鶏を提供しようとした際、本場の調味料が手に入り辛かった事と、日本人向けに辛味を抑えた味付けにした事がはじまりとされている。

特徴

中国のバンバンジー

『嘉定棒棒鸡』中国・四川省
『乐山棒棒鸡』中国・四川省

起源

中国のバンバンジー(棒棒鸡)は、「嘉定棒棒鸡」「乐山棒棒鸡」とも呼ばれる。 もともとは四川省の中南部に位置する楽山市の漢陽鎮(現在の眉山市青神県漢陽鎮)で作られた料理で、良質の漢陽鶏を使って調理し、木の棒で肉をほぐして食べたのが始まりとされています。 中国料理の歴史には、木の棒で叩いて作る「白脯」という名物料理があり、中国北魏の賈思勰(かしきょう)が著した『斉民要術』(532年 - 549年頃)にも登場する。 斉民要術は中国に現存する最古の農書である。

明清時代、雅安(四川省西部に位置する雅安市)の辺鄙な山間部には食に長けた人々がいて、長い間スープの材料を研究し、極秘のスープと花椒油の香りが食欲をそそる鶏肉を完璧に調理したと言われています。 しかし、生産性が悪く、鶏肉は正月に一度しか食べられない贅沢品だった時代に、ある商人が丸鶏を何枚もの薄切りにして、一切れずつ売るというアイデアを思いつき、それが見事に成功して驚くほど売れたという。 この「鸡片」(鶏肉の薄切り)はとても有名になりました。 しかし、包丁だけでは鶏肉を一枚一枚均等に切ることができず、客が購入する際にサイズにうるさく言われるという新たな問題が発生した。

そこで商人は、小さな木の棒を基準にして、鶏肉を薄く均一に切ることで、どの客にも同じ厚さで、より風味豊かな鶏肉を提供することに成功したのです。 鶏肉を切るときは、1人が包丁を持ち、1人が棒を持ち、連携して作業を行った。 棒で包丁の背を叩くことに応じて、音の大きさやリズムが変わり、音楽を聴いているような感覚になることから「棒棒鸡」と呼ばれるようになった。

特徴

棒棒鸡は、四川料理の冷菜に属する代表的な料理である。 メインの食材は日本のバンバンジーと同じで鶏肉だが、味付けの特徴は、痺れ、辛味、酸味、甘味、爽やかさ、塩味、香りのすべてが揃った複雑な味わいである。 従来の小吃を打ち破り、ユニークな味、斬新な構成、ブランド力のあるオペレーションで、現代のライフスタイルの新しいダイニングモデルに適合している。 棒棒鸡は、四川料理の「蒸す:集卤」、「和える:拌」、「漬け込む:泡」などの伝統的な調理法を用い、麻辣(花椒)、五香粉、泡椒(発酵唐辛子)、藤椒(青山椒)、香辣(花椒と唐辛子の香り)、咸鲜味(塩味)、酱香(醬油味)などの様々な風味が連なる。