「ベルギーの淡水魚介類一覧」の版間の差分
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2023年6月26日 (月) 04:46時点における版
※ただし、汚染物質を蓄積する可能性があるため、捕獲した個体が生息している水質を確認することが重要である。
淡水魚
ウナギ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
アンギーユ (Anguille) |
ヨーロッパウナギ (Anguilla anguilla) |
ウナギは日本と同様にヨーロッパ全体でも非常に人気が高い。ベルギーではアンギーユ・オ・ヴェールが有名。 |
コイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
カルプ (Carpe) |
コイ (Cyprinus carpio) |
体長は40~60cm、または1メートル以上にも達する大型魚。中央アジア原産で、約1万年前に極東および東ヨーロッパに自然に広がったと考えられている。 | |
155px | アルバーン (Ablette) |
ギンヒラウオ (Alburnus alburnus) |
体長は10~15cm。上質な白身でフライは非常に人気が高い。アルバーンを調理する最も一般的な方法であり、釣り人の間では通称、唐揚げを意味する「フリチュール」(friture)と呼ばれる。 |
バボー (Barbeau) |
バーベル (Barbus barbus) |
体長は20~60cm。肉は淡泊な白身で骨が多いことから、それほど人気は高くない。 | |
ブヴィエール (Bouvière) |
ヨーロッパタナゴ (Rhodeus amarus) |
体長は5~6cm。肉は白身。日本ではタナゴを使った料理は地域によって伝統的に親しまれている。 | |
155px | (Blike) |
(Blicca bjoerkna) |
体長は約20cm。その白身の美味しさから知る人ぞ知る釣り師が狙う魚である。ほとんどの釣り人は大型で近縁種のブリームを狙う。 |
ブリーム (Brème) |
(Abramis brama) |
体長は30~50cm。白身の美味しさと料理の多様性から高く評価されている。 | |
カラシン (Carassin) |
ヨーロッパブナ (Abramis brama) |
体長は15~25cm。肉が硬めで骨が多いことから、コイやマスなどの淡水魚に比べてあまり評価されない。日本ではフナを使った料理は地域によって伝統的に親しまれている。 | |
(Vandoise) |
ヨーロッパウグイ (Leuciscus leuciscus) |
体長は15~25cm。白身の繊細な肉質と旨みで知られる。日本でもウグイを使った料理は地域によって伝統的に親しまれている。 | |
155px | (Chevaine) |
チャブ (Squalius cephalus) |
体長は30~45cm。肉は淡泊な白身で骨が多いことから、それほど人気は高くない。 |
155px | (Gardon) |
ローチ (Rutilus rutilus) |
体長は10~30cm。白身の魚で現地の釣り人には生食、他にはフライ、グリル、スープなど、さまざまな方法で食べられている。ただし、汚染物質を体内に蓄積する魚であるため水質が重要。 |
(Ide mélanote) |
(Leuciscus idus) |
体長は30~50cm。釣り上げるのは容易ではなく、その好戦性と白身の肉の美味しさから釣り人たちに高く評価されている。 | |
(Rotengle) |
ラッド (Scardinius erythrophthalmus) |
体長は15~30cm。食用だが他のコイ科の魚ほど珍重されていない。一般的にはローチと同じ方法で調理される。 | |
タンシュ (Tanche) |
テンチ (Scardinius erythrophthalmus) |
体長は20~30cm。 | |
(Vairon) |
ヒメハヤ (Phoxinus phoxinus) |
体長は10cm未満。フライやオムレツに入れて調理される。 | |
(Vandoise) |
デイス (Leuciscus leuciscus) |
体長は15~25cm。釣り人にとって好戦性と料理の満足感で人気が高い。 |
ウグイ亜科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Hotu) |
オオバナウグイ (Chondrostoma nasus) |
体長は20~40cm。淡白で柔らかい白身で比較的美味しいとされているが、無数の小さな骨が含まれる。 | |
(Able de Heckel) |
(Leucaspius delineatus) |
体長は4~6cm。 |
カマツカ亜科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Goujon) |
ヨーロッパカマツカ (Gobio gobio) |
体長は10cm。繊細な白身で、地域によってはフライやオムレツにするのが人気である。カマツカは日本でも食べられているが、特に天ぷらが美味で知られる。 |
パーチ科(スズキ目)
ニシン科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Alose feinte) |
ニシンダマシ (Alosa fallax) |
体長は70cmにもなる大型魚。白身は繊細な風味としっかりとした食感で知られており、食用に最適な魚となっている。 |
155px | (Alose vraie) |
(Alosa alosa) |
体長は30~40cm。白身の柔らかく旨味のある肉質が高く評価されており、さまざまな調理に適している。 |
カジカ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
シャボー・コミュヌ (Chabot commun) |
ヨーロッパカジカ (Cottus gobio) |
体長は10~15cm。身が少ないため商業的に漁獲されていない。 |
トゲウオ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Épinoche) |
イトヨ (Gasterosteus aculeatus) |
体長は4~8cm。身が少ないため商業的に漁獲されていない。日本ではイトヨを使った料理は地域によって伝統的に親しまれている。釣り人の間では唐揚げで食べられている。 |
カワメンタイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ロット (Lotte) |
カワメンタイ (Lota lota) |
体長は25~50cm。 |
ドジョウ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Loche d'étang) |
ウェザーフィッシュ (Misgurnus fossilis) |
体長は20~30cm。 | |
ロシェ・ド・リヴィエール (Loche de rivière) |
(Cobitis taenia) |
体長は10~20cm。 | |
ロシェ・フランシュ (Loche franche) |
(Barbatula barbatula) |
体長は12cm。 |
ヤツメウナギ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lamproie de Planer) |
ヨーロッパスナヤツメ (Lampetra planeri) |
体長は12~20cm。地域によっては伝統的な料理を作るために使用される。釣り人に人気はあるが、魚体が小さいため、料理ではそれほど珍重されていない。 |
