「ポルトガルの淡水魚介類一覧」の版間の差分
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2023年9月19日 (火) 13:46時点における版
淡水魚
ウナギ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
エンギーア (Enguia) |
ヨーロッパウナギ (Anguilla anguilla) |
ウナギは日本と同様にヨーロッパ全体でも非常に人気が高い。料理ではエンソパード・デ・エンギーアス、エンギーア・エン・モーリョ・デ・エスカベシュなどがある。 |
ヤツメウナギ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lampreia-de-Riacho) |
ヨーロッパスナヤツメ (Lampetra planeri) |
体長は12~20cm。 | |
155px | (Lampreia da Costa de Prata) |
(Lampetra alavariansis) |
ヴォガ川とエスモリス川流域の固有種。 |
155px | (Lampreia do Nabão) |
(Lampetra auremensis) |
テージョ川の支流域に限定されている。 |
155px | (Lampreia do Sado) |
(Lampetra lusitanica) |
サド川の水路網にのみ存在する。 |
(Lampreia de Rio) |
ヨーロッパカワヤツメ (Lampetra fluviatilis) |
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(Lampreia Marinha) |
ウミヤツメ (Petromyzon marinus) |
コイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Barbo) |
バーベル (Barbus barbus) |
体長は20~60cm。肉は淡泊な白身で骨が多い。 | |
(Boga) |
(Pseudochondrostoma polylepis) |
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155px | (Bordalo) |
チャブ (Squalius cephalus) |
体長は30~45cm。イベリア半島の固有種で主要な河川流域に生息する。 |
(Barbo Comum) |
(Luciobarbus bocagei) |
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155px | (Bordalo) |
(Squalius alburnoides) |
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(Escalo do Sul) |
(Squalius pyrenaicus) |
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(Pimpão) |
ヨーロッパブナ (Carassius carassius) |
体長は15~25cm。肉が硬めで骨が多いため高く評価されていないが、釣り人の間ではフライにして食べられている。フナは日本ではコイ同様に釣り人や地域によって伝統的に食べられている。 | |
155px | (Boga Comum) |
(Chondrostoma polylepis) |
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(Boga Portuguesa) |
(Iberochondrostoma lusitanicum) |
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155px | (Boga do Guadiana) |
(Chondrostoma willkommii) |
ドジョウ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Verdemã Comum) |
(Cobitis paludica) |
ニシン科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Savelha) |
ニシンダマシ (Alosa fallax) |
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サーヴェル (Sável) |
アリスシャッド (Alosa alosa) |
サケ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Salmão do Atlântico) |
タイセイヨウサケ (Salmo salar) |
体長は50~70cm。 |
淡水甲殻類
淡水貝
二枚貝
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Unionida) |
イシガイ目 (Unionida) |
イシガイ類の食用は特にアジアが多く、日本でも古来より食されてきた。琵琶湖や霞ケ浦などの周辺地域ではイケチョウガイ、カラスガイ、ドブガイ、タテボシガイなどが伝統的に食べられている。 | |
(Náiade Comum) |
(Unio delphinus) |
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(Náiade do Guadiana) |
(Unio tumidiformis) |
絶滅危惧種 | |
155px | (Náiade Negra) |
(Potomida littoralis) |
絶滅危惧種 |
(Ameijão Pequeno) |
(Anodonta anatina) |
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(Ameijão Grande) |
シラトリドブガイ (Anodonta cygnea) |
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ミュエット・ペルリエール (Mulette perlière) |
フレッシュウォーター・パール・ムッセル (Margaritifera margaritifera) |
イシガイ目カワシンジュガイ科の二枚貝。食用は可能だが一般的ではない。ヨーロッパでは主に淡水パールを採取するために養殖されている。 |
外来種
淡水魚
コイ科
カダヤシ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Gambúsia) |
(Gambusia holbrooki) |
ナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Siluro) |
ヨーロッパオオナマズ (Silurus glanis) |
体長は1~2m。または3mにも達する大型魚。欧州では一般的に食用である。2014年に水産業を目的してドイツの漁師によってテージョ川に持ち込まれた。在来種を脅かす可能性が懸念されている。 |
アメリカナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Bagre Americano) |
アメリカナマズ (Ictalurus punctatus) |
パーチ科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Perca Europeia) |
ヨーロピアンパーチ (Perca fluviatilis) |
体長は20~35cm。 |
ペルカ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lucioperca) |
パイクパーチ (Sander lucioperca) |
カワカマス科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Lúcio) |
ノーザンパイク (Esox lucius) |
体長は50cm。和名はキタカワカマス。釣り人のみならず、身の美味しさから食通にも人気が高い。スペインのテージョ川に導入され、そこからグアディアナ川などポルトガルの川に広がり、北部の主要な川で少しずつ繁殖した。 |
サケ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Truta des Fontes) |
カワマス (Salvelius fontinalis) |
||
(Truta Arco Íris) |
ニジマス (Oncorhynchus mykiss) |
体長は60cm。 | |
(Truta Marisca) |
ブラウントラウト (Salmo trutta) |
体長は約1メートル。 |
サンフィッシュ科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Perca Sol) |
パンプキンシード (Lepomis gibbosus) |
体長は10~15cm。北米から多くの国へ導入された魚で日本で特定外来生物に指定されている「ブルーギル」の近縁種である。身は淡泊で無数の小さな骨が含まれるため珍重されていない。 | |
(Achigã) |
オオクチバス (Micropterus salmoides) |
体長は30~40cm。 |
シクリッド科(スズキ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
155px | (Chanchito) |
(Austroloherus facetus) |
フンドゥルス科(カダヤシ目)
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Fúndulo) |
マミチョグ (Fundulus heteroclitus) |
貝類
カメ類
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Tartaruga de Carapaça Mole Shinesao) |
チュウゴクスッポン (Pelodiscus sinensis) |
フランスでは「侵略的外来種」となっている。ポルトガルでも繁殖する(既にしている)可能性が十分にある。カメ料理は世界で古くから存在し、日本料理では「まる鍋」などが有名である。 |
侵略的外来種
淡水魚
コイ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Pseudorasbora) |
モツゴ (Pseudorasbora parva) |
日本では地域によって伝統的に食べられている。 |
アメリカナマズ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Peixe Gato Negro) |
ブラック・ブルヘッド (Ameiurus melas) |
体長は15~36cm。アメリカ原産で1871年にフランスへ導入され、ヨーロッパで繁殖した。他のナマズ同様に食用可能である。2022年以降、欧州連合(EU)の侵略的外来種に指定されている。 |
ドンコ科
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
グージョン・ドゥ・ラムール (Goujon de l'Amour) |
マンシュウドンコ (Perccottus glenii) |
甲殻類
カニ
画像 | 現地名 | 一般名(学名) | |
---|---|---|---|
(Caranguejo Peludo Chinês) |
チュウゴクモクズガニ (Eriocheir sinensis) |
中国の高級食材で知られる「上海蟹」は1980年代後半にポルトガルのテージョ川で地元の漁師によって初めて発見された。地元では食用として利用したり、商業的な捕獲活動が行われている。 |