「アロス・ア・ラ・クバーナ」の版間の差分
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一般的には、玉ねぎ、ニンニク、トマトソースで炒めた牛挽肉、さいの目に切ったジャガイモ、レーズン、さいの目に切ったニンジンに加え、白米、目玉焼き、熟した現地の天然バナナを縦に切って揚げたものである。 | 一般的には、玉ねぎ、ニンニク、トマトソースで炒めた牛挽肉、さいの目に切ったジャガイモ、レーズン、さいの目に切ったニンジンに加え、白米、目玉焼き、熟した現地の天然バナナを縦に切って揚げたものである。 | ||
2021年10月26日 (火) 20:30時点における版
アロス・ア・ラ・クバーナ(Arroz a la cubana)は、スペイン料理の一つで、カナリア諸島では非常に典型的な料理です。 スペインのレストランでは、とても人気のあるメニューであり、最初のコースとして熱々の状態で出されることが多い。 また、スペインによる植民地時代の影響下にあった国でも人気のある米料理です。
起源
様々な非公式の資料を含めて以下の説がある。
- ペルー、フィリピンが起源であるとする説。
- カリブ料理で知られている米料理の一つが、大陸で改良されて定着したという説。
- スペイン領であったキューバの目玉焼き付きの米料理が起源ではないかという説。
- スペイン領キューバ総督領時代に米料理に目玉焼きが入ったことで生まれたという説。
特徴
白米、目玉焼き、揚げプランテン(クッキングバナナ)、またはバナナ、トマトフリト(トマトソースの一種)で構成されています。 茹で上げた白米は、グラスやカップで山型に成形するのが一般的で、通常はスペインの典型的な丸粒の米を使って調理され、熱々の状態で提供される料理です。 甘いバナナ、または熟したプランテンのフライが添えられることにより、甘味と塩味のコントラストを楽しむことができます。
地域性
スペイン・カタルーニャ州
スペイン北東部のカタルーニャ州では、プランテンの代わりにソーセージが使われることもある。
ペルー
白米、揚げプランテン、揚げたホットドッグ・ウィンナー、白米の上に目玉焼きをのせた料理が一般的である。
フィリピン
スペイン植民地時代から食べられていたが、現代では必ず挽肉をトマトやトマトソースで煮込んだものが入っており、この牛肉の調理法自体が、ラテンアメリカのピカディージョに相当する。 言い換えれば、フィリピンのアロス・ア・ラ・クバーナは、他の国で知られているピカディージョとアロス・ア・ラ・クバーナを組み合わせたものである。 一般的には、玉ねぎ、ニンニク、トマトソースで炒めた牛挽肉、さいの目に切ったジャガイモ、レーズン、さいの目に切ったニンジンに加え、白米、目玉焼き、熟した現地の天然バナナを縦に切って揚げたものである。
多様性
ご飯は山型ではなく、平盛、またトマトソースと調理したものもあります。 目玉焼きではなく、スクランブルエッグを添えたメニューもある。 バナナが入っていないものもあり、代わりにフランクフルトタイプのソーセージ、時にはベーコンも使われるメニューもあります。 日本人にも簡単な朝食などの食事としても馴染みやすいスタイルです。