カワカマス科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ブロシェ (Brochet) |
ノーザンパイク (Northern Pike) |
体長は50cm。和名はキタカワカマス。身の美味しさから釣り人のみならず美食家にも人気が高い。 |
ナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
シリュール (Silure) |
ヨーロッパオオナマズ (Silurus glanis) |
体長は1~2メートル。または3メートルにも達する大型魚。身は引き締まっていて美味しいため人気がある。日本でもナマズ料理の店や地域によって伝統的に食べられている。 |
チョウザメ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
エステュルジョン (Ésturgeons) |
チョウザメ科 (Acipenseridae) |
チョウザメはキャビアだけでなく全ての部位が利用できる。古くから上質な食材として多くの美食家に知られている。 |
サケ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
オンブル・ドゥ・フォンテーヌ (Omble de fontaine) |
カワマス (Salvelinus fontinalis) |
体長は20~40cm。北アメリカ原産 | |
155px | オンブル・コミュヌ (Ombre commun) |
カワヒメマス (Thymallus thymallus) |
体長は25~40cm。 |
ソモン・アトランティク (Saumon Atlantique) |
タイセイヨウサケ (Salmo salar) |
体長は50~70cm。 | |
トリュイット・ファリオ (Truite fario) |
ブラウントラウト (Salmo trutta) |
体長は約1メートル。 |
河口魚
キュウリウオ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
エペルラン・ウロペアン (Eperlan européen) |
ヨーロッパワカサギ (Osmerus eperlanus) |
体長は15~18cm。 |
ボラ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ミュレポール (Mulet porc) |
シンリップマレット (Chelon ramada) |
体長は35cm。 |
カレイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
プリィ・ドゥーロップ (Plie d’Europe) |
ヨーロッパツノガレイ (Pleuronectes platessa) |
体長は35cm。 | |
フレ・ドゥーロップ (Flet d’Europe) |
ヨーロッパヌマガレイ (Platichthys flesus) |
体長は約50cm。釣り人にとって好戦性と身の美味しさから高く評価されている。 |
トウゴロウイワシ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
ジョエル (Joël) |
ビッグスケール・サンド・スメルト (Atherina boyeri) |
体長は20cm。 |
淡水甲殻類
淡水貝
二枚貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
カルプ (Unionida) |
イシガイ目 (Unionida) |
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155px | ミュエット・エペス (Mulette épaisse) |
イシガイ属 (Unio crassus) |
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155px | ミュエット・ペルリエール (Mulette perlière) |
ホンカワシンジュガイ (Margaritifera margaritifera) |
巻貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Viviparidae) |
タニシ科 (Viviparidae) |
タニシは人間の食料源としてローマ時代からヨーロッパで養殖が行われた記録がある。日本でもタニシを使った料理は地域によって伝統的に親しまれている。※ベルギーでは食用とされていない。 |
外来種
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Achigan à grande bouche) |
オオクチバス (Micropterus salmoide) |
体長は30~40cm。繊細で美味しい身として珍重されている。もともと北米原産の魚だが日本も含め世界各国に導入されて繁殖している。ベルギーでは有害種(特定外来生物)とはされていない。 |
155px | (Corbicula) |
タイワンシジミ (Eriocheir sinensis) |
タイワンシジミ |
クラブ・シノア (Crabe chinois) |
チュウゴクモクズガニ (Eriocheir sinensis) |
日本でもモクズガニ(二ホンモクズガニ)は食用とされる。中国の高級食材で知られる「上海蟹」はオランダの河口(汽水域)から川を遡上し、ベルギー、フランスの河川でも繁殖している。 |
有害種
甲殻類
淡水魚
ハゼ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
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(Gobie à taches noires) |
ラウンドゴビー (Neogobius melanostomus) |
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(Gobie des sables) |
サンドゴビー (Pomatoschistus minutus)) |
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(Gobie tacheté) |
マハゼ (Pomatoschistus microps) |
サンフィッシュ科(スズキ目)
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(Perche soleil)
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(Lepomis gibbosus)
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|エクルヴィス・ドゥ・ルイジアーヌ
(Ecrevisse de Louisiane)
|アメリカザリガニ
(Procambarus clarkii)
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|エクルヴィス・ドゥ・ルイジアーヌ
(Ecrevisse de Louisiane)
|アメリカザリガニ
(Procambarus clarkii)
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|エクルヴィス・ドゥ・ルイジアーヌ
(Ecrevisse de Louisiane)
|アメリカザリガニ
(Procambarus clarkii)
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