「ダブダブ」の版間の差分

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2021年8月25日 (水) 20:06時点における版

マナドの名物ソース『ダブダブ』

ダブダブ(Dabu dabu)は、インドネシアの最北端(スラウェシ島ミナハサ半島)に位置する北スラウェシ州の州都であるマナドの調味料である。

ダブダブは、インドネシア全域で使用されている一般的な万能ソース(サンバル)とは、かなり味が異なります。このサルサの様なソースは「マナドの生サンバル」と評される名物ソースです。

マナドの食文化

コウモリ料理(パニキ)とダブダブ

ブッシュミート

北スラウェシのミナハサ半島で最も人口の多い民族グループのミナハサ族の料理であるミナハサ料理またはマナド料理は非常に辛く、インドネシアの他の地域ではあまり見られない食材を使用することがあります。例えば、犬(エルウェー:RW/Rintek wuuk)、猫(Tusa:バッテリー会社の猫のロゴからEvereadyとも呼ばれる)、野ネズミ(Tikus hutan)、コウモリ(フルーツバット:Paniki)、クロザル(Yaki)、スローロリス(Kuse)、バク(Tapir)、水牛(Anoa)、ニシキヘビ(パトラヘビ:Patola)と呼ばれるものが地元ではよく食べられている。

海産物と日本とのかかわり

マナドの食卓の一例

マナドは、昭和初期には数件の土着民が点在する小さな部落様であったが、日本人の大岩 勇(愛知:豊浜出身)が興した東インド水産が、造船、漁業により就労の場を作り町を形成し、その後、沖縄の伊平屋伊是名島から多くの漁民が戦前から定住して、家庭を持っていましたが終戦で帰国した人もいますが、今でも定住している日系人が存在します。古くから日本人による漁法、鰹節の製法の教与により、現在も多くは焼津、枕崎へ輸出されています。 マナドをはじめとする北スラウェシの港町では、マグロ、ビンナガ、カツオ、マダイ、サバ、アジ、マナガツオ、エビ、ムール貝やカニなど魚介類が豊富にあります。カツオを燻製にした「カカラン・フフ」は、ビトゥンの漁師町で人気の料理です。

マナドのもう一つの人気料理は、リカリカとダブダブである。リカリカは魚や肉を唐辛子、エシャロット、ニンニク、トマトで煮込んだ料理で、ダブダブは唐辛子、エシャロット、青トマトを刻んでライム汁を混ぜたサンバルに似た調味料である。もうひとつの野菜は、パパイヤの花のつぼみをエシャロット、チリ、青トマトと一緒に炒めた「サユール・ブンガ・パパイヤ」です。 州都マナドは、トウモロコシ、魚の燻製、青菜、唐辛子を使った米のお粥「ティヌトゥアン」という人気の郷土料理にちなんで「コタ・ティヌトゥアン」とも呼ばれる。この料理は県外では「ブブールマナド」(Bubur Manado:マナドのお粥)として知られており、ティヌトゥアンは健康と活力を増進させると言われている。

特徴

ダブダブは、赤唐辛子、バーズアイチリ(タイや沖縄の島唐辛子タイプ)、青トマトまたは赤トマトと、エシャロット、そして塩と砂糖を少々加えて刻んだものである。すべてをさいの目に刻んで、新鮮なカラマンシーの果汁(現地ではレモン・クイまたはジュルック・カストゥリと呼ばれる)と混ぜ合わせる。カラマンシーの代わりに、コブミカンやレモンの果汁を使うこともある。唐辛子と柑橘類の果汁が爽やかな酸味とスパイシーな風味を醸し出します。

基本的な種類

用途

マナドでは、日本人が醤油を使うのと同様に全ての料理に使われる万能調味料です。 ダブダブは、魚の炭火焼き(イカン・バカール)、魚の揚げ物(イカン・ゴレン)、蒸し焼き料理(ウォク)、カツオを詰めた揚げパン(パナダ)、焼いた肉や揚げ物、新鮮なマグロなどの刺身、野菜炒めなど、様々な料理のソースに使われ、さらには、シンプルに「ご飯のお供」としても食べられます。

ギャラリー

関連項目