「ドビグラス(昭和12年)」の版間の差分
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*『手輕に美味しく出来る家庭向き支那料理と西洋料理』:昭和十二年・香蘭社 | *『手輕に美味しく出来る家庭向き支那料理と西洋料理』:昭和十二年・香蘭社 |
2022年5月8日 (日) 00:43時点における版
ドビグラス(どびぐらす)は、昭和12年(1937年)に香蘭社から発行された『手輕に美味しく出来る家庭向き支那料理と西洋料理』に掲載されたソースである。
拵へ方
ドビグラスは、即ち煮込みものに使ふ材料にして、トマトソースを原料とします。
先づメリケン粉約一合位を、フライパンにヘット四分ノ一位を煮溶したる中に入れ、スパテル(杓子)の如きものにて撹廻し、粉が狐色になったならば、トマトソースを徐々に注ぎ入れながら撹廻し、適當の赤色と硬さになったならば、少量の湯亦は水を加へ、尚よく撹廻し、夫れをば、豚の骨スープ、亦は鷄の骨スープ一升位の中に入れ、火にかけて煮溶します、此場合、玉葱の屑、人参の皮、何でもよろし野菜の屑や、肉の切などを入れて煮込みますと、非常に美味い、ドビグラスが出來ます、斯くして(長い程よろし)煮込みたるものは裏漉して壺などに探置き、必要に應じて、使用する事。
夏は毎日火を入れる事、冬は一週間位は大丈夫保ちます。
『手輕に美味しく出来る家庭向き支那料理と西洋料理』西洋料理の部(二二)
関連項目
参考文献
- 『手輕に美味しく出来る家庭向き支那料理と西洋料理』:昭和十二年・香蘭社