「シチウ・トマト」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
3行目: | 3行目: | ||
'''シチウ・トマト'''(Stew Tomato)は、大正4年(1915年)1月に刊行された『[[婦女雑誌]]』に掲載された料理である。 | '''シチウ・トマト'''(Stew Tomato)は、大正4年(1915年)1月に刊行された『[[婦女雑誌]]』に掲載された料理である。 | ||
+ | トマト(西洋赤茄子なり) | ||
+ | トマトを沸湯の中へ三分間程入れ皮の少しやはらかになりたる處を度とし、へたと、しんと、を例の柿のへたと共にしん迄ゑぐり取る工合に取り皮を剥き、なま絞りにし其酢味のつゆと種とを絞り出し鍋へ入れパンの極柔らかなる處を少し入れ鹽少しと砂糖を匙に一杯半程加へとろとろ火にて二十分程煮てとろとろになりたる處を皿へ入れるなり之をシチウ、トマトと云ふ、 | ||
+ | |||
+ | 又生の儘(まま)、へたと、しんと、を去り其ゑぐりたる穴へ極(こま)かにして煮たる牛肉を詰め牛の油を掛け焼くなり之をトマト、ロースと云ふなり | ||
---- | ---- |
2022年4月11日 (月) 01:20時点における版
シチウ・トマト(Stew Tomato)は、大正4年(1915年)1月に刊行された『婦女雑誌』に掲載された料理である。
トマト(西洋赤茄子なり) トマトを沸湯の中へ三分間程入れ皮の少しやはらかになりたる處を度とし、へたと、しんと、を例の柿のへたと共にしん迄ゑぐり取る工合に取り皮を剥き、なま絞りにし其酢味のつゆと種とを絞り出し鍋へ入れパンの極柔らかなる處を少し入れ鹽少しと砂糖を匙に一杯半程加へとろとろ火にて二十分程煮てとろとろになりたる處を皿へ入れるなり之をシチウ、トマトと云ふ、
又生の儘(まま)、へたと、しんと、を去り其ゑぐりたる穴へ極(こま)かにして煮たる牛肉を詰め牛の油を掛け焼くなり之をトマト、ロースと云ふなり