「ポルトガルの淡水魚介類一覧」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→ザリガニ) |
(→ザリガニ) |
||
696行目: | 696行目: | ||
|<br><small>(''Lagostim Marmoreado'')</small> | |<br><small>(''Lagostim Marmoreado'')</small> | ||
|ミステリー・クレイフィッシュ<br><small>(''Procambarus virginalis'')</small> | |ミステリー・クレイフィッシュ<br><small>(''Procambarus virginalis'')</small> | ||
− | |<small> | + | |<small>受精やオスを必要とせず、クローン能力を持ち単独で繁殖(単為生殖)する。自然界の生物ではなく、1990年代にドイツのペット業者による実験によって誕生したと考えられている。</small> |
|- | |- | ||
|[[File:Cherax destructor - Common Yabby.png|155px]] | |[[File:Cherax destructor - Common Yabby.png|155px]] |
2023年9月30日 (土) 15:28時点における版
淡水魚
ウナギ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
エンギーア (Enguia) |
ヨーロッパウナギ (Anguilla anguilla) |
ヨーロッパ全体で非常に人気の高い食材だが、ポルトガルの美食として重要視されていない。地域の名物や郷土料理として観光客に人気がある。生息数の激減により漁が禁止されている河川も多い。 |
ヤツメウナギ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ランプレイア・デ・リル (Lampreia de Riacho) |
ヨーロッパスナヤツメ (Lampetra planeri) |
体長は12~20cm。 | |
155px | ランプレイア・ダ・コスタ・デ・プラタ (Lampreia da Costa de Prata) |
(Lampetra alavariansis) |
ヴォガ川とエスモリス川流域の固有種。 |
155px | ランプレイア・ド・ナバン (Lampreia do Nabão) |
(Lampetra auremensis) |
テージョ川の支流域に限定されている。 |
155px | ランプレイア・ド・サド (Lampreia do Sado) |
(Lampetra lusitanica) |
サド川の水路網にのみ存在する。 |
ランプレイア・デ・リオ (Lampreia de Rio) |
ヨーロッパカワヤツメ (Lampetra fluviatilis) |
||
ランプレイア・マリーニャ (Lampreia Marinha) |
ウミヤツメ (Petromyzon marinus) |
コイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Barbo) |
バーベル (Barbus barbus) |
体長は20~60cm。肉は淡泊な白身で骨が多い。 | |
(Barbo Comum) |
イベリアン・バーベル (Luciobarbus bocagei) |
||
(Bordalo) |
(Squalius alburnoides) |
||
(Escalo do Norte) |
ノーザン・イベリアン・チャブ (Squalius carolitertii) |
||
(Escalo do Sul) |
サザン・イベリアン・チャブ (Squalius pyrenaicus) |
||
(Chub) |
チャブ (Squalius cephalus) |
体長は30~45cm。イベリア半島の固有種で主要な河川流域に生息する。 | |
(Pimpão) |
ヨーロッパブナ (Carassius carassius) |
体長は15~25cm。肉が硬めで骨が多いため高く評価されていないが、釣り人の間ではフライにして食べられている。フナは日本ではコイ同様に釣り人や地域によって伝統的に食べられている。 | |
(Boga Portuguesa) |
(Iberochondrostoma lusitanicum) |
||
155px | (Boga do Guadiana) |
(Chondrostoma willkommii) |
|
(Boga) |
(Pseudochondrostoma polylepis) |
||
155px | (Boga Comum) |
(Chondrostoma polylepis) |
|
155px | (Ruivaca) |
(Achondrostoma oligolepis) |
|
(Ruivaco do Oeste) |
(Achondrostoma occidentale) |
ドジョウ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Verdemã Comum) |
(Cobitis paludica) |
シマドジョウ属。オスは体長7cm、メスは最大13cm。イベリア半島の固有種でポルトガルとスペインに生息する。肉食魚の移入などで生息数は減少傾向にある。食用は可能だが一般的ではない。 |
ミーニョ川
ニシン科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Savelha) |
ニシンダマシ (Alosa fallax) |
||
サーヴェル (Sável) |
アリスシャッド (Alosa alosa) |
サケ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Salmão do Atlântico) |
タイセイヨウサケ (Salmo salar) |
体長は50~70cm。 |
淡水甲殻類
淡水貝
二枚貝
外来種
淡水魚
コイ科
カダヤシ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Gambúsia) |
(Gambusia holbrooki) |
ナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Siluro) |
ヨーロッパオオナマズ (Silurus glanis) |
体長は1~2m。または3mにも達する大型魚。欧州では一般的に食用である。2014年に水産業を目的してドイツの漁師によってテージョ川に持ち込まれた。在来種を脅かす可能性が懸念されている。 |
アメリカナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Bagre Americano) |
アメリカナマズ (Ictalurus punctatus) |
パーチ科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Perca Europeia) |
ヨーロピアンパーチ (Perca fluviatilis) |
体長は20~35cm。 |
ペルカ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lucioperca) |
パイクパーチ (Sander lucioperca) |
カワカマス科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lúcio) |
ノーザンパイク (Esox lucius) |
体長は50cm。和名はキタカワカマス。釣り人のみならず、身の美味しさから食通にも人気が高い。スペインのテージョ川に導入され、そこからグアディアナ川などポルトガルの川に広がり、北部の主要な川で少しずつ繁殖した。 |
サケ科
サンフィッシュ科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Perca Sol) |
パンプキンシード (Lepomis gibbosus) |
体長は10~15cm。北米から多くの国へ導入された魚で日本で特定外来生物に指定されている「ブルーギル」の近縁種である。身は淡泊で無数の小さな骨が含まれるため珍重されていない。 | |
(Achigã) |
オオクチバス (Micropterus salmoides) |
体長は30~40cm。 |
シクリッド科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Chanchito) |
(Austroloherus facetus) |
フンドゥルス科(カダヤシ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Fúndulo) |
マミチョグ (Fundulus heteroclitus) |
カダヤシ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Gúpi) |
グッピー (Poecilia reticulata) |
ドジョウ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Verdemã Italiana) |
(Cobitis bilineata) |
シマドジョウ属。体長は6.5cm~10cm。 | |
(Verdemã da Pedra) |
フクドジョウ (Barbatula barbatula) |
体長は20cm。 | |
(Dojô) |
ドジョウ (Misgurnus anguillicaudatus) |
体長は20cm。 |
貝類
カメ類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Tartaruga de Carapaça Mole Shinesao) |
チュウゴクスッポン (Pelodiscus sinensis) |
フランスでは「侵略的外来種」となっており、ポルトガルでもリストアップされている。世界で古くから存在するカメ料理の中でスッポンは合法的な食材。日本料理では「まる鍋」などが有名である。 | |
(Tartaruga da Flórida) |
アカミミガメ (Trachemys scripta) |
||
(Tartaruga Pintada) |
ニシキガメ (Chrysemys picta) |
||
(Tartaruga Chinesa de Pescoço Listado) |
ハナガメ (Mauremys sinensis) |
||
(Tartaruga da Península) |
ペニンシュラクーター (Pseudemys peninsularis) |
||
(Falsa Tartaruga Mapa) |
ニセチズガメ (Graptemys pseudogeographica) |
||
(Tartaruga Mordedora) |
カミツキガメ (Chelydra serpentina) |
体長は50cm。カナダからエクアドルまでのアメリカ大陸に生息する。料理では米国・ペンシルベニア州のブック・バインダー・スープが有名である。 |
侵略的外来種
淡水魚
コイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Pseudorasbora) |
モツゴ (Pseudorasbora parva) |
日本では地域によって伝統的に食べられている。 |
アメリカナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Peixe Gato Negro) |
ブラック・ブルヘッド (Ameiurus melas) |
体長は15~36cm。アメリカ原産で1871年にフランスへ導入され、ヨーロッパで繁殖した。他のナマズ同様に食用可能である。2022年以降、欧州連合(EU)の侵略的外来種に指定されている。 |
ドンコ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Caboz do Amur) |
マンシュウドンコ (Perccottus glenii) |
甲殻類
カニ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Caranguejo Peludo Chinês) |
チュウゴクモクズガニ (Eriocheir sinensis) |
中国の高級食材「上海蟹」で知られる。1980年代後半にポルトガルのテージョ川で地元の漁師によって初めて発見された。地元では食用として利用したり、商業的な捕獲活動が行われている。 |