「イル・ポモ・ドーロ」の版間の差分
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'''イル・ポモ・ドーロ'''(Il pomo d'oro:黄金のリンゴ)は、1668年にウィーンの特設野外劇場で宮廷の前で初演された長大作オペラである。<br> | '''イル・ポモ・ドーロ'''(Il pomo d'oro:黄金のリンゴ)は、1668年にウィーンの特設野外劇場で宮廷の前で初演された長大作オペラである。<br> | ||
イタリアの作曲家アントニオ・セスティが、フランチェスコ・スバラ(1611-1668)の台本を用いて作曲したプロローグと5幕からなり、プロローグ、第1幕、第2幕を7月12日に、第3幕、第4幕、第5幕を7月14日に上演するという、2日がかりで上演された。<br> | イタリアの作曲家アントニオ・セスティが、フランチェスコ・スバラ(1611-1668)の台本を用いて作曲したプロローグと5幕からなり、プロローグ、第1幕、第2幕を7月12日に、第3幕、第4幕、第5幕を7月14日に上演するという、2日がかりで上演された。<br> |
2021年7月8日 (木) 20:57時点における版
イル・ポモ・ドーロ(Il pomo d'oro:黄金のリンゴ)は、1668年にウィーンの特設野外劇場で宮廷の前で初演された長大作オペラである。
イタリアの作曲家アントニオ・セスティが、フランチェスコ・スバラ(1611-1668)の台本を用いて作曲したプロローグと5幕からなり、プロローグ、第1幕、第2幕を7月12日に、第3幕、第4幕、第5幕を7月14日に上演するという、2日がかりで上演された。
当初は、1666年にハプスブルク家の神聖ローマ皇帝レオポルド1世とスペインのマルガレット・テレジアの結婚を記念して上演される予定でしたが、1668年の皇后の17歳の誕生日に合わせて上演されました。
この演出は、その豪華さと費用の面で前例のないものでした。設計者のルドヴィコ・オッタヴィオ・ブルナチーニは、24ものセットを用意し、難破船や塔の崩壊など、壮大な舞台装置がふんだんに使用された。
演奏担当であったイタリアの作曲家アントニオ・チェスティが翌年に亡くなり、それ以後の公演はなかった。
あらすじ
このオペラは「パリスの審判」の物語である。
神々は、トロイの木馬の王子パリスに、ヴィーナス、ジュノー、パラス(ミネルヴァ)の3人の女神のうち、誰が最も美しく、不和の黄金の林檎にふさわしいかを決めるように依頼します。
パリスはヴィーナスに賞を与えます。捨てられた女神たちは復讐しようとしますが、ジュピターは混乱に終止符を打ち、観客に向かって金のリンゴを女帝マーガレット・テレサに授与する。