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現在、我々が恩恵を受けているトマト缶など保存性のある加工食品の生い立ちは、1800年にさかのぼる。
当時、ナポレオンは征服の軍事作戦で遠征する際、より長持ちをする戦闘糧食を強く望んでいた。

イタリアのイエズス会, ラザロ・スパランツァーニは、密封されたガラス容器に有機物の溶解液を入れて1時間煮沸すると「食べ物を腐敗させる」細菌の増殖と変性現象が止まることを示し、彼の研究は科学的レベルで高く評価され出版にまで至った。
しかし、滅菌システムの特許を取得したのはフランスの発明家、二コラ・アペールであった。

トマトの保存食といえば、ドライトマトも現代では広く知られることになったが、サンドライトマトは古くから大衆の知恵で伝統的に作られてきた保存食であり、特に近世紀に発明された加工食品というわけではない。