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あたたかいご飯に、これがあれば、言うことなしである。</poem></blockquote> | あたたかいご飯に、これがあれば、言うことなしである。</poem></blockquote> |
2022年6月8日 (水) 07:53時点における版
ポロ牛(ぽろうし)は、テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家の向田 邦子(むこうだ くにこ:1929年・昭和4年11月28日 - 1981年・昭和56年8月22日)のエッセイに登場する料理である。
ポロ牛
さる名門の婦人は、オムレツの中に牛ひき肉と玉葱を炒めたのを入れて、それにソースをかけてよくいただくそうです。
その名を牛挽肉をポロポロに炒めるところから 「ポロ牛」と呼びました。
以後乗じてこの料理をポロ牛と呼び、尚一層愛することに決めたのでした。
バターを利かせたプレーン・オムレツに、さらりとした辛口のウスターソースをたっぷりかけて食べるのが好きである。
塩胡椒をちゃんとすれば、ウスター・ソースなどかけるのは邪道に決まっているのだが、笑わば笑えだ。
あたたかいご飯に、これがあれば、言うことなしである。
『霊長類ヒト科動物図鑑』
作り方
①鍋に油を引き牛ひき肉100gと刻みタマネギ半個分を炒めて塩・胡椒する。
②炒めた肉をいったん皿にあけ、鍋へ再度油をたらしオムレツを焼く(卵3個)。
③腕に覚えありな人は卵で肉をきれいにくるむ。 そうでない方は皿上の肉の上へ薄焼き卵をかぶせる。
◎ごはんと。
参考文献
- 『霊長類ヒト科動物図鑑』:1981年(昭和56年)9月
- 『海苔と卵と朝めし』(食いしん坊エッセイ傑作選):2018年12